ノープランでやって来た私達、ホテルスタッフさんからお勧めされた場所はもう一か所。
海辺の光景を楽しむのであれば、「海ノ中道」辺りはどうでしょう!」との事。
私でも「海ノ中道」の地名は聞いた事あったような・・・。


計画もたてずにやって来てしまった今回は、とにかくそれで決まりです!


博多の中心部から車で1時間ほどのところにある海ノ中道は、「日本の白砂青松百選」にも選ばれた風光明媚な地。
全長約8km、最大幅約2.5kmの巨大な砂州で、北は玄界灘、南には博多湾がある。

さらに足を延ばしたところにあるのが志賀島です。
島と言っても海ノ中道とは陸続きであり、道路が通じているので車で行けます。一周しても20分くらいで、博多湾(内海)と玄界灘(外海)と両方の風景が楽しめました。

昔習った歴史の教科書で・・・
九州の農民が田んぼを耕している最中に、偶然「「金印(漢委奴国王印)」を発見した。・・・とありましたが。それがこの志賀島であったなんて知らなかったわぁ#59142;

              
島には国宝である「金印」が発掘された場所であるとして、「金印公園」なる場所もあるのです。漢の光武帝から贈られたという・・・金印は、このようなところで発見されたのですね。


島内で最も眺めの良い、「潮見公園展望台」から周囲を眺めて楽しんだ。
海ノ中道は勿論、博多の街々、ヤフードームまで。360度のパノラマが望めました。
風は少しはあったものの、、ピンと張りつめた空気が気持ち良い#59125;


「リツ子・その愛」や「火宅の人」などの著作で知られる・・・作家・檀一雄が、妻の律子を結核で亡くしたのも、先に記した福岡県の糸島でしたが・・・。
晩年を能古島に移り住んで過ごした彼は「火宅の人」を書き上げ、その生涯を終えたそうです。

島の中のくぼ地、海風が吹き込まなくて温かなのでしょうか?
至る所に植えてあった、鮮やかなオレンジ色の実の付いた木。
島に入ってすぐの入り口近くで・・・夫が見つけた、ミカンの無人販売所です。
                        
前を走っていた車も停まって、常連さんなのかな?偶然にも買い求める姿を目撃#59025;
こちらで買ったポンカンの美味しかった事#59125;
旅行中の数日で食べきってしまったのだけど、バカ旨と言いたいくらいに美味しいミカンでした。
それ以外にも、島内のあちこちで目にした水仙の花。一月とは思えない温かさを感じました。

途中立ち寄りした・・・「海の中道 海辺の里」は道の駅のような施設。
        
外観は・・・・・???
http://www.wj-public.co.jp/works/umibe/
食堂の他、広いフロアー内には志賀島をはじめ周辺で採れた新鮮なお野菜が並ぶ。
その他にも、地元で獲れたのでしょう。
珍しい魚たちが安価な値段で売られていました。
生け簀の脇には選んだ食材の調理が頼める窓口があって、地元の方でしょうか?お刺身を頼んでいたから…
それを真似をした、私達。

実はここへは、志賀島へ渡る前に一度立ち寄りをして・・・帰りもまた来店したのです。
だからレジのお姉さん、私達を見て「ニコッ」。
「お昼ご飯をここで」と言いますと、島の食堂で食べてくるものと思っていたようで・・・。
行きに見たお寿司がなくなっていたら、「すぐに作りますから、待っていてもらえますか?」とか、「これは特別です」ってお茶のサービスがあったり・・・何かと気遣って頂いてしまいました。


飛魚のお刺身です。珍しいでしょう#59125;
プラス100円だったかしら・・・で調理を。そしてまたプラス料金でお箸やお醤油のオーダーが出来ます。
お刺身には最初から、大根のツマや大葉などは付きませんとあって。でも見た目等の体裁、「名」よりも「実」をとる私達です。
         
大きな玉子が巻かれた海苔巻き、揚げたてのコロッケに、サザエのつぼ焼きも。
フロアーの奥にあったテーブル席で、地元の「旬」の味をリーズナブルな料金で済ませてしまった私達。
併設のちゃんとした食堂で食べていた方達にはゴメン#59122;

          
この日は好天に恵まれたせいもあり、結果としては大成功であった。
志賀島を取り巻く自然と景観の美しさ#59130;
福岡湾を囲む・・・海ノ中道と志賀島がつらなる・・・海ノ中道エリア、とてもお勧めです。
これからの時期は、色々な花々も咲き乱れると言う・・・海ノ中道海浜公園は特に、家族連れが楽しめるスポットでありましょう#59125;