3月に入っても寒い日が続きました。
それでも先週からは、彼岸の入り。春の彼岸は「春彼岸」と呼ぶのだそうです。


自然をたたえ、生物をいつくしむ日として「春分の日」が設けられているように・・・春のお彼岸は、畑の種まきとも密接した関係があると言います。
お休みであった今日は、昼前から実家へ出かけておりました。
その道中、車窓から目にした光景は・・・
まだ何もない田畑に出て、トラクターを動かし働く農家のおじさんの後姿。

毎回同じながら、それでも何時もの見慣れた山々がどことなく春めいて見える。
薄曇りの空模様の元、ハッキリではないものの・・・木々の枝先が淡いピンクに色づいて、若葉が芽吹く気配を見せてきているような。。
写真には撮れなかったけど、空高く飛んでいるハングライダーも見えました。


実家の庭先で、周囲に春の気配を濃厚に漂わしていた・・・ボケ(木瓜)の花。
実が瓜のような形であるところから、「木瓜」なんですって。
                 

ソックリの花が咲く、木瓜より背の低いクサボケ(草木瓜)が咲きはじめるのも、間もなくの事ですね。


実家の庭に咲く、クリスマスローズです。
今月初め遊びに行った時、すでに咲きはじめていたのだけれど。
まだこうして新しい蕾が次々と育っていっている、クリスマスローズって意外に長く楽しめる花なのね。

                           
ハナニラの花も日だまりの中、数輪咲きはじめていた。

                               
午後のティータイムに食べたのは「洋菓子工房 ロブノオル」の、ふんわりスポンジに生クリーム、フレッシュなイチゴやピーチ、キウイフルーツがちりばめられたロールケーキ。
カットの仕方が非常にザツだ。←やったのは、我が母#59136;柔らかだから仕方ないものの#59142;

お彼岸といえば、お供えものの定番は「ぼたもち」ながら。春と秋には呼び名を変えて、小さなぼたもちにさえ風情を盛り込んだのは、日本人のもつ繊細さでしょう。

自然に寄り添う暮らしの中で、寒さやそれに伴う様々な辛さ。それらが彼岸頃には和らいで楽になるよう……「暑さ寒さも彼岸まで」と言った諺に、私達の祖先は励ましの意を込めたであろうと、改めて感じいったのでした。