駐車場から坂道を下り終わって、途端に開けた先、それは草津温泉のシンボル「湯畑」でした。

2006年の草津温泉宿泊の際は、すぐ近くにある駐車場に車を置き、ここ湯畑を歩いたものの、病気になったばかりであったから、坂道、階段ととにかくキツカッタとだけ#59136; それ以前の訪問時には気にもならなかったものを、この一周グルリにこれ程の高低差があったとは!

湯畑に隣接した「白幡の湯」、共同浴場のひとつであります。
湯畑源泉を見下ろす高台にある真言宗豊山派の古刹「草津山光泉寺」は今回も、急な階段を見ただけで断念せざるをえず(^-^;




世界屈指の温泉大国である日本でさえ、大型宿泊施設に露天風呂付きなどが当たり前のようになってから・・・あちこちの温泉地で起きている湯枯れ現象は珍しくもないのに。

何度訪れてさもここ「湯畑」における湧出温泉の豊富さは目を見張るものがあります#59025;
                   
湯畑源泉の中に、四角に組まれた木の枠が沈んでいる。この木枠の中の湯は「御汲上の湯」と呼ばれ・・・徳川幕府八代将軍吉宗、十代将軍家治が、湯枠の湯を樽詰めにして江戸城へ運ばせた史実は有名である。
現在残る湯枠は、八代将軍吉宗が汲み上げた際のものと伝えられているそうです。


表示には、標高1156mと書かれてはいるが、この暑さ#58942; 少しも涼しくなんかない(@_@;)

ズラズラ~っと並んだ木樋は、 湯の花を沈殿させておく為の木の樋。お土産にもなる「湯の花」が採れます。また湯滝の落ちた先の湯だまりは「強酸性」である草津の湯らしく緑色#59127;
        



草津節にあわせて湯もみのショーが行われる、見学可能な観光施設「熱乃湯」。


足だけ浸かれる足湯「湯けむり亭」も、右端に見えています。


思えばこの場所を初めて訪れたのは、息子が4歳の頃でした。
若く元気であった父、母と4人で撮った写真は息子の結婚披露宴の際にも、誕生時からを映したビデオの一枚となって会場で流れました#59130;
純真で可愛い盛りであった息子(今でも十分、可愛いけどね by親バカ#59142;)ポニーテールの二十代、ノースリーブニット&ジーンズ姿の私。
父、母にしてもまだ四十代の若さであった。その一枚を見る度(今では別人となってしまったけど)若き日の母は「溌溂として、すごく可愛い」と思ってしまうのだ。
夫のお陰で、それ以前も、以後も、親子揃って様々なところへ旅する事が出来ました。そうした共通の思い出があるから、40年近く後となっても幸せな気分になれるのだと思います#59117;