「日光東照宮」近くと言うより「田茂沢御用邸」の正門近く、ひっそりと佇むのが食事処「近藤」さん。
普通のお宅で、ランチのみの食事処を営んでいます。

             
数年前からずっと気になっていたのですけれど・・・人気店の為、中々来店の機会が持てずにいました。
とても評判が良い上、その後旅番組でも取り上げられたので、更にまた遠いお店となってしまい。。。
それが日曜日に日光へ行こうと決めてから、ダメ元で聞いてみましたら…OKとの事。
そんな前から予約してまでは嫌だけど、今回はラッキー#59117;

お席が少ししかないから、近藤さんのランチは11時半と13時半の交代制です。

ご覧のように、住宅街にある普通の民家。

しかしこの上品な暖簾をくぐって中に入ると、お店をはじめるくらいだから普通ではなくて豪邸だってわかります。
書院造り風?の出窓の下は板に描かれた立派な襖絵。ここには牡丹の花が描かれていました。


私達の座った椅子&テーブルの反対側が座卓席。この板戸は、梅ににわとりさん。


広い掃き出しからは、広いお庭を眺められます。
これからの季節は、きっと素敵ね#59125;ちょうど降り出した雨の、しっとりとした風情を楽しみました。

ランチは月替わりのメニューのみ「4月のランチ」、1000円なり。



上から前菜風の盛り合わせ、茹でエビの下は厚焼き卵・とり肉のつくね・鰆の味噌焼き。春キャベツのからし和え。
サーモンと新玉ねぎ。日光ゆばのサクラ煮。ごま豆腐。筑前煮。

お椀に入っているのはそら豆のスープ。
抹茶塩で食べる野菜の天ぷらに、手打ちそば。
そこに御飯&漬け物が付きます。


コーヒー、デザート付きにすると+200円。

どれも上品、優しい味でした。
旬の素材を使った、手のかけられたメニュー。中で季節に合わせたゆばのサクラ煮が一番美味しかったかな。
お蕎麦はお腹がいっぱいで食べていないからわかりません。

観光客だけでなくリピーターさんの多いこのお店。そこで入店の時も皆さん「こんにちは」なのです。
私達のお隣にいらした方はお隣群馬の桐生から何度もリピをされている常連さん。
同年輩の奥さんとおじいちゃま、おばあちゃま、娘さんとの4人ファミリーでした。
おばあちゃまが素敵なお着物姿だったので、入店の時私が近藤さん家の方と間違えて「(予約の)○○です」と言ってしまったのでした。
失礼しました。
それがきっかけとなってそれからお喋りをしたのですけれど・・・・帰り際に「奥さん、これおひとつ」って下さったもの。それが右側の手作りのティッシュケースです。
ささやかながら、これもひとつの「一期一会」#59130;
桐生市にお住いのWさん、お気持ちありがたく頂きました。

そんなサプライズまであった、この日のランチは美味しくて満足!!
アットホームな中にも丁寧で、感じの良い接客。
一品一品手をかけて作ってあって、綺麗に盛り付けをされたお料理は味も良かったのだけれど・・・なんかどれも家で自分が作れそうな感じがしてしました。
とても優しいお料理だけど、特に印象に残る程ではなかったような・・・期待が大きすぎたのもそんな風に思った、一因となっているのでしょう。
でもこれ全部を家で作るのって、大変だと思います。
何といっても和食が一番贅沢なものなので、このお値段なら良心的なの方かも。また、食べに行こうかしら#59125;
http://www1.ocn.ne.jp/~walunch/



日曜日に途中の車窓から一番目に入ってきたのは、黄色い菜の花畑。

日光では、昨年の震災の影響がまだ続いている模様。
以前と比べたら、外国人も含めて観光客の姿は減っているように見受けられました。
しかし…ここでもスカイツリーに便乗した経済効果を期待するポスターの掲示をあちこちで見かけました。
この地に多くの観光客が戻ってきてくれるのを、私も願っています。