皐月の咲く季節となりました。
ウィルス発症により病気と戦っている方。終息へ向けての活動を続けている方々。
まだ気は抜けませんけれど、今こうしていられる事、それに勝るものはないと思って生活しています。

自粛解除後、お店も次々開け始めてきている様子。久々にランチをしました。
     
今回は「かもし家」さんへ、初めての来店。瀬戸内魚介と地場野菜、旬のお料理と醸造酒の店だそうです。
カウンターと小上がりのみの、小ぢんまりした店内、駐車スペースも3台分なので、行く前に予約をしてから…。白い暖簾がかけられたら一番乗りで店内へ。

独立しているから落ち着いて食べられそうなお座敷。店内の装飾にお金はかけていない様子ながら、小じゃれています。
                    
オーナー兼板さんと、ホール担当の女性のお二人で切り盛りされているので、、「ご夫婦ですか?」と尋ねましたら、「いえ、マスクでわからないと思うんですが、あれは息子なんです」って若く見えたものの、お母さんだったのね^^
厨房の見えるカウンター席に座って、仕事ぶりも見せていただきましょう。
清潔感のある、スッキリとした内装。カウンター上に二席ずつの木製の間仕切りと、手作り感もあります。
収納してある小ぶりな器たちはどれも凝ったデザイン、可愛い和食器は目にするだけでテンションが上がる私。


ランチメニューより
本日の定食は800円から…。
+350円で前菜・ドリンク付のランチセットになります。

ランチセットプレートには自家製鶏ハムののった野菜サラダに、職人さんの作る玉子焼き、ひじき豆、切り干し大根の煮物。
どれも丁寧な仕事で、上品な味つけが美味しい♪
聞けば、都内の割烹料理店・創作和食店で修業。10年後独立して「かもし家」開店。今年で4年目とか。
ピシッとした白衣姿の料理人が、キビキビと手慣れた仕草で料理していく姿はカッコイイですね#59125;
夫は、土鍋鯛めしにしました。

一人前の土鍋で提供されます、蓋部分がお茶碗になっていました。
そして二膳目は鯛茶漬けで食べられるよう、お出汁の容器も運ばれます。
鯛の切り身と三つ葉が炊き込まれている様子は、愛媛県新居浜で泊まったホテルのと全く同じでした。
鯛の素材が味わえるよう薄味で当然ご飯も白い、二膳目からは出し汁をかけてお茶漬けで食します。写っていませんがお味噌汁、お漬物付き。

私の、宇和島産鯛めしもやってきました。

クラッシュ氷の上、綺麗にスライスされた鯛の身、生若芽・大葉・塩昆布&いり胡麻の褄が付きます。
小鉢のたれに卵を溶き、添えてある褄、あしらいも加え、鯛の身をくぐらせてご飯の上へ。
うーーん、シコシコとした食感から新鮮さが伝わります、上品さも感じます#59125; お刺身大好きなので、嬉しい。
男性だとこの量では上品過ぎてもの足りない? プラス料金でお替りもできるようですので。
魚介類は主に、四国愛媛県瀬戸内海より直送した素材を。県内の契約農家等から仕入れる地場野菜、日本酒は県内産の地酒を主に取り扱っている模様。
日本料理店としては良心的な値段設定、ここは夜に来てみたいお店ですね。
         
食後のドリンクは6種類くらいから選べますけど、コーヒーは家で飲んできたばかりだったから、リンゴジュースで。
瀬戸内、愛媛ときたら・・・おみかんジュースを置いて欲しかった(^o^)
郵便局、市役所近くと言った場所柄か、次々とお客さんがやって来て満席になりそう。この状況、食べ終えたら「ごちそうさま」をして帰るのがマナーでしょうね。

・・・ところで、気になる店名、会計時にママさんにお聞きしたところ。
日本酒、ワインや醬油を作る。醸造する。その「醸す」からきた…「かもし」家との事でした。店主の真面目な人柄が垣間見えるHPもいいですよ♪