一泊目のホテルは、ホテルと言ってもリーナブルな値段だけが魅力のビジネスホテル「くれたけイン御前崎」。
             

浜松市の「ホテル・ヴィラくれたけ」。結婚式場を併設したブライダル&リゾートホテルを経営母体とする企業が、新しい時代のニーズに合わせたブロードバンド対応のB&Bホテルを展開している中の、ここはひとつなのでした。

先月宿泊した「ホテルnanvan」グループがマグロ屋さんなら、同じ静岡県内において経営展開を競う「くれたけ」グループは、結婚式場が元になっていたのですね。
こちらにも以前から興味があって、一度は利用してみたいものと思っていたのでした。
http://www.kuretake-inn.com/omzk/

お値段がお値段だけに、それ以上の期待をしてはいけません。

建物もお部屋もまだ新しいから清潔感はあるものの・・・狭いお部屋に、置いてあるものも必要最低限ながら・・・一晩寝るだけでしたら全く問題はありません。
翌朝の朝食にしても、品数はまぁまぁ。味の方もそれなりなもの。
それでもまだ、こちらの朝ご飯は良かった方なのでした。。。

このホテルで一番楽しかったのは、ウェルカムドリンクとして、ビールやワイン・カクテル等のアルコール・ソフトドリンクが無料サービスされる「ハッピーアワー」。
お昼が遅かったものだから、夜になってもあまり食べられそうもありません。
そこでお店へは行かず、途中テイクアウトしてきた握り寿司で済ませてしまう事にします。
フロント奥の食事会場のテーブルには、ささやかながらミニおつまみのビーナッツの用意がされていて・・・
食べ物の持ち込みはご遠慮くださいとあったものの、皆さんテーブルの上ですでに派手に広げてしまっている模様。
私達は持ち込みOKかどうか一応フロントで聞いてみましたら、「結構です」との事。
それに、1杯セルフサービスのはずなのに…あれ、変だぞ!?
我々のように年末年始でも安く旅行をしたいと思う若いグループ客が多かったようで、宿泊していたのはほとんどが若い人達。
そんな彼らが各テーブルで楽しげに盛り上がっている様子は、見ていて微笑ましいものでした。
私達も勿論、一緒に楽しませて頂きました。
これだけに限らずお金をかけずとも、様々な楽しみ方ってあるものですね。

遠州灘に広がる長大な浜岡砂丘は、太平洋側最大級の砂丘地帯です。


サーフィン、ウインドサーフィンのできる場所として、ボードセイラーが 「地球上で最高の場所」 と折り紙つきの御前崎ロングビーチ。
景観の良さ、波の大きさ、風の強さ、風の方向等が最高なので、年間を通して幾つもの大会が開催されるという。
お部屋の窓から見えたのは、そんな風力発電の大きなプロペラたちの群れでした。

そして何と言っても、御前崎で思うのは灯台です。
 
            
以下は、Wikiより・・・
御前埼灯台(おまえざきとうだい)は、静岡県御前崎市御前崎の最南端に立つ、白亜の塔形をしたレンガ造の大型灯台。
日本の灯台50選に選ばれているほか、歴史的・文化的価値の高さから、Aランクの保存灯台に指定されている。
昔から遠州灘は航海の難所でこの沖の岩礁で座礁、難破する船も多かったため、この場所には徳川幕府によって「見尾火(みおび)灯明台」が作られていた。
明治4年旧幕府が建造した軍艦が この沖合のセイゴ根に座礁したこともあって、洋式灯台の建設が急がれることとなりました。

1872年(明治5年)5月26日に起工。
1874年(明治7年)5月1日に完成し初点灯したが、2年もの工期を費やした。かの、「灯台の父」と呼ばれる英国人リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計によるもので、当時のお金で2万5千円余りの巨費を投じている。
そして、回転式の第1等フレネル式レンズ(フランス製)が日本で初めて使用された。



俳優・中井貴一のお父さんである佐田啓二・高峰秀子主演の映画、木下惠介監督作品「喜びも悲しみも幾歳月」(1957年松竹作品)の舞台となりロケが行われた。って、あまりにも古すぎます!?

周辺は御前崎遠州灘県立自然公園に指定されていて、雄大な太平洋のパノラマが展開しているのです。