国道を磯原まで戻り、大きくカーブした道を西へと進んで山間まではいかないけれど、海から離れた場所に建つ「うぐいすだに温泉 竹の葉」。この日の宿です。
温泉街に溶け込んだ佇まいの宿も良いものだが、一本道の先にあるのはここだけという風情も得がたく良い。

広くとった駐車場に車を置いていたら、玄関に待機をしていたのか?仲居さんがふたり走って来て、早々に荷物を運んで下さった。
ん、まずは好印象!

竹林と渓流に囲まれて、建物脇を流れる川は「二ツ島川」と言うらしい。
客室数はわずか10室、谷あいの小さな宿です。特に山奥というわけでもないけれど、四季折々の変化を見せる自然以外、特に目立つものはありません。

館内に入ると広めのロビー、お土産物コーナーに、左手はフロントとなり。反対側にはコーヒー、紅茶が飲めるラウンジがありました。

良くも、悪く、昔ながらの日本旅館と感じました。

階段を少し上がって、廊下から目の前の中庭には鯉の泳ぐ池あり。
        
予約したのは本館一階のスタンダードタイプ、最も手前にある「山茶花」の部屋へと案内されました。

室内もクロスが張り替えられるなどキチンと手が入れられて清潔、ごく普通の温泉宿の10畳間です。
しかし全体的に殺風景であり、詫びた感は否めませんし、凝った装飾も一切なく、どう撮っても見た通りの部屋でした#59142;
それでもチェックイン中に急いで用意されたと思える籐椅子の心遣いと、懐かしい雰囲気を漂わせる仲居さんの接客と、どこかホワッとなるぬくもりがありました。何もない一軒宿らしい静けさから、お布団を敷いてゴロゴロしたくなってしまいます。

踏み込みの先に洗面所、基本のアメニティにハンドタオル二枚。その奥はシャワートイレ。
敷地、建物が大きな割には少ない部屋数の上、外は何もない里山の自然が広がっているから、日常から離れてのんびりするにはピッタリコン♪

栗の渋皮煮が丸々入ったゼリーがお着き菓子で、宿のオリジナルとか。インスタントながらコーヒーのセットも。
丁子染タオル&バスタオル、羽織に浴衣はクローゼット内に用意されて・・・。空の冷蔵庫に、天然水入りポットが冷やされてます。
室内に生花の一輪、二輪飾ってあったらもっと良かった。ここまで殺風景なのはチョッといただけない。この部屋でもそこそこのお値段なのだから、そのくらいの配慮は欲しかったかな。
見ないからかまわないけれど、テレビも小さかったです。無料Wi-Fiは可能。
        
浴室には先に続く新館の廊下を通っていきます。宿泊料を抑えて本館宿泊としたものの、廊下ひとつにも高級感が出ていて違いますね。

お風呂は男女別の大浴場が二ヶ所、その隣りに「貸切家族風呂」。
        
浴室、浴槽共に決して大きくない。・・・と言うか、家庭用の浴室を少し大きくした程度であったが・・・。浴場にはシャンプー、リンス、ボディソープ。脱衣所はドライヤー、各種の化粧水等備っていました。

お湯は無色透明、それでも湯口に析出物が付いていた。
大浴場を覗いた時は数人の方が入浴していて写真はバツ! 宿のサイトからお借りしました。

             
男女別大浴場は入れ替わります、どちらも露天付きながら、「温泉らしさをあまり感じなかったのは同じ」と言うのは、早朝浸かってきた夫の弁。
※源泉名;うぐいす谷温泉 源泉温度が定温の為、加温をしています。
浴場の利用時間(午後3時~午後11時、午前5時半~午前9時半)

夕食は部屋食です。続きますね。