夜の小浜島でホテル以外で食事をとるところは、集落の中にある数軒の居酒屋のみ。
代行車などないから、島内どのお店でも送迎してくれるのはお約束。
先の失敗から、二日目は早めの連絡を入れておきました。
それでも空きがあるのは8時半からと言う。「結構です。ホテルへお迎えに来て下さい」…とりあえずこれで、一安心。
だってこの日は、その前に用事があるのですもの。

島料理と泡盛のお店「結」さん。

お店の外観は撮っていません。とてもそんな事しているって雰囲気ではなかったから#59143;
店の主人?送迎のワゴン車の到着時も、「こんばんは」の一言もなかったそうです。
ずっと無言のままの車内、こちらの方が気を使って、どうでもいい話をしてムードを和らげようとしていたくらいでした。
入店をしても、それは同じ。
店内は思ったよりも広く、テーブル席と小あがりの座敷席とあります。

「そこへどうぞ」と言われて、座ったのはいいけれど…何時になっても、オーダーを取りに来てくれる気配がなくて。。とんでもないところへ来てしまった感じ#59136;
仕方なくメニュー表を眺めていたら、至るところに注意書きが。それは店内のあちこちにも#59142;
それから・・・この店で?折り畳み式みたいなテーブルで?テーブルチャージがかかるんでしょうか?(テーブルチャージの名目ながら、それって実は送迎代なのかしら?)

       
「請福」のゆずソーダ、夫はオリオンの「生」だったかと思います。お通しは味噌味のミミガーでした。
「泡盛天国」の店名通り、「八重泉」や「請福」はもちろんのこと、石垣島のものを中心に10種類以上の泡盛が置いてあります。
コーレグースは勿論、「ヒバーチ」はシナモンとペッパーをブレンドしたような香り・・・がする島コショー。

小浜島の新鮮な魚も食べてみたかったので、「お刺身の盛り合わせ、いいですか?」って聞いたら、「それはないです」と。
漁がなくてなかったのか?時間が遅くなったから在庫としてなかったのか?でも、聞けなかった#59142;


海に自生する海藻の一種である「海ぶどう、の正式名称は「クビレズタ」。このプチプチ感大好き♪
春が旬、季節の味「アーサーの天ぷら」は「マース(塩)」で食べます。
「ひらやーち」は、沖縄風ちぢみ。←メニューに書いてありました。

もう少し食べたい、お勧めは何か聞いてオーダーしたいの。
お願い、女将さん、こっちを向いて。・・・そんな私達の願いもむなしく、とにかく忙しいのよ?・・・と放置されっぱなし。。
こちらも気を使わずにすみますけどね。

     
泡盛を何杯か呑みました。
どれを呑んだか忘れてしまったので、メニューを張っておきますね。料理もお酒も、全般的に安く感じます。

そうした色々な事が・・・呑んで酔っ払ってきたら、どうでも良くなってきました#59120;
ドアに張ってある「スタッフ急募」の張り紙を見て、夫:「スタッフ募集!住み込み可、寮あり、まかない付きだって。小浜島に住んで、ここで働いちゃおうかなぁ」
私:「おお、良いね。いっぱい働いて、家に仕送りをしてよ」なーんてね。

私達とは対照的に、大いに呑み、マイペースで盛り上がり続けている島の若者達。
その間注文を聞き、ドリンクを作り、料理を運ぶ・・・と動きまわる女将さん。決して、〇カにして言っているのではないです。

もう、どうにでもして~~#59120;
ここは小浜島、島ののどかな雰囲気そのままに、私達も楽しくやればいいんだ。
そう思ったら可笑しくて、その後はもうずっと、笑っていたなぁ#59120;#59120;


マーミナ(もやしの)チャンプルーは、キチンとヒゲと根がとってあって食べやすい、味付けも良かったです。
ジーマミー豆腐の揚げ出し、ジーマミー豆腐はこの食べ方も、美味しいわね#59125;
こちらの店では、昔ながらの製造にこだわった八重山そばの麺で作る「島そば」が有名みたい。煮込んだラフテーののった島そばの味は、確かに忘れられないくらいの味わいでした。
料理上手な島の民家にお邪魔した感じ!

しかし気の毒だったのは、私達より1時間遅れくらいで来店をした、お姉さまグループ。
料理のオーダーを一品ずつしていたら・・・思わず振り向いてしまうくらいの見幕で「忙しいんだから、料理はいっぺんにまとめてしてください」って。まるで怒られているみたいだった。
でも悪気はないのよ、きっと。スゴーク真面目で一生懸命なんだと思う。

…そうする間にも、雨はますます激しくなる一方です。
「あのお姉さん達が帰れるのは、日付が変わった頃かな?」なんて、無責任な話をしたりして、悪いわぁ。
お会計をし、次の時間の送りを頼んだら…テーブルに水と、ちんすこう、黒砂糖のお菓子を持ってきてくれました。
その時、夫が「今、笑った。初めて、ニコッとしたんだ」#59131;
                                      
お菓子は帰ってきてから食べましたが、優しい味わいで…チョッとフクザツな思いがしました。

悪口めいた事を書いてしまいましたが、お二人ともただ不器用なだけなんだと思う。
スマートで丁寧な接客など求めなかったら、出てくる料理はどれもキチンとした仕事ぶりで料理されている。味は間違いなく美味しい#59125;

用意された車に乗りこんだ私達、その後を追って乗りこんできたのは、先程のお姉さん二人組でした。
まだビールも、料理も残っていたのに・・・きっと心細くなってしまったのね。お二人とも大人しい感じだったから、帰りたくなってしまったのかもしれません。
帰りの車内で、その方達もやはり同じ〇ISの「初夢フェア」との事。最後の夜と言うのに…お気の毒でした。
彼女達には翌朝もお会いしましたよ。

真っ暗な中、激しい雨と風とで全くわからずにいたのだけれど・・・小浜郵便局の近くらしい。一番外れのシュガーロード近くにあるみたいです。
接客には少々問題あり…と思いましたが、その辺りは割り切ったら大丈夫かな??今回の旅の中でも、強く記憶に残ったお店でした。
お食事処 結 小浜島店

夜総合点★★★☆☆ 3.0



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