「ラペール」の白でまとめられたダイニングは、一見するとファミレス風。ホテルエクシブのフレンチにしては、チョッと安っぽいかも。
出されるのは・・・
旬の素材を贅沢に使い、シェフ・オリジナルの工夫をこらした色彩豊かで味わい深い南欧料理。30種類以上の野菜やジビエなどを使い、ワインとのマリアージュも楽しめる純フレンチコース・・・。との事です。



案内されたのはお庭を眺めながら食事が頂ける、嬉しいテラス席でした。
まだ雨が残っていたものの・・・ライトアップされた緑とツツジが綺麗です#59130;サスガに南欧の香りをテーマにしているだけの事あります・・って・・オイオイ


何時もの飾り皿、ナプキン&メニューの下には伊豆だけに伊勢えびの姿が描かれていました。
まずはアミューズ・一口サイズのお楽しみオードヴルは、カボチャの何だったかしら?ネーミングは「良き日々」だそうです。

彩りの美しいオードヴルその1は、「桜香る金目鯛のマリネ 蛍烏賊と春野菜のアンサンブル」。
春の装いが気持ち良い金目鯛のプレートは、これだけでアルコールが進む予感がしてしまいます。
喉が渇いてしまったので今回、揃って「生」で~す!
色とりどりの食材が使われ、絵を描いたように綺麗なオードヴル。散らしてあった赤いものは、ローズソルトだったかも。
手前にあるのは「食べられるほおずき」。その隣の赤い小さい実はマイクロトマトです。知ってはいたけれど、実際に食べたのは初めてかもしれません。
右側の黒っぽく映ってしまったのは、ホタルイカのマリネ。


オードヴル2は、「鶉のグリエ バルサミコソース」。ウズラを食べたのって何年ぶり?むかーし、群馬の山奥で食べた事があったような・・・
バルサミコ酢のソースが美味しい#59125;
素材の楽しさは勿論の事、多彩なソースが楽しめました。
前菜からしてどのプレートも、しっかりと仕込みをされているのが感じられます。

次は、スープです。でも、あれ?スープじゃない。
深いスープ皿の中には、お野菜と車えびが入っています。そして塗られている赤い色もお野菜から出来ているのだとか、そこへ濃厚でクリーミーなスープを注ぐことで綺麗な彩りに変化をするのでした。
メニューによると、「静岡県産黄カブのヴルーテ 車えびを添えて」。


ポワソン「沖高部のサラマンダー焼き フェンネルの香り 若竹のソース」。
沖高部は、スズキの仲間だそう。そこにホワイトアスパラや筍等、旬のお野菜が添えられています。
ビアンドの「乳飲み仔牛ロースのセミドライトマトとパルメザンのクルート焼き 仔牛のジュ」。
ホゥ#59138;乳飲み仔牛と言うのを頂くのも初めての経験です。金々の大きなプレートも豪華そのもの。

素敵なムードの中で、工夫を凝らしたアイデア料理満載の贅沢な時間が過ぎました。

本当は目の前で揚げたてがそのまま頂ける、和食処のカウンター天ぷらが第一希望だったのです。
第二希望がフレンチでした。
希望しておいたのも中クラスのメニューでしたから、全く期待がなかった割りには・・・供される度にワクワクさせられて、季節に彩られた料理はどれも美味しく頂けました。

食後のデセールだって、二種類。


大きな青いゼリーのオバケみたいのは器です。
「グリオットチェリーの軽いクリーム そのグラニテと共に」、丸いボールに入ったグラニテ、その下にちょこんとチェリークリームが。
「ほうじ茶のブランマンジェ 和のテイストに春を感じさせて」も、白玉やフルーツタップリなパフェの下に、抹茶のムースが隠れていて・・・どれも記憶に残る、心憎い演出と味です。
凝った器に、素敵なお料理の数々。こういう細かい心遣いは嬉しい限りですね。


翌朝の、ベランダから・・・ズラリと並ぶ、客室棟です。


今日の伊豆高原は快晴の空。
真っ赤なツツジと、我が家よりも一足早い新緑がとても綺麗#59126;
この景色が、自分のものだなんて贅沢。一泊だけなんですけどね。

館内からも、これ。

碧い海と空と。そして意外にも、大島がこんなに近いなんて!

ラウンジにある「カフェテラス シーガル」です。


エクシブの朝、我が家は何時もコンチネンタルブレックファースト。
エクシブではどこへ行ってもラウンジでのんびりと朝食が頂けます。食べてから撮ったので、モザをかけました。


ここで青く澄んだ海を見ながら、朝ご飯を頂くのにピッタリなのはテラス席です。
こちらからも、相模湾と伊豆大島がとても間近に見えました。


目覚めのジュースは、トマトジュースをチョイスして。
焼きたてパン3種類、シラスと生ワカメ入りのサラダ。
ボイルドエッグに、ヨーグルトは下に沢山フルーツが入っていたから、地味な見た目よりも美味しかった。

少し風はあるものの、心地よい日差しを浴びながらのコーヒーやティーは美味しかったです。