KI・ZU・NAさんの食事は、朝夕ともに館内のレストランスペースで。
基本的には、オーナーである中島さんご夫婦がきりもりされています。時々、可愛いお手伝いさんの姿あり。
二人の可愛い娘さんが、通学前にお手伝いをしているのです♪

食事も特別な期待はなし。・・・シツレイ#59142;
時間になって食堂まで行きますと、すでに皆さん食べはじめていました。早いのね。

テーブルには、野菜を主にした料理が並べられ・・・。
フレッシュなトウモロコシをスライスし・・・トマト、キュウリ、プリーツレタスのサラダ。シラス入り青菜のお浸し。
新鮮だから生のままのトウモロコシが美味しい、トマトも甘かったです。これは帰ってからすぐ真似しちゃいました。
潰したお芋を丸めたジャガイモ餅…といったマクロビ料理みたいなメニューが並びます。

  
ビールは瓶か缶だけだそう、需要が少ないから「生」のサーバーが置けないのでしょう。瓶のサッポロクラッシックでで喉を潤す#58994;
向こうにお行儀の悪い人がいてゴメンナサイ#59136;
そこにカブとアスパラガス、鶏挽肉のスープ。大根&豚ばら肉の煮物。
私達は呑んで、お喋りをしていたから…遅くなってしまいましたが。。
減農薬米「おぼろづき」と、奥さんの故郷である新潟県新発田市産の紫米を合わせたご飯が用意されて、自分のペースで食べられるようになっていました。

次は、富良野ワインいきます#59125;
                       
陶器のカップがメインって感じに写っておりまするが#59142;

8500円でも、チャンとデザはあります。それも赤肉の富良野メロン。
お~~!メロンまでいただけるんですか?って、ハードル低っ#59136;ご近所の中野さん家族が作る、赤肉富良野メロンだそうです。
     
HPにも明記されていましたが、食材はどれも地元のもの。提携先の農家さんから運ばれたばかりの新鮮さが特徴#59125;

可愛い「ボンネット・スー」がパッチワークされたコースター。こういうの大好き、以前は自分でもいっぱい作ったものでした。今ではもう、出来ないけど。。
食後のドリンクとしては、ノン カフェインのルイボスティが用意されていました。
ま、これだけなんですけどね。
ただ同レベルの宿と比べたら、例えば蔵王温泉の「ろばた」さんとかはもっとボリューミーな食事がいただけるから!あそこが安過ぎなのかも?

「お米はもちろん、ほとんどの野菜は自家製です」とオーナーが話すとおり、新鮮さが美味しいメニューでした。当然、夏が終われば内容も変わり、別のメニューになる予定とか。

          
この日の宿泊客5組中、三組(栃木、福岡、横浜)が熟年夫婦。あとはシンガポール、台湾からの中華系の女性グループでした。
こんなに小っちゃな宿なのに、なんと国際的なんだ!
「ごちそうさま」をした後も…居残って、和気あいあいとしたムードでお喋りしていました。

            
そうする内に、オーナーさんのスライドショーが始まります。
四季折々の富良野のスライドショウは宿の名物。しかし雲が多いためにもうひとつのお楽しみである☆空観察は中止。

北海道のど真ん中である富良野地方。
夏場の最高気温は30℃前後、対して最低気温は20℃以下となり、この寒暖の差が作物の甘味、旨味を作り出す・・・道内でも有数の畑作地帯であり、北海道を代表する豆、野菜、農産物の生産地となっている。
また、この宿を取り巻く中富良野地域の自然環境。
雲海の発生率も高く、晴れて冷え込んだ・・・早朝には、雲海の広がる様子が見られると言う。
道内で雲海と言えばトマムが有名ですけど、もっと身近に見えるんですって#59125;


一気にやってくる春、初夏の気配から盛夏へ。秋蒔き小麦の刈り取りと・・季節は変わっていきます・・。
秋には一面に咲くひまわり畑の絶景!黄色いひまわりはそのまま敷きこんで肥料にするのだそう。。
     
厳冬期の気温マイナス25℃くらいになると、感覚がなくなって寒いと感じられなくなると言う。
そうした中でも、子供たちは小一の時からスキーを履いて学校へ行く。
他にも色々、そこに暮らす人だけが知っている事を聞かせていただきました。

メイン棟からそれぞれのハウスへ戻ろうと外へ出てみたら、福岡奥さん:「星が綺麗ですよ!」って。
見上げてみれば、本当に!漆黒の闇に光るキラキラの星々#59130;
もう少し晴れていたら、皆揃って星空観測が出来たのにね・・・。


        



翌朝も、シンプルなテーブルセッティング。
本物の富良野牛乳に、白いカップにはヨーグルト。
ソーセージとスクランブルエッグのワンプレート。ミニトマト、スライスズッキーニと一緒の黒い実。最初はオリーブ?
でも、酸っぱい。ではあれかな?!…と思ったら、やはりハスカップでした。
北海道に自生する植物ハスカップ、北海道の先住民族であるアイヌの人達はこの実を「不老長寿の実」として崇め、 ハスカップの名はアイヌの言葉で「枝の上に沢山なるもの」を意味する“ハシカップ”に由来していると言う。
「今年お出しするのは、今日が初めてなんです」と、笑顔で話す奥さん。
その名の由来どおり、すずなりに生ったハスカップの実は翌日観る機会をえました。時期が限られるだけに、生のハスカップは珍しいみたいです。

温かいスープはかぼちゃだったかと思います。
深川産米粉を使って焼きあげる米粉100%のパンに、奥さんの作るフォカッチャ・・・と。
ナチュラルな季節の素材を、優しく丁寧に調理した・・・目にも優しいメニューたち。朝は淹れたてのコーヒーも用意されていました。食べ過ぎないのが嬉しいね#59142;

                       
※花が見頃をむかえると同時に宿泊客もピークをむかえ、とくに7月は連日満室で、私たちも、早朝から、夜おそくまで、食事の用意や、ベットメイク、農家から食材の仕入れと、1日、1日あっという間に過ぎていく。・・・とする、14年前に「KIZUNA」を開業した、オーナー中島さんの体験記が書かれたページがありました。
http://www.kaitaku.gr.jp/emig10.html

とにかく静かでゆっくりできて、貴重な時間をすごせました。
・・・でもまた泊まりたいかと言われたら、あくまで私達夫婦の感想ながら、一度でじゅうぶんのような。。

自然と、自然と、自然に恵まれた・・・静かでのどかな宿。
小さな娘さんが通学前にお手伝いしているのは・・・御愛嬌。絶対に、いい子に育っている感じが伝わってきます。


中富良野の丘に建つこちらの宿。この素晴らしい景色と・・・温かで、心優しい人達が迎えてくれますよ。
四季の宿キズナ



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