家を出発したのは、暮れの30日の朝です。途中私の実家に立ち寄りをして、チョッとまったり。
でも首都高速、そして都内から始まる東名高速の渋滞も心配だから・・・何時までもそうしている訳にはいきません。

一泊目は静岡県の中西部・御前崎のホテルです。御前崎は水産、観光を主な産業とする。と言うよりも、浜岡原発のある町としての方が有名なのかもしれません。


途中の足柄SAだったかしら?から見えた、富士山の姿。
もういいよとの声も聞こえてきそうながら…でもやはり富士山は、特別な山ですね。
何度見ても、見飽きるという事がないように思えます。

思っていた程の渋滞もなく、順調な走りが続きました。
そうする内にも、お腹が空いてきたような・・・
桜えびで知られる由比漁港。静岡県由比地区は、桜えびの日本一の漁獲高を誇るところです。
冬の時期の新幹線の車窓からは、えびの赤い絨毯が見えるのはお約束!

生や素干しの桜えびの味は格別です。それだけに3月下旬から6月の上旬、10月上旬~12月下旬までの年に二回ある漁期を楽しみにしている人もいるという。
これまでいく度となく通りがかってはいるものの、何時も他のところで済ませてしまうものだから、由比で桜えびを食べる機会はありませんでした。
せっかくなので今回は、由比の「くらさわや」さんで食べていくことにしましょう。
旧東海道は海際を避けた、由比宿から山腹を巻いて薩埵峠を経て興津宿へ抜けるルートが取られました。この店はその旧東海道由比宿の外れ、ビワとミカン畑に囲まれた山の中にあります。
http://www.sakuraebi.org/


こちらは桜えび料理の専門店です。中でも、桜えびのかき揚げがいちおしの様子。
私は桜えびののったサラダ、小鉢、お味噌汁の付いた桜えびかき揚げ定食にしました。


2枚のかき揚げは見た目も美しく揚がっていました。添えてある粗塩でいただきます。
サクサクなのは見ても分かるように…しかし実際に口に入れると、半端ではないこのサクサク感!!
新鮮な生の桜えびを使ったかき揚げの風味の良さも格別です。


夫は、同じく生の桜えびを炊き込んだ桜えび釜めしを。

お釜の蓋を開けた時のプンと香った磯の香り、ほんのりとした淡白な味付けだから桜えびの香りがよくて、予想した以上に美味しかったです。
こちらにも同じようなサイドメニュー、どちらもデザートとして最後にみかんが付きました。
これまでもお店屋さんで桜えびのかき揚げは食べた事がありましたけど、あの美味しさは特別なもの。また行くことがあったら食べたいって思います。
くらさわやさんは各種メディアや美味しんぼなどにも採り上げられた有名店・人気店らしい。。。


店内から見えるのは、富士山と太平洋・駿河湾の両方の風景が楽しめる最高のビュースポットである「由比PA」。
東名高速のすぐ裏側にあるお店なのですね。

由比駅前は、そのものズバリ桜えび通りなのでした!!
               
由比地区は東海道の宿場が置かれていた町で、今もその面影が残っていました。
江戸時代の浮世絵師・歌川広重の作品などが収蔵されている「東海道広重美術館」、「由比正雪の生家」等もあり…時間があればもっと探検をしてみたくなるところです。


御前崎(おまえざき)は静岡県御前崎市御前崎に属し、東に駿河湾を、南に遠州灘を望む岬。
一帯は静岡県立御前崎遠州灘自然公園に指定されており、また岬近辺を御前崎ケープパークと称して整備している。

さぁ、これで太平洋に沈む夕日に間に合う事が出来るかしら!?

この続きは、明日にしましょう。