輪島の千枚田を過ぎ、車で海沿いを走って行くと・・・付近一帯次から次へと塩田が並ぶ地域へと入ります。
        
数ある塩田の中、気楽に楽しめるのではないかと思った「塩の駅 輪島塩」へ行ってみました。
外観の写真はなし。

その代りに一枚。周りを竹で作った間垣に囲まれた駐車場です。

目の前に広がっていたのは・・・能登最大級との塩田。棚田のあとは、塩田だなんちゃって!

ここでは昔ながらの製法にこだわった塩作りが楽しめる「塩田体験」もながら、私達はプロの技を見学しました。
ご存知!
ウチョケ(打桶)と呼ばれる手桶で、溜めた桶引桶(シコケ)から海水を汲み塩田に撒く!その都度、周囲から沸く拍手#59125;
          
塩作りの行程のひとつ、海水を豪快に撒く様子が決まっているのはサスガです。
朝ドラ「まれ」でも最も魅力的なキャラと思ったのが・・・塩作り一筋、塩にかける姿が印象的であった。寡黙な民宿の主・元治さん、演じる田中泯は役柄にハマっていました。


気軽に入って見学、その上塩の試食もありました。作業小屋の屋内では、海水から塩へと煮詰める、搾る・・・等の説明があり。。積極的に味見も勧められました。
 
約12時間かけてゆっくり水分を蒸発させる「本焚き」、その隣りは「ろ過装置」かと思います。

他にも塩田作業に使われる、昔ながらの道具が店内、屋外にと展示されていました。
        
ウチョケの花器に活けられた、季節の花々。地道な作業風景の中、ここだけホッとする空気が感じられました。

        
「あ!これ、子供の頃家にあった竈と同じだ」と、夫は懐かしそうにしばらく眺めています。
架けてあるお釜のご飯が炊きあがったら、おむすびとして試食できるのだそう。食べたい、でも30分なんて待てませんよ…ね。

                                  
様々な塩製品が並ぶ店内で目についたのが・・・昔ながらの藁づとに、おじいちゃんの手仕事で輪島塩を詰めた「藁しばり」と呼ばれるお塩。
冷たいお茶のサービスや、茹でたジャガイモにお塩をふって食べるなど…こちらは大サービスな塩の駅でした。

三ツ子浜海岸は、魚たちが傷を癒しにくる浜だという。
それは、この浜にしみでている冷泉によるものとの…漁師の言い伝えから。。。
その海水から、丹念に手塩にかけて、作った輪島の塩。

          
デッキから望む雄大な日本海の眺めは絶景です。
こうした長い行程のあと、わずかに採れる海の恵み・・・。塩田作業は迫りくる冬を前にして間もなく終わり・・・だそうです。http://www.wajimashio.jp/



荒々しい海岸線が続く曽々木海岸を象徴する巨岩。
国指定名勝、天然記念物に指定されている・・・「窓岩」です。
日本海の荒波をまともに受ける・・・荒々しい海岸線が続く中でも、ひときわ目立っていた。
厳冬の時期の海上は、大量に波の花が発生する。
そんな厳しい日本海の荒波が削り出したこの形・・・中心部分に直径2mほどの穴が開いています。
目の前の広い海と連動して、荒涼としたムードを醸し出しています。


吹く風は少しひんやりとしていましたが、海沿いの眺めは最高です。


空が、青い!海も、碧い!
でもこうシツコイと、だから何だ!?って言われちゃいますね#59142;