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1月奥多摩&箱根へ・・・⑨「箱根ガラスの森美術館」 [2023・1月奥多摩&箱根]

宿のチェックアウト時「これからガラスの森美術館へ行きます」と言いましたら、オーナー:「あの場所は、うかい亭さんの経営なんですよ」
「八王子のですね」と返したら、「ご存知ですか?」「ええ、まぁ」と答えはしたものの、知っているのはうかい亭の店名、有名人がお忍びで利用するところと言った程度なのでした[バッド(下向き矢印)]
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箱根は美術館の宝庫!色々な楽しみ方が出来る土地柄ですね♪
選んだ理由はと言えば、宿から近い国道138号線沿いであり、より抽象的な「彫刻の森」と比較したらわかりやすいからレベルなのです。
箱根ガラスの森美術館」館名の上に「UKAI」の表記あり。

紺碧のアドリア海に面した北イタリアの水の都「ヴェネチア」の呼び名=イタリア語。「ベニス」は英語での呼称。
橋で結ばれたいくつもの小さな島々からなるベネチアは、昨年11月も再び浸水した。10月から1月にかけて、ベネチアでは「アクア・アルタ」と呼ばれる高潮のシーズンが続く。サン・マルコ大聖堂前の広場も、(私が見たのは細い木の板をつないだ簡単な通路)歩道橋を作ることで浸水に適応させている。

[ぴかぴか(新しい)]ヴェネチアン・グラスとは・・・
古代ローマ時代のローマン・グラスにその起源を発するともいわれ、当時すでにイタリア半島全域に多くのガラス工房が作られていました。ガラス生産の中心地は、1291年の「ガラス製造業者および工人・助手、家族等のすべてをムラーノ島に移住させ、島外に脱出する者には死罪を課す」というヴェネチア共和国の強力な保護政策により、ヴェネチアの本土であるリアルト島から隣のムラーノ島へと移ります。そして今日に至るまで、ムラーノ島はヴェネチアン・グラスの中心地であり、ムラーノ島の人々は、ヴェネチアン・グラスと運命を共にしてきました。

入館してまずは美術館の中心部となる庭園へ。
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庭園からヴェネチアン・グラス美術館のエントランスへ続く橋にかけられた、高さ約9m、全長約10mのクリスタル・ガラスのアーチ。
約16万粒のクリスタル・ガラスが箱根を渡る風にゆれ、様々な表情を見せます。
そして池の中には・・・
デイル・チフーリ制作の「パラッツォ・ドゥカーレ・シャンデリア」「ヴェネチア市立ムラーノ・ガラス美術館」と1996年に姉妹提携を結んだ記念として制作された内の一点。
しかし、こう言ってはなんだが、汚れが目立って汚いのだ!
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チフーリ作品「Onions」の展示方法、池の小舟、庭園展示もアートとして、もう少し何とかならなかったか[バッド(下向き矢印)]
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館内展示へと移ります。
・・・会期:2022年9月28日(水)から2023年4月16日(日)まで
「 ~響き合う東西の美~ ガラス・アートの世界」・・・
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以下、画像の羅列のみで失礼致します。
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15~16世紀に王侯貴族の襟許を飾る事より名声を馳せ、ヨーロッパ貴族の憧れの的となっていた高貴なヴェネツィアン・レース。
美しいヴェネツィアン・レースは今でも最高級品とされていて、ヴェネツィア、ブラーノ島の特産品です。

その名だたるレース文様を何とかして無色透明なガラスの中に封じ込められないか??ムラーノ島のガラス職人たちが技巧の限り尽くして完成させ、門外不出の秘法として守られることになったレース・グラス技法で作られた逸品たち。
その手法から生まれる繊細で美しい模様の数々は・・・ガラスの貴婦人と称えられ、現在もヴェネチアン・グラスの代名詞となっています。
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展示作品の半分にも満たないかもしれません・・・。
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写真はもっと撮ってきたものの・・・画像アップに、力尽きました[あせあせ(飛び散る汗)]

それからディル・チフーリ作品では、イタリア語で「斑点のある」=「マキア」は撮り忘れてしまいました。
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これが花が咲き乱れる季節であったなら、またはライトアップされたガラスの煌めく時刻[ぴかぴか(新しい)]でもあれば、感想もまた違ったと思うけれど。
この内容で@1800円の料金設定は高めでは? 別途300円の駐車料金もかかると思ったら、その辺りはどうなったか?は不明のまま。
ベネチア・ムラーノ島のガラス工房は2000年に訪問済み、それにより自宅にもベネチアンガラスのワイングラスはあるけれど、ここに共に載せるのは止めておきましょう(/ω\)

次回で終わりますね。
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コメント 11

サンダーソニア

25、6年前に行きました^^;
その頃はきれいでしたけど 
やはりお高めの印象です。
ガラス製品が好きな私は満足でしたがw
長女がおなかにいたのに知らずに旅行してました
by サンダーソニア (2023-03-01 21:51) 

hana2023

サンダーソニアさんへ
確かサニーさんは、ファッション関係からイタリアへも二度行かれましたね^^
こちらも個人の所有としたら、立派なコレクション、展示数と思いつつ・・・
ディル・チフーリ作品展示では、富山美術館の方が優れているとか。
by hana2023 (2023-03-01 22:14) 

Boss365

こんにちは。
「箱根ガラスの森美術館」うかい亭さん経営は初耳でしたが、手広く色々とやってますね。
ベネチア、何回か訪れた事ありますが・・・
レストランで食事中に浸水。冷凍ケース等がショート、室内の照明が消えて食事した事あり。
また、毎回道に迷い、船上ボートで駅前やホテルに戻る事が多々ありました。
ところで、ベネチアングラス、輝き・透明感は少ないですが・・・
意匠が凝っていてカラフルなモノが多い印象です。
デイル・チフーリ制作の作品「汚れが目立って汚いのだ」野外モノあるあるで残念です。
チフーリ作品「Onions」も「何だろう?」と言う小舟演出ですね。
大地に置かれたものは、いい感じですが、割れないか?多少ビクビクします?
室内展示物、レースガラス技法の平皿、レース編みをガラスで表現ですが・・・
大変素晴らしく、どうやって作るのか?大変気になります。
ディル・チフーリ作品、ライトアップされた時間・夜は大変美しいと推測です?
ところで、高めの料金設定、再訪問はしない部類の美術館ですね。
企業として税金対策のハコモノ・美術館の可能性ありかな!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2023-03-01 22:48) 

hana2023

Boss365さんへ
こんばんは。
うかい亭、なん店舗かあるのは知っていたけれど、手広く商才ありなのですね。
巨大なゴシック建築から、小さな工芸品でもこれ程繊細で美しいものを誕生させる技量をもちながら、ケセラセラで済ませる部分もあわせ持つイタリアは不思議な国。
模様の一個一個は、「金太郎飴」方式で重ねるまでは想像もつきますが、それを均一に伸ばし、広げて、美しく曲線化する過程がわかりません。
諏訪湖畔「北澤美術館」のガレ・コレクションは屋内の暗さをバックにしているから映えるのかも?あちらもリゾート施設関連でしょうか。
「V&A」のデイル・チフーリ のシャンデリアの美しさは感動ものと言われているとか。
箱根も展示の段階の安易さが問題と思われます。


by hana2023 (2023-03-01 23:46) 

末尾ルコ(アルベール)

「箱根ガラスの森美術館」のリポート有難うございます。行ったことのない美術館ですが、展示方法などにご納得できない要素があったようですね。特にせっかくの美術品、汚れが目立ってはいけませんね。展示品の管理など、改善すべき余地があるのかもしれません。
とは言え多くのお写真で見せてくださっているガラスアートはそれぞれ美しく、本物を直接鑑賞してみたいという気持ちになります。

朝ドラですが、4月から高知県出身の植物学者牧野富太郎が主人公なんですよね。で、普段はいかにも鈍臭い高知県知事や高知新聞、そして朝ドラ関連で儲けようとしている人たちは盛り上がりまくってます。一般県民はさほど興味持ってないと思いますが。
それにしてもこうしてなんでもかんでも経済効果に結び付ける風潮、どうにも気分よくないです。
朝ドラや大河に関してのわたしのスタンスはいつもの通りですし、それはもちろん高知が題材でも変わりませんが、現在放送中の朝ドラは主役の福原遥ですか、この人好きじゃないんです。
もっとも大河が好きな有村架純が出ているので観始めましたが、3話でリタイヤしました。松重豊や大森南朋などが、いつも映画で観る姿とはかけ離れたワザとら演技をするのは平常心では観られないです(笑)。                  RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2023-03-02 10:19) 

まつき

クリスタル・ガラスのアーチはキラキラしてとっても綺麗なのに、
手前の小舟が超邪魔なような(^◇^;)
千鳥ヶ淵のボートの方がオシャレに思えるような何の変哲もない小舟に、
原色の玉ねぎ状の物体の意味する所は何なんでしょうねぇ(・・?
年末に大掃除したばかりだと思っていた我が家の窓ガラスも、
もうすっかり汚れてしまっているのだから、綺麗に維持するのは
大変だろうな~と思って見てましたが、汚れていたんですね(^^;
決してお安くない入場料なのに(>_<)
by まつき (2023-03-02 10:55) 

溺愛猫的女人

「うかい亭」さんの経営とは知りませんでした。箱根駅伝ミュージアムに行った帰りに寄りました。
by 溺愛猫的女人 (2023-03-02 12:40) 

ぼんぼちぼちぼち

ええっ!箱根のガラス美術館って、うかい亭の経営だったのでやすか!
どうりで、うかい亭には、ドームやガレがある訳でやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2023-03-02 14:14) 

hana2023

末尾ルコ(アルベール)さんへ
こんなのレポートでも何でもなくて、それに美術館は自らが足を運んで観るものです。
屋外展示をどのように捉えるか、ミュージアム側がどのように位置づけしているかは不明ではあるけれど。。
少し考えたらわかるものの、鑑賞した私にも問題があったのかもしれません。
ロウソクやランプと言った夜間の闇の中で、また昼なお重厚で厚いカーテンに覆われた屋敷内で愛でるガラスの数々。
蛍光灯の下で暮らしている日本人からしたら、違和感があるのは当然です。
その辺りへの配慮は感じられましたから、それぞれの作品に対しても、もっと素直な気持ちで向き合ったら良かったかと今頃思っております。
今年に入ってからの大河、朝ドラと私も見るのは止めております。
仰る通りの、わざとらしい演技、演出は勿論。
人物、ストーリーにも全く共感出来る要素がなくて。視聴者をなめているとしか言いようがありません。

まつきさんへ
このチッコイ緑色の小舟って??と、上の画像からでも感じられるでしょう(笑)
池の藻なのか、苔なのか?小汚いとしか感じられませんでした。
結局、日本人の発想ってこの程度なのですね!
館内の展示物の数の多さは、よくぞこれだけ集めたもの!と驚かされましたけれどね^^
by hana2023 (2023-03-02 15:31) 

hana2023

溺愛猫的女人さんへ
箱根駅伝ミュージアムの存在に驚きました。
確かに箱根の駅伝ファン、チェックアウトの時、次の年の予約をするほどと聞いております。

ぼんぼちぼちぼちさんへ
ぼんぼちさんは、うかい亭でお食事されていらっしゃるのですね^^
by hana2023 (2023-03-03 10:02) 

tarou

箱根ガラスの森美術館は、何度行っても
良いところです。
うかい亭さんの経営とは知りませんでした。

by tarou (2023-03-04 08:09) 

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