近江八幡に本社を置く「たねや」グループの、「ラ コリーナ 近江八幡」メインショップです。



ホテルのチェックアウト後は、湖沿いをドライブ。
琵琶湖へは大昔に訪問ずみながら、面積の広さに改めて驚きました。

琵琶湖をひと回りしてからは、近江商人と水郷で有名な・・・近江八幡市内へと入ります。

メンソレータムやリップクリームなどの製造&販売で知られる「近江兄弟社」の看板が。ここって学校まで経営しているのですね。。

現在の滋賀県、琵琶湖周辺出身の商人たちは・・・江戸時代中期全国規模でビジネス活動を行い、時には海外へも進出していたと言われる・・・所謂「近江商人」と呼ばれた人々である。
トヨタ、丸紅、伊藤忠、高島屋、日本生命、ワコール、西川産業等・・・近江に起源をもつ・・・一流企業、老舗企業近は現在でも数多く存在していると言われています。
小豆あんと砂糖に小麦粉を混ぜ合わせた・・・名物「でっちようかん」も、近江商人の街ならではの一品に思えました。

・・・で、もうおわかりですね。
最初の目的となった場所は近江八幡の「たねや」さん。店先の枝垂れ桜が満開でした。

人気のバームクーヘンで知られる「クラブハリエ」は、「たねや」の洋菓子部門・・・なーんて知ったかぶりをしているけど。。
私ったらほんの少し前まで「クラブハリエ」の名前さえも知らないでいたのに#59142;
しかし数年前、「たねや」さんの「ふくみ天平てんびん」「梅の実ゼリー」は食した経験あり。。
また、同じソネブロ仲間で以前お付き合いしていた・・・らびちゃんさんからは、期間限定商品である「久里久里」と「栗月下」の詰め合わせをお送り頂いてました。

そう、ここまで来たからには・・・CLUB HARIEを、焼きたてバームクーヘンセットを食べなくてはなりませぬ#59133;
噂のお店へ、とにかく行ってみたい#59125;
そうは言え、地元だけに「たねや」「クラブハリエ」のどちらでググっても、店舗数が半端なくあるのです。
初めての土地であり、土地勘の全くない私達は何が何だか#59139;
本店とあるから間違いない?と、ナビに表示された「たねや本店」でたどり着いたのがこちらでした。


「たねや 日牟禮茶屋(ひむれじゃや)」でした。
店の看板文字も、右から左に読むよう表記されているです。
道路を挟んで建つ趣あるレンガ作りの店舗にも「CLUB HARIE」のロゴが、どうやらそちらがクラブハリエ本店だったみたい。


どちらにしても、まだ旅ははじまったばかり・・・。バームクーヘンを買って帰る予定はありませんけど。。店内を見学させてもらいましょう・・・とは、オイオイ#59120;

八幡宮へのお詣りや散策のあいまに立ち寄れる、昔ながらの茶店をイメージした・・・「たねや 日牟禮乃舍」。
落ち着いた町家風の店舗は・・・外観もムードがあって、その上立派です。
          
店内に商品の並ぶショーケースとは別に・・・目の前で焼き上げる工房が設けてあり、あつあつの「つぶら餅」は奥のスペースで食べられると言う。
          
・・・そうと聞いては、お味見してみましょうか。


経木のお船にのって一個ずつとは、ケチくさい?
だって、だってタコ焼きくらいのこんな小さサイズでもって、一粒が80円。
一口で食べ終えてしまいます。
美味しかったかと聞かれたら・・・美味しかったけど、場所代と言いましょうか、老舗の雰囲気を味わう・・・それに尽きてしまうものと感じられました。


このムード、この空間に身を置くって感じかな。
着席すると・・・奥に見える水屋で、二つ並ぶ竈の大釜からお湯を汲み・・・お茶を入れて来てくれます。
湯気がたっているのが見えますね。


石造りの流し台で使っているのは、銅製の薬缶に、銅製のお盆。
「何時もピカピカにしておくのって大変なんだ」と、ジャム作りや料理に自分専用の銅製お鍋を使っている夫にはその苦労がわかるみたい。。。

写真を撮っていたら、「よろしかったら、奥の蔵の中もご覧ください」だって。
          
資料の展示がしてありました。
どんな客に対しても変わらない丁寧な接客、スタッフ教育の徹底ぶりに感心しました。
全体に漂う空気感、御殿場にある「とらや工房」を思い出しました。

たねや日牟禮茶屋

昼総合点★★★☆☆ 3.0



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場所は変わり・・・
地図を頂き、やって参りました。一転してオニューなムードの「ラ コリーナ」、メインショップ入口です。


店内の壁に飾られているのは、昔から使われていた・・・干菓子や祝い菓子の木型たち。
          
カフェがあるのは、お二階#59125;
ショッピングされている皆さんを上から#59009; 平日に関わらず、団体のツアーバスが何台もやってきていました。
それって観光スポットそのものね。



職人が焼き上げるほんのりあたたかい焼きたてのバームクーヘンを、自然のぬくもりある空間で・・・がこちらのカフェのウリなのです。
          

この地方で重宝され親しまれた栗材。山から切りだしてきて造られたテーブルや椅子、照明など、内装のデザインも凝っていてオシャレだと感じました#59130;


山の景色を眺めながら・・・念願であった、焼きたてバームクーヘンセット(税込896円)#59126; ←我ながら、ホント物好きだなぁ#59142;
                        

「ラ コリーナ」とは、イタリア語で「丘」という意味だそう。
和・洋菓子のメインショップをはじめ、たねや農藝、本社、飲食店、マルシェ、専門ショップ、パンショップなどが・・・自然の流れに寄り添いながら、長い年月をかけて手がける壮大な構想の元展開されている・・・屋根一面が芝におおわれた、ラ コリーナ近江八幡のメインショップでした。

クラブハリエ自慢の焼きたてのバームクーヘンも食べたし・・・高級感に満足をした後は、一路岡山まで。
この日の宿泊地は、瀬戸内海沿いの倉敷なのです。

※そう言えば・・・クラブハリエのパティスリー「オクシタニアル」のミニギフトスィーツ・・・お店のイメージカラーである黄色とオレンジ色のカラーリング。ヒマワリの花の柄が施されたギフトボックスはお嫁ちゃんが買ってきてくれた。その空き缶がまだ手元に残っているのでした。
https://taneya.jp/index.html

こんな感じで始まった今回の旅。
食べる事が好きな方は、お楽しみに。
そうでない方も、適度にお付き合い頂けたらと思っておりまする#59128;