こっちゃんと一緒だと辛い料理はNGなので・・・せっかくなら3人でしか行けないお店へ行きましょう。・・・思い出したのは、昨年9月夫と食べに行ったタイ料理屋さんでした。
          
看板の文字が逆さまのままって、「マイペンライ」の国ならでは?

私達はタイの首都を「バンコク」と呼んでいますが・・・正式名はとにかく長い、タイ人でも覚えてないと言ったジョークがあるほど。。
「バンコク」は正式名称ではありません。
「クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・・・・・・・・」
「天人の都 雄大なる都城・・・・・・・・」
そこで一般的には、頭の「クルンテープ(Krungthep)」を首都名として呼ぶとか。。

初めての息子は外観から「怪しい雰囲気だなぁ」って。しかし彼は新大久保のタイ料理店へもよく出かけているのです。
地元の栃木にあるのが不思議なのかもしれませんが・・・宇都宮にはタイ料理店、タイ式マッサージ店が意外に多くあるのでした。
ドアを開けると・・・プーンと香ってくる香辛料とパクチーの臭いに、代々木公園のタイフェスへ毎年行っている彼は「タイだね~~」と。
そう、こちらのお店はスタッフもタイの人・・・タイへ旅している気分が味わえるお店なんです。


案内されて一番奥のテーブルへ。とりあえず席に着きまして…
今回は3人でしたので、@2000円のコースに好みでなん品かオーダーしました。

          
ブルー&ホワイトの普段使い用の取り皿、エンボス装飾のアルミカップのお水は同じ。

先ずはドリンクが到着。グラスビールは当然、私と息子の元へ。彼はこの後も「生」を追加オーダーをしていましたけれど。
テーブル上のチリペッパー、ナンプラー、お酢の三点セット。
華やかな色あいと柄が目を引く「ベンジャロン焼き」の器に入った・・・辛味噌やニンニク、唐辛子など、タイティーストの必須アイテムの調味料たちも前回同様。


季節の野菜炒め・・・空芯菜炒めは「パクプン・ファイデン」。
一束100円前後で売られているのは知っていますが・・・自分ではこんな綺麗な緑色にはなりません。火力の違いか、慣れやコツもあるのか、どちらにしても無理です。
春雨サラダ「ヤムウンセン」はエビにイカ、トマトや小さな紫タマネギ等・・・の野菜。インゲンもほぼ生のままで入っていました。挽肉、ピーナッツに干しエビの風味もするサラダは期待通りの味わい・・・パクチーも効いていますよ。

ソフトシェルクラブのカレー炒めは、名前の通りソフトシェルだから殻ごと食べられます。
カニの美味しさプラス、ココナッツミルクのまろやかなハーモニー#59125;


トムヤムクンには大きなエビが二匹、キノコなどの具が入り・・・レモングラスやコブミカンの葉効果で・・・酸っぱ辛くて旨い、スープは本場の味わいです。
世界三大スープのひとつとしても、トムヤム クンは有名ですね。

パラパラのタイ米で仕上げた炒飯「カオパッドグン」・・・・。グラスビールも入れた以上6品は、@2,000円コースでした。

          
そこにタイメニューでは外せない、青パパイヤサラダ「ソムタム」。
タイ米の白ご飯「カオスアイ」は炊きたてなのかな?美味しい#59125;
ソフトシェルクラブの唐揚げ。
香草バジル牛肉炒め&ご飯に目玉焼きののった「パッドガパオ」は、せっかく来たんだし・・・とオーダーしたものの・・・食べきれずに、パックに入れてお持ち帰りになってしまった#59142;

単品で頼むより、コースの方がお得なのは・・・「クルンテープ」さんのメニューでも納得です。
食べるのとお喋りで忙しくて、ナンプラーやお砂糖、チリソースで味付けして食べるのも忘れましたが・・・。辛くて、甘くて、酸っぱくて・・・の美味しいタイ料理が味わえました#59125;
「コ ップクンカー」の声におくられて・・・店の外へ。
食べに来ているお客さん達の恰好もラフそのもの。タイのムードたっぷりで良かったです。

          
レストランの裏側には系列のお店があるので、忘れずに立ち寄りをしないと。
         
入口は小さいけど中は広いのです。外観は倉庫みたいながら、内部はチョッとしたスーパーマーケット。


床にドーンと置かれた段ボール箱がいくつも、アバウトだわぁ#59136;蛍光灯全開って感じも微笑ましい。
タイの食材や調味料がズラッと並ぶ棚。特に目立ったのは大量の唐辛子でした。
「食品庫も兼ねているんだね」・・・と息子。それは確かにね。

          
それにしても冷蔵庫にはパパイヤ、マンゴー、香菜、空芯菜や様々な食材がズラリと並んでいて・・・魅力的、素敵な光景なんです。

「酸+辛+甘」の絶妙なバランスと、様々なハーブや調味料がおりなす味。
那須ナンバーの高級車で来店したマダムも、食事の後こちらでお買い物をしていました。
宇都宮は餃子だけじゃありませんから、時にはこんなリトルタイランドへ旅するのも面白いですよ#59125;
アメージング・タイランド、伝説の店「ミナトング」でも、もう一度食べいわん。息子夫婦と食べに行った時の日記は⇒http://hana2009-5.blog.so-net.ne.jp/2011-08-31

タイは、アジアで初めて訪れた国でした。
結局その後、他の国へ行く機会はないまま・・・アジアで唯一の国となってしまった訳ながら。。
最初に母と二人の時は格安ツアーであったから、バンコクに到着したのは真夜中の12過ぎ。
初めて旅する異国に、夜、到着する。・・・って、まして海外旅行にも慣れていない頃であったから、尚更、緊張を強いられたように思います。
それも新しくなったスワンナブーム開港前の、ドンムアン空港。
とにかく暑くて、薄暗くて、日本の空港とはまるで違った空気が流れていた。。
・・・初めて降りたった場所の、気温や湿度、匂いと言うものは・・・夜の闇の中でいっそう強調されるように感じる。
入国するのに時間がかかった私達。
待ち構えていた現地のガイドさんに押し込まれるようにして乗ったのは、深夜のバンコクを疾走する車だった。
私達の他には二組の日本人客、一生懸命たどたどしい日本語で説明するガイドさんの言葉さえ、上の空であったような。
ホテルをほんの少しの料金でグレードアップしたお蔭で、結果的には6人だけの専用のガイド、運転手さんがつく快適な旅が出来た訳ながら。。
この経験があったからこそ、私はタイに魅せられ・・・この後も足を運んでしまったように思えるのだ。