これまでもずっと気になっていた…。
自宅からそれ程離れてないのに、タイミングが合わず訪れる機会がなかった、鹿沼市の磯山神社です。

    
梅雨時に咲く花と言えば・・・あじさい。薔薇のあとはこの花以外にありません。


この時期はどこでも見かける・・・ありふれた光景ながら、数千本まとまって咲くスポットは県内でも数か所。
そんな中のひとつ、磯山神社で今月12日からあじさい祭りが始まると言う。
・・・そこで出かけて行ったのは、あじさい祭りのはじまる前日の11日でした。

          
例年6月中旬~下旬、参道・社殿周囲に植栽された、28種2500株の青・白・紫のあじさいが咲き揃います。
  磯山神社あじさい祭り
  祭りの期間: 平成28年6月12日(日)~7月3日(日)
  栃木県鹿沼市磯町66  磯山神社

          
周囲は数軒の民家と田んぼ、村の鎮守社といった光景で佇んでいます。
祭りの開催前でも次々とやってくる車、多くの人の姿がありました。


境内ではモデルさんをつかったも撮影会まで開催されている。そんな様子にビックリしたり・・・。


最盛期にはまだ早い、6~7分咲きといった感じながら。。カメラ持参で写真を撮りに来る人、紫陽花を愛でる人の姿がひっきりなしなのです。
梅雨の合間…とは思えないくらいの、爽やかな快晴の空。しかし、あじさいの花にとっては優しいとは言えない模様。
午前中なのに、日なたで咲いていた花々はグッタリしています。


石の鳥居から本殿まで、杉木立の内側にずらりと植え込まれている様子は・・・杉の緑とのコントラストが鮮やかでした。
満開時にはより素晴らしい光景となるでしょう。

          
写真を撮りながら少しずつ進んでいきます。

去年行った、栃木と茨城の県境「鷲子神社」のあじさいも綺麗だったけれど。。
あの時は、まさに梅雨。降りしきる雨の中で写真を撮るのは濡れてしまうから、肌寒さを感じました。

          
ずらりつるされた献灯提灯。
祭り開催中は灯りがともされ、夜のあじさいを満喫出来るようになっているだけでなく・・・本殿の前には茅の輪が。
氏子のおじさんに教えてもらい、試しに茅の輪くぐりもやってみましょうか。

まず100円を支払い、渡された紙の「形代」に名前と年齢を書き込みます。実年齢にプラス一歳をお忘れなくね。
そして自分の身体の悪い所に当て…「形代」に息を3回吹きかける。
立札に書かれた、「水無月の夏越の祓いする人は・・・」の言葉を唱えながら、茅の輪をくぐって左へ廻る。次は正面に戻って右へ廻る。
次いで正面に至って輪をくぐりぬけ、参拝をする。
これで、無病息災が得られるとは・・・ご利益があると良いな#59130;



磯山神社本殿は栃木県の有形文化財。境内の御神木と、夫婦杉は鹿沼市の天然記念物に指定されているのだそうです。


参道にズラッと並んでいた提灯、そこに浮かび上がる鮮やかなあじさいの花。夜の光景もきっと美しいものと想像出来ました。
          
地域に根付いた神社、そしてあじさいの植栽を通じて・・・広がる世界。
あまり乗り気でなかった夫も「良いところだった」って!こうして、思いがけず・・・有意義な休日が過ごせたのでした#59125;