凍った完熟葡萄から造られるワイン・アイスワイン。
アイスワインは収穫の時期を遅らせることにより木にブドウが生った状態で凍らせて、水分の凍ったままで果汁を搾ったもの。糖度の高い甘口ワインです。
私が初めてアイスワインに出会ったのは、カナダのナイアガラ地域。
この辺りは内陸で湖が近い為か訪れたのは4月初旬と言うのに、とてもそうは思えない程の寒さでした。桜が咲き始めた日本から行ったというのに季節が戻ってしまって・・・・冬のコートや手袋、マフラー姿でちょうど良いくらいでした。
アイスワインと呼ばれるのは、ドイツ、オーストリア、カナダのものに限り許された名称だそうです。

どうしてこんな解説めいた前置きをしているかと言いますと。
ブルーベリー狩りをした後、珍しいオリジナルワインの醸造所である「アテウス」さんに立ち寄りをしたからなのです。
その場所は、先にあげた「ツインリンクもてぎ」に程近い沿線道路沿い。
好みのワイン原料から醸造することもでき、オリジナルデザイン・ラベルのワインが作れる工房です。
地元のブロガーさんの書かれたものを読んでいたから、以前から一度は行ってみたいと思っていたところでした。
「ここは何度も通っているのに、知らなかったなぁ」と言う夫。
そう、ワインを売るためよりも作る工房なのですもの。地味な外観の建物なのです。
右端は敷地内を流れる小川。流れる水も綺麗です。


店内も至極シンプルで、ナチュラルな印象。
木製のカウンターに、テーブルや椅子。奥の白いタイル張りの流し台がオシャレです#59130;
「アテウス」のラベルが貼られた、オリジナルワインが綺麗にすっきりと並んでいるカウンター。
息子達と三人で(夫は運転の為飲めませんから)、赤と白・4種類ほどを試飲しましたが・・・・
結局、チョイスしたのは最後に飲んだアイスワインでした。これでは、試飲の意味がありませんね#59142;

日本国内で生産されるアイスワインに限っては、厳格な定義はなされていないみたいです。
国内産のアイスワインでは、山形県上山にあるワイナリー。「蔵王スターワイン」と「シャトータケダ」のタケダワイナリーの、アイスワインが飲みやすくて好きです。
デザートワインと言われるくらいに、甘いアイスワイン。
でもこちらのはナイアガラのもの、その後に飲んだドイツのものと比べると、甘さが強くなくて、フルーティで美味しいものですから。
タケダワイナリーの「キュベ・ヨシコ」は、洞爺湖サミットのオープニングの乾杯でも使われました。その前の沖縄の時には栃木県内足利市の「ココ・ファーム・ワイナリー」のワインが使用されて、その時もチョッとした話題となりました。 
                 
さて、こちらのワイン。
丸いボトル入りの可愛らしい感じですが、肝心のお味の方はどうかしら。まだ飲んでいないので解りませんの#59136;
冷やして少しずつ飲む事にしましょう#59125;
少しずつ、寝る前に頂くのが良いように思います#59126;

何かの記念に、またサプライズなプレゼントとして、どちらもアイディア次第ということで自分だけのオリジナルワインを造るのは面白そうですね#59130;

アテウス
芳賀郡茂木町鮎田1854-1
0285-63-0140