宿のチェックアウト時「これからガラスの森美術館へ行きます」と言いましたら、オーナー:「あの場所は、うかい亭さんの経営なんですよ」
「八王子のですね」と返したら、「ご存知ですか?」「ええ、まぁ」と答えはしたものの、知っているのはうかい亭の店名、有名人がお忍びで利用するところと言った程度なのでした#59136;

箱根は美術館の宝庫!色々な楽しみ方が出来る土地柄ですね♪
選んだ理由はと言えば、宿から近い国道138号線沿いであり、より抽象的な「彫刻の森」と比較したらわかりやすいからレベルなのです。
箱根ガラスの森美術館」館名の上に「UKAI」の表記あり。

紺碧のアドリア海に面した北イタリアの水の都「ヴェネチア」の呼び名=イタリア語。「ベニス」は英語での呼称。
橋で結ばれたいくつもの小さな島々からなるベネチアは、昨年11月も再び浸水した。10月から1月にかけて、ベネチアでは「アクア・アルタ」と呼ばれる高潮のシーズンが続く。サン・マルコ大聖堂前の広場も、(私が見たのは細い木の板をつないだ簡単な通路)歩道橋を作ることで浸水に適応させている。

#59130;ヴェネチアン・グラスとは・・・
古代ローマ時代のローマン・グラスにその起源を発するともいわれ、当時すでにイタリア半島全域に多くのガラス工房が作られていました。ガラス生産の中心地は、1291年の「ガラス製造業者および工人・助手、家族等のすべてをムラーノ島に移住させ、島外に脱出する者には死罪を課す」というヴェネチア共和国の強力な保護政策により、ヴェネチアの本土であるリアルト島から隣のムラーノ島へと移ります。そして今日に至るまで、ムラーノ島はヴェネチアン・グラスの中心地であり、ムラーノ島の人々は、ヴェネチアン・グラスと運命を共にしてきました。

入館してまずは美術館の中心部となる庭園へ。

庭園からヴェネチアン・グラス美術館のエントランスへ続く橋にかけられた、高さ約9m、全長約10mのクリスタル・ガラスのアーチ。
約16万粒のクリスタル・ガラスが箱根を渡る風にゆれ、様々な表情を見せます。
そして池の中には・・・
デイル・チフーリ制作の「パラッツォ・ドゥカーレ・シャンデリア」「ヴェネチア市立ムラーノ・ガラス美術館」と1996年に姉妹提携を結んだ記念として制作された内の一点。
しかし、こう言ってはなんだが、汚れが目立って汚いのだ!
      
チフーリ作品「Onions」の展示方法、池の小舟、庭園展示もアートとして、もう少し何とかならなかったか#59136;


館内展示へと移ります。
・・・会期:2022年9月28日(水)から2023年4月16日(日)まで
「 ~響き合う東西の美~ ガラス・アートの世界」・・・

以下、画像の羅列のみで失礼致します。
      


15~16世紀に王侯貴族の襟許を飾る事より名声を馳せ、ヨーロッパ貴族の憧れの的となっていた高貴なヴェネツィアン・レース。
美しいヴェネツィアン・レースは今でも最高級品とされていて、ヴェネツィア、ブラーノ島の特産品です。

その名だたるレース文様を何とかして無色透明なガラスの中に封じ込められないか??ムラーノ島のガラス職人たちが技巧の限り尽くして完成させ、門外不出の秘法として守られることになったレース・グラス技法で作られた逸品たち。
その手法から生まれる繊細で美しい模様の数々は・・・ガラスの貴婦人と称えられ、現在もヴェネチアン・グラスの代名詞となっています。














      



      
展示作品の半分にも満たないかもしれません・・・。

写真はもっと撮ってきたものの・・・画像アップに、力尽きました#59142;

それからディル・チフーリ作品では、イタリア語で「斑点のある」=「マキア」は撮り忘れてしまいました。

これが花が咲き乱れる季節であったなら、またはライトアップされたガラスの煌めく時刻#59130;でもあれば、感想もまた違ったと思うけれど。
この内容で@1800円の料金設定は高めでは? 別途300円の駐車料金もかかると思ったら、その辺りはどうなったか?は不明のまま。
ベネチア・ムラーノ島のガラス工房は2000年に訪問済み、それにより自宅にもベネチアンガラスのワイングラスはあるけれど、ここに共に載せるのは止めておきましょう(/ω\)

次回で終わりますね。