「大金温泉ホテル」でググると、「幽霊」または「廃墟」のオマケが付いてきてしまう#59136; しかし夫は日に数回目にしながら・・・仕事でその前を通りがかっているのでした。
かつてはシュガーアイランドグループを代表した箱もの、バブル期に建てられた地元のシンボルであったホテル。
通る度見上げてみるも、那須の自然をバックにしたホテルに対して灯る灯りはわずか3~4室とあり。これで宿泊客はいるのだろうか?宿泊業としての形態は如何なものなのか?
周囲で尋ねても、誰一人として泊まった経験などないと言う。旅行サイトの口コミにしても、極端な賛否両論あり・・・。
ケーキ店「シュガーアイランド」はかつては県内の各地に、我が家でも購入して食べていました。また「那須烏山」駅前には「いかんべ共和国」なる建物もあった記憶が残っているだけに・・・、夫は気になって、気になって、好奇心が抑えられないところまできた模様\(^Q^)/

  
「豪華客船」をイメージした吹き抜けホール。5階建て客室数60室あまりの施設ながら・・・ほぼ廃墟と化して見える外観。


バブル期の遺産への興味、噂の通り「幽霊は、出るのだろうか?」・・・怖いもの見たさと、泊まりたい気持ちは膨らむばかり…。
・・・と、そこへ「期間限定!大金温泉スーパーセール!60分飲み放題付!@6000円ぽっきり!」のプランを見っけ#59025;
「一晩だけ、一人で泊まってきてもいい?」 私:「「勿論、どうぞ!」の即答をして決定。
先月の25日「一人忘年会」と称し、いそいそと出かけていった夫でした。
カメラ持参で写真を撮ってきましたので、同行はしていないものの、以下私がレポしたいものと思います。
  
3時のチェックイン時刻に合わせて、早速のIN!ささやかながら、クリスマスムードで彩られた館内。


中央ホールの周りには、カラオケ室、いくつかの宴会場、売店。卓球や、ゲームコーナー、かつては結婚式も行われた多目的ホール等、そのほとんどがカーテンで覆われており、いやがおうにも寂れムード盛り上げてくれたとか。

        
お一人様用6畳和室(20㎡)は、すでにお布団は敷いてある状態です。しかしお部屋、布団共に予想した不潔さは感じられず、その上サービスのミネラルウォーターまで置いてあるのです#59126;
        
部屋のユニットバス&トイレも至って普通。
テレビ、湯沸かしポット、エアコン、アメニティもシャンプー&リンス、カミソリ、バスタオル、スリッパ・・・と問題なし。

部屋からの眺望もなんとも言えないレベル・・・#59142; 10月の台風により被害を受けた、傷跡の残る「荒川」の光景が寂しい#59136;
しかしそこへ、思わぬ大物ゲスト、登場!
先の我が家でのすき焼きパーティ中、「大金温泉のホテルで一人忘年会が楽しみなんだ」・・・と夫が話題にした事から。。
聞いていたO川さん「僕も予約しちゃいました。翌朝は那須烏山から出勤をします」と、参戦してくれたのでした。

オジサンたちで熊本県小国町のシュークリーム(O川さんは、頻繁に九州へもお出かけされているから、九州方面のスィーツにも詳しい♪)を食べる(^o^)V


二階にある男女別大浴場。 男性用の脱衣所と浴室入り口付近を撮る#59009;

※「大金温泉」とは・・・古代海水温泉は地下1200mから湧き出しており、カルシウムの成分濃度の高さは日本有数。塩分を多く含み、殺菌効果・保温効果が高く、アトピー・痛み・傷などの改善効果があり。

一風呂浴びて、浴衣に着替えて・・・さて、@6000円なりで提供される食事の中身と言えば・・・。

食事は好きなものを好きなだけ満喫する、ビュッフェが基本のスタイルながら。。
一人ずつセットされた、普通の和食膳であったのは想定外なり。
左からこの白っぽいものは、チョッと不明。次は酢のもの、蓋ものの中は煮物、エビフライに、天ぷら。鮪の色は悪かったものの、他に白身魚・こんにゃくのお刺身。茶碗蒸し、陶板焼き、小鉢で、最後は一人ずつ炊く山菜釜めしで〆。
60分飲み放題付!@6000円ぽっきり!…とは思えぬ内容!味も普通に美味しかったそう。
O川さん曰く「この食事内容は、@8000円くらいかな?」と。
この時の宿泊客は、いったいどのくらいいたと思われます???
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な、なんと、総宿泊客数は・・・・・・全員合わせても、4名!!
ホテル従業員数がその数倍なのは当然です。  夫と、O川さんの予約がなかった場合は想像しただけで、恐ろしい#59136;
     
60分飲み放題付!‥‥ですから当然。通常であれば・・「・60分 1,800円ドリンクバー」カウンターも用意されました。
夫は頑張って、7杯呑んだそう。。


そして、翌朝はこちら。
左からテーブルロール・フランスパン・3種類揃ったパンコーナー、飲み物は牛乳、コーヒーくらいだったとか。

漬け物、納豆、ヨーグルト、焼き魚、焼き海苔に小鉢。土鍋には湯豆腐かな?朝食も普通に美味しく頂き・・・食後はC国人スタッフが「コーヒー飲みますか?」と、ヌルめのコーヒーを運んできてくれたそうでした。
     
温泉に浸かって、呑み放題で、食事もそこそこで、ひたすら静かにのんびり過ごせて、満足感が得られたと言います。

12月25日より一人一泊。(じゃらんより予約)@6000円なりのところに、私がじゃらんポイントを使ってしまいたかった為、ポイント-1400を引いて=4600円。そこに入湯税150円プラスしても、4750円で愉しい一晩が過ごせたようでした#59126;
この宿泊料で、問題でもあるのでしょうか?
あまりの満足感より、またお小遣いから6000円を貯め「今月も泊まりで一人新年会をするぞ!!」と夫は張り切っております。
こうした贅沢???も、時には良いと思います。幽霊には会えずじまいでも、作戦は成功だった模様です#59125;