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二月ぶりの小旅行・・・⑤「うぐいす谷温泉竹の葉」食事 [2021・11月茨城県あんこう鍋の宿]

温泉は源泉かけ流しがベストに違いないが、宿を選ぶ際に優先するのは食事です。
湯は源泉掛け流しに越した事ないし、小綺麗でオシャレな部屋に泊まりたいのが勿論だけれど。
しかし既製品ばかり並ぶ食事や、またそこそこ美味しくてもビュッフェスタイルでの提供は嫌いです。少なくても私の作った味を越えてない料理を提供する宿はガッカリ以外にありません。我が手料理など決して威張れたものではありません[バッド(下向き矢印)] 言葉にするまでないのは当然!

・・・と言う事で、本題。竹の葉さんの夕食について。
決めた時刻の10分前になると、食事の時のドリンクについて連絡が入ります。
時間キッカリに仲居さんが配膳をしに部屋に来ました。
目の前でテーブル上に手早くセットをし、あんこう鍋にも火を入れて、「また頃合いを見て、温かいお魚、ご飯をお持ちしますね」と。ほぼ一気出し。
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説明はないが、お品書きはあります。
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通常はもう少し丁寧に、数品ずつ提供しているのだと思います。複数品の配膳でしたが、温かい物と冷たい物は各々適温でしたから、そうした面でも特に気になりません。

この日のメニューは、一般の料理にあんこう鍋を加えた「あんこう鍋を囲んで」コース。
先附:胡麻豆腐  こちらの胡麻豆腐は、黒胡麻なのですね。
前菜:秋鮭本書巻・柿玉子・鳴門穴子・丸十チーズ寄せ・海老のキャビア射込み・鰆の利久焼・松傘くわい・栗もありましたよ(^_^)  一品一品に丁寧な仕事ぶりが伺えて、秋の彩りがトレーに溢れます[るんるん]
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中皿:身巻サーモン・牡蠣・帆立オイル漬け・彩野菜青海苔ソース添え
向付:旬魚のお造りは鯛・ホウボウ・鰆・ブリ・本マグロにあしらい一式  どれもぶ厚くて、シッカリ新鮮でプリプリの食感でした。
一見少なく見えるものの、意外にもボリューミィな一皿ずつ。
アルコールは瓶ビール、大瓶700円はとても良心的♪ そこに地元の日本酒「大観」のオーダーで。
そしてメインとなる、あんこう鍋[exclamation]  ここまでで結構お腹にきていると言うのに、この鍋いっぱいのあんこう、たっぷり野菜が食べきれるだろうか。
食事4.jpg食事5.jpg
常磐沖で獲れる“キアンコウ”を使用したあんこう鍋は宿自慢の一品だそう。上質なあん肝と地元の味噌で仕立てたスープは絶品でした。
たっぷり!過ぎる鍋、あんこうは肝も身も格別でした。だからと言ってあんこうだけに頼る食事ではなく、それ以外の料理も丁寧で美味しくて気に入りました。

上品な味付けのキンキの煮付け。キンメではなくて、キンキ・・・旬も同じ冬ながら、値段で言うとキンキはキンメの倍以上とか!ともかく高級魚なのですね。
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身がフワッと柔らかでいて、脂がのっている、それも出来立ての上、味付けも良いからとにかく美味しく食べてしまいました。
頑張ってあんこうをひと鍋食べつくした後なので、お澄ましは味見程度・・・。あん肝タップリの鍋は当然、卵でとじたお雑炊もするすると完食しました。もう何も入りませんとも!
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〆のデザートははじめからラップをして冷蔵庫へ。抹茶のケーキは業務用製品と思い口にしたら、抹茶の粒々が残る手作りっぽいわらび餅でした♪
手付かずのご飯一膳がもったいないので、考えた末「ラップをいただけませんか」と言ってみたら、仲居のS子さん「では梅干しを入れて、おにぎりを作ってきますね」と。

テーブルの片付けと、新しいお茶のセットの後。
お布団敷の時に、「明日私はお見送りが出来なくて、大変申し訳ありません」と丁寧な挨拶をしていかれた。
聞けば、お隣の日立から車で通勤されているとか。
丁寧な接客姿勢には、とっても好感がもてました。
旅館の仲居さんも本当に人それぞれです。手慣れた感じで客と相対する方、時には笑うしかない程失礼な人(佐渡で泊まった温泉ホテルでの案内係)、昨秋の白馬で泊まったホテルオーナーみたいに気どって失礼な接客をする場合がある一方。。
こちらのふった会話に懸命に合わせようと一生懸命な様子ながら(こんな事言ったら悪いけけど、あまり出歩いていないのかな?)茨城県内の話でも会話が盛り上がらない。しかしそれは仕方のない事。素朴で率直な接客姿勢に悪い印象は全くありません。
次回が、朝食となります。
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コメント 8

末尾ルコ(アルベール)

ボリュームありますね~。しかもしっかり手がかかっているお料理ということで、充実した時間をお過ごしになられなによりです。
あんこうってひょっとしたら食べたことないかもしれにのですが、美味しそうですね。そこであんこうの画像をチェックしてみましたが、なかなかの見た目。魚って(なんでこんな姿に…)と地球の神秘を感じさせてくれる外見の種類が多く、見るのが愉しいですよね。あんこうも、(なぜこんなに顔も口も大きいのか…)と途方に暮れそうになります(笑)。

堤真一は割と好きなんですが、本来は映画的な俳優とは言い難いですね。どうしても舞台的な芝居になってしまいます。ただ常日頃の彼の話で、舞台出身ながら映画に対する憧れやリスペクトを強く感じておりまして、そうなるとわたし、点数が甘くなってしまいます(笑)。俳優でも一般の人でも、映画好き、そして映画をリスペクトしている人たちに対してはほぼ例外なく交感を持ってしまうんです。なので『容疑者Xの献身』のわたしの感想、甘いですよね~(笑)。
『クヒオ大佐』はおもしろかったですね。当時は堺雅人、映画でおもしろい役がけっこうありました。

ポール・ニューマンは若き日の完璧なまでの美しさ。そして鋭敏な刃物のような切れ味と光沢を感じさせる存在感に陶然としますし、中年以降は溢れ出る奥深い人間味とユーモア…どちらも最高に素敵です。『ハスラー』、久々に観ようと思っております。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2021-12-03 09:51) 

hana2021

末尾ルコ(アルベール)さんへ
西のふぐ、東のあんこうと言うくらいですから・・・かく言う私も、ふぐを頻繁に食すようになったのは、ここ数年の事。九州へ旅した、またネットで容易に注文が可能になったのは大きな変化であると感じています。私達からしたら、ふぐは高級品です、あんこう鍋も同様であり、そう頻繁にいただける料理ではありません。
骨は口の周りの顎付近だけで、ぐにゃぐにゃしたグロテスクな外観の身体から、まな板での調理は無理。大きなものはつるして切る、つるし切りであるのもアンコウの特徴のひとつであります。

堤真一は顔でも芝居をしてしまう楽しい人、決して嫌いではありませんけど、あの役柄には合わないように感じたのです。
実際に週刊誌等をにぎわした実在の人物をモデルにした「クヒオ大佐」、堺雅人はあの貧相な身体でも違和感をそう感じさせずに演じましたし、新井康文でしたっけ、さらに上のくせ者ぶりが面白く感じられました。

S・マックイーンと言い、ポール・ニューマンと言い、大きな存在感と魅力の光る俳優であり、本物の映画スター、二人の出演作品は何度でも観たくなるものばかり、本当に得難い俳優です。

by hana2021 (2021-12-03 10:10) 

まつき

アンコウ鍋は最後の雑炊までが楽しみですよね♪
なんてアンコウなんて食べに行った事ないんですけど(笑)
3階が取り寄せたモノを食べたっきりです(^^;
胡麻豆腐と煮付けも美味しそうだし、はぁお腹空きました。。。
胡麻豆腐は黒ゴマの方が「ザ・胡麻豆腐」って感じがして好きです♡
あぁ・・・おにぎりまで美味しそうに見えます!(^^)!
by まつき (2021-12-03 11:30) 

英ちゃん

あんこう鍋は、食べた事ないので食べてみたいです(^∇^;)
他の料理も美味しそうだね~
by 英ちゃん (2021-12-03 11:47) 

hana2021

まつきさんへ
最後のお雑炊が一番楽しめるのは、あんこう鍋の特徴のひとつですよね♪
グルメな3階さんお取り寄せのあんこう鍋でしたら、間違いもないものに思えます。
胡麻豆腐は実際には、もっと黒く見えたもので、あれ??って思っちゃいました。
どれも手間のかかった料理たち、まぁ部屋は古くとも、美味しいものがいただける方を選ぶ私ですので^^

英ちゃんさんへ
茨城県内でも日帰りで、あんこう鍋を提供するところはそう多くはないかと。それも必ず、二人前からと決まっているみたいで・・・機会があったら、どなたかとお試しされてみてくださいな♪
by hana2021 (2021-12-03 12:30) 

英ちゃん

お待たせしました?
今日のご当地連想ゲームは、栃木県です(^∇^;)
by 英ちゃん (2021-12-04 00:45) 

ぼんぼちぼちぼち

あんこう鍋って、まだ食べたことないので、一度食べてみたいと思ってやす。
味噌味なのでやすね。
あと、個人的には慈姑が大好きなので、松笠慈姑を食べたいなあと思いやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-12-04 09:32) 

hana2021

英ちゃんさんへ
栃木自体もPR不足が問題ながら、皆さんのコメントに「栃木なんてどうでもいい~~」な内容にも脱力っす!まぁ、地味な県民性ゆえ、仕方がないですね^^

ぼんぼちぼちぼちさんへ
いわきで食べたあんこう鍋は、〆がなぜかおうどんで、その時は醤油味だったような?
母が東京の人(一応はね)なので、家のおせちにクワイが必ず入っていました。
暮れになるとクワイも、値上がりをする一品です。
by hana2021 (2021-12-04 11:22) 

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