予約時から、最も楽しみにしていた・・・それは勿論!宿で出される食事♪ もうバレてはいるものの、お見通しのとおり・・・食いしん坊ですからね~~(*^_^*)
夕食は6時半から、一階食事処で一斉に頂きます。
    
お隣のテーブルは私達と同じ、同年代くらいのご夫婦、女性二人組に、1人泊のお客さんは二組。特に仕切り等はないけれど、会話が聞こえる、目があうと言った事はありません。


達筆なお品書きの用意あり。
お席にはアルコールメニューもありました。まずは生#58994;夫の場合は、これお約束です!風呂上がりの一杯がたまらんらしい・・・プレモルの生で450円は安いかな♪
「師走のおもてなし」はじめのテーブルセット♪ 会津漆器・天翔窯の大皿を使った料理が並びます♪
    
箸置きに描かれているのは、可愛らしい「起き上がり小法師」。 


私は福島の地酒から「飛露喜」と迷った末、純米吟醸酒「風が吹く」を頂くことに。爽やかなガラス製の 片口&お猪口で。

見た目も鮮やかに盛り付けられた前菜は、会津見知らず柿とアボカドの和えもの。渋柿をたる抜き(渋抜き)した?柿の風味はしっかり、そこへアボカド、ソースが絡んでこれまで経験した事のない味でした。・・・食べようと思えば、容器ごと食べられるそう。

・温かい「こづゆ」・・・帆立貝柱のダシの効いた薄味のお汁で、根菜を煮ています。ハレの日には欠かせない具沢山の一品なのは知っています。
・蕨のおひたし・おかか添え・・・これ、食べ始めてしまってから撮ったもの#59142; 蕨採りに凝っている夫:「どうやって、保存しているんだろう?」と。
・そば豆腐・・・そばの風味が香る豆腐は、上に可愛らしく山葵を添えて♪

・なます・・・酢のものもキュウリでおめかししたら、ご馳走の雰囲気♪
・ニシンの山椒漬け・・・鰊の味わいに山椒の香りがピリリときて、これぞ、会津の味!絶品です!
・会津の漬け込み・・・人参などと鱈が漬け込まれていました。

・牛肉の陶板焼き・・・は、火が消えたらタレでいただきます。この辺りでお酒がなくなって、次は「会津娘」いきますね#59126; 酒器も会津塗りのものへと変わって。。
会津地方で保存食として・・・長年重宝されてきた料理は日本酒は勿論!ご飯にも合いました。
      
・桜肉の赤身と炙り・・・会津名物・馬刺しの赤身をお刺身で…は普通のスタイル。 炙りと二種類にアレンジされた。それを辛味噌で食す…。ところが我が夫「お馬さんは怖くて、食べられない#59136;」だったら、午年の私が二人分頂きますよヽ(=´▽`=)ノ
舌に馬刺しがふわり。「うう、柔らかい上に、旨味がじゅわ~~とくる!」地元だけに格別な味わいに感じます!

楽しみであった「こづゆ」からはじまる会津の郷土料理は、思っていた通りに美味しかった。

郷土料理を盛り付けるのは「手塩皿」、手塩皿は全部合わせたら10種類、料理と共に一皿ずつ違った柄を楽しみながらのスタイルも楽しい#59126;
※会津漆器:会津の風景・民話・下郷町(大内宿)を描いた、オリジナルの手塩皿。のせる料理達は、より美味しく感じられるものです。
自然豊かな南会津の四季を感じて、地元の味覚を味わってほしい・・・とする思いの込められた品々でした。
・しんごろう・つと豆腐の田楽・・・会津伝統の「しんごろう」は、ご飯を8分つぶしにしたお団子。「会津の味」でよく使われる、地元産の「じゅうねん」=エゴマを差す方言で、じゅうねんを味噌に練り込み、団子にしたご飯にぬって焼いた郷土料理が「しんごろう」です。

※山の恵み、水の恵み、大地の恵み。そして先人の知恵と伝統が生み出した郷土料理。
冬のこの時期でさえ、地元の食材が並ぶ・・・南会津は食材と、グルメの宝庫。

・鮎の塩焼き・・・こづゆと同じく、焼き立て熱々で運ばれてきました。
・お味噌汁はお豆腐と蕨。ご飯は各自炊飯器からよそってくる気取りのないスタイルで。せっかくだからご飯もちょっぴりいただきましょう。
        
控えめなボリュームで、「Marshall」のスピーカーからJazzの音色が流れる#59126; 浴衣に綿入れ半纏と、寛いだ格好で食事する私達。
        
その隣には朝晩共に冷水の用意があり…、全体はレトロでもあり、作り手の丁寧さ、拘りの感じられた夕食でした。
長くなってしまったから、この続きは次回へ。