せっかくの富良野、普通のホテルよりも富良野らしさが感じられるところに泊まってみたい#59133;・・・って思いから、決めたのがこちらでした。

宿までの道中、こうした光景に・・・あちこちで会いました。

刈り倒された牧草を一列に集める作業。集めた牧草は機械でくるくる丸められ、牧草ロールになります。
そしてそこに、カメラマンのおじ様達の姿があるのもお約束。


これまででも最少とも言える小規模施設ながら・・・旅行サイト、トリップアドバイザー共に高評価であったのが決めて!一泊@8500円のリーズナブルさも魅力#59126;
美しい山並みが望める長閑な環境にあるペンション「四季の宿 KIZUNA」さん、手描きの看板「KIZUNA」を目印に、幹線から少し入った林の中へ。
細い坂道を登って行く・・・期待が少し高まります。

ルピナスをはじめとする花々に囲まれた建物。駐車場脇にはオーナーさんご一家が暮らすログハウスも建っているのです。
本来なら8月頃に咲く花も一斉に咲き始めてるとのこと。それは今年の、寒さの関係だそう。
アイドル犬・ ベリーさんの派手なお出迎えを受けて・・・
チェックインの為、とにかく入りましょう。

ピンクのミニバラに覆われた玄関周りは、若いオーナーさんの好みが伺える感じ。この2階にも客室は2室あるのです。
開口部の多いセンター棟は、その分だけ熱が逃げやすいから・・・確か3重サッシと伺ったような。
http://shikinoyado-kizuna.com/

そして指定されたコテージタイプの、今宵の部屋へ・・・。
      
ミントをはじめとしたハーヴが香る小路、その先にあるちっちゃな小屋です。途中に咲くアジサイだってまだ蕾の状態。

ここまではなんか良い感じだったのですけど#59142; テラスにはガーデンチェアが二脚。ドアをオープンして入りますと・・・
「うわっ!」
予想通り…と言うか、予想よりも狭い。
あまりにも小ぢんまりし過ぎていて、わかっていたものの・・・気分はダウン#59136;
しかしここに決めたのは私、宿泊料金からして期待はなかったが、この空間ってハッキリ好みが別れると思う#59143;


その上テーブルとか椅子もないから、荷物が広げられない。
可愛い赤ずきんちゃんプリントの枕&布団カバーは可愛らしいものの・・・一晩寝るだけと割り切りが必要な部屋でした。
コテージはオーナーの手作りだそう、那珂川町で何度か通った「多田便利軒」さんと同じフィンランドハウスのよう。
ホテルに限らず、宿泊先で問題なのは隣室や廊下から聞えてくる騒音。ここではそうした問題はないからね。
ベッドには温かい毛布、冬用のお布団、それでも夜は寒くて震えてしまった。
テレビなないけど、エアコンはついているので一晩中暖房は点けっぱなしでした。
「夏でもこれ程涼しいなんて、冬に来てもここで眠れるのかな?」と言ったら、夫:「真冬にこんなところ、誰が来るんだ!?」だって#59122;確かに、限られた少数の人しかやって来ないかも。
          
部屋の窓子からは…ご覧の景色。これは良い。
テレビ(旅先で見ることはないけれど)、時計のない場所で過ごす。ここは俗世間とはさよならしたところなのだ。
入り口のドから入って右手には洗面スペースのあるおトイレ、おトイレは自動水洗の最新式のものでした。
 
KIZUNAポストカードにムササビちゃん♪ NHKでお馴染み・・・英国女性ベニシアさんの写真集に、KIZUNAノート・・・と、なんにでもKIZUNAを付けてしまいたくなる#59120;
人と人をつなぐ、心のKIZUNAって大事ですから。
ベッドの脇に置かれたノートを手にしたら、これま宿泊された様々な人達、また日本以外の国々の方達へ思いを馳せて、心ならずもしんみり・・・旅情ってヤツですね。
勿論、私もその時の気持ちを書かせて頂いた訳ながら。。
夜間の寒さからずっとエアコンを使い暖房し続けていた…夜でした。

お部屋を見たら次はお風呂、センター棟にある家族風呂はいっこ、一番に入ってしまおうと言う訳なのさ#59127;
一般家庭のお風呂よりは大きいけど、だからと言って温泉でもないし・・・しかしこのシンプルな飾り気のないムードに親しむしかない。
          
そうそう、こちらにはハンド&バスタオル、歯ブラシ、アメニティは一切ありません。どうしてもって場合は、有料で求めることになるのでした。エコですよね。


十勝岳連峰から大雪山、富良野盆地を見渡せる高台にあり、目の前に広がる麦畑。景色は最高です。


翌朝チェックアウト後、丘を下って見上げて撮った一枚。
下の方の立ち並んだ白い支柱は、ぶどう苗を支えるもの。ぶどう棚と言ってもワイン用のぶどうなんですって。

富良野の地に憧れ、この土地での暮らしを選んだ。
しかし希望を実現していくのは、容易ではなかった。地域に根ざした家族の暮らし…その為には地道で、根気のいる努力の連続。。
素晴らしいけど厳しい大自然中での毎日。それを支える季節の味わい、生きがい・・・。
私には決して真似の出来ないものがいっぱい詰まっている…と感じられました。

入浴がすんでも外はまだ明るいし・・・これからチョッとだけ、お出かけをしてきましょう#59144;
富良野と言えば・・・で、即思い出す・・・超有名スポット「ファーム富田」は、ここからすぐなんです。

北海道を代表する景観のひとつとされる・・・一面に広がる、ラベンダー畑。

          
富良野イコール、ラベンダー畑を連想される方は多いのではありませんか?
ファーム富田へは、翌朝もまた出かけて行っていますので…また、別記事で紹介させて頂きますね。