坂道を下りた先の広い敷地内、手前の駐車場に停めて入ります。
宿のオーナーに翌朝伺いましたら、いくら山奥とは言え、半端なくある土地をもてあましている感じがしてしまいました。
建物の裏側=内湯に入ると見える光景…流れる小川では、初夏に蛍の飛ぶ光景は勿論。炭焼き小屋みたいな廃屋、他も使われていない建物がいくつも点在するも、どうにもならないみたい#59142; 
せっかくの人気宿です、カフェ、休憩所ぽいものを始めるとか考えようよ(@_@;)
新穂高温泉郷の中でも中尾地区、温泉の良さに加えて眺望にも恵まれている・・・好立地と言うのに勿体ない#59136;
     
露天風呂の湯小屋と思い撮ったら、1部屋限定のメゾネットタイプの「男の隠れ家 KAKUREGA」。こちらへは常連さんと思しき関西からのご夫婦が泊まられていました。

中へ入りますと、広くて立派な玄関スペース。古民家を移築した…との太い梁、建具、置物も立派です。

お部屋の床暖房はわかりますが、こちらの宿入館した途端の土間からポカポカ温かなんです。豊富な温泉を使っての全館温泉暖房とは贅沢!
玄関脇の片隅にフロント。そこではチェックアウト時会計をしたのだけは覚えているけど。
     
客室は全部で9室。階段を上がった二階に並びます。部屋から出て近くに、共同の洗面所とトイレがありました。・・・ちなみにトイレ、洗面所なしは1000円安く泊まれますが・・・。

二階・廊下手前にはサイズ違いの浴衣、紙コップ、消毒アルコール、パンフレットとありました。

案内された部屋は、階段を上った正面の2号室です。

和モダンにリニューアルされたお部屋は、アクセントのステンドグラスが素敵#59130; 大きなソファが居心地よくて、ずっとここに座っていたように思いました。

ドアを開けて、すぐ右側にウオシュレットトイレに、洗面。シンプルな洗面です、一緒というのも民宿ゆえ。お部屋にあるだけ良い。
「禅 ZEN」の部屋の広さは9,5帖。しかし角部屋であり、長い出窓のせいでより広く感じました。

窓からは、雄大な焼岳が一望とか?実はどれが焼岳かわからなくて困った(/ω\)
浴衣やタオル&バスタオル、歯ブラシ類は出窓に並べられていて、基本的なアメニティは揃ってます、WIFIも良好です。茶器の代わりにペットボトルの日本茶、ほうじ茶が使い捨ての紙コップと共に。
6帖間部分にはすでに、フッカフカのお布団が敷かれていました(*^_^*)


落ち着いたら、混まない内に貸切風呂へ行ってみました。24時間貸し切りで入れる露天風呂と内湯がそれぞれ2か所ずつあって、内湯の浴室は階段奥の一階にあります。予約なしで、空いていれば中から鍵をかけて入るシステムです。
そして後からわかった事ながら、この日の宿泊客は我々を入れても三組のみ。
最初から大型施設などに泊まる気はないけれど、図らずもソーシャルデスタンスな宿そのものでした。
ウッディーな内装の脱衣所、木組みの壁の立派さに驚かされます#59130; 昔の銭湯を思わせる、懐かしい形の籠も良い#59126;

手前の浴室へまず入ってみました。とにかく湯量豊富で!源泉かけ流し温泉の見本のような浴槽は、大浴場と呼んでも差し支えない大きさ!
明るい浴室の、透明に見える湯に大量の白とグレーの大き目な「湯の花」が舞い、その量は驚く程。
アルカリ単純泉、源泉100%天然温泉が勿体ないほどかけ流しされていて、簡単に極楽気分になれます!

こちらは翌朝に浸かった、奥にある内湯です。朝の日差しがまぶしい中、贅沢な時間がもてました。
        
お湯そのものはかなり高温ながら、少し我慢をしたら慣れてきて・・・本当に気持ち良い#59126;「温泉で、露天、露天・・・」と口にする方がいますけれど、私は落ち着いた内風呂の方に風情と、宿の歩みとを感じてしまいます。

次は、食事編になりますね。