前日記でも書いた通り・・・
都会から遊びに来た観光客達がそぞろ歩く姿を見かける休日の益子の街。ここは焼き物の街であり、そしてカフェやペンションがあるからなのでしょう、意外にもパン屋さんの数も多いところ。
その為に駅にはパンMAPまでおいてあるくらいなのです・・・。
街のメインストリートから目的のお店まで行く途中の、50号線までの道はまるで緑のトンネル。
新緑の季節だけにとにかく気持ちが良い、そんなところを通るのは私も大好き#59126;

お邪魔したのは、日曜日しかオープンをしていないお店「パン工房 Boulange770(パンコウボウブーランジュナナナナマル)」さん。770は店舗が建つ住所の番地からとられているみたい。
普段はもの造りをしたり、国産小麦・天然酵母を使った手作りパン、フランス地方菓子作りをしていて・・・週に一日だけ「Gallery WORK SHOP 770 」で店頭販売をします。

どうですか。この素晴らしいロケーション、お店のムード。
http://volunteer.main.jp/Boulange770.html

元は児童公園だったところに建てた手づくりハウスです。
だから周囲には桜の木が植えられて、子供の遊具はそのままになっています。子供連れでやってきて、大人は森林浴。子供はブランコやシーソーで遊ばせると良いかもしれません。



店の中から看板犬君がノコノコ出てきました。来店客の連れてきたパグさんに向かって「ワン!」。
大きくとられた窓が気持ちが良いです。
店の隅には薪ストーブが置かれ、店内に流れるBGMはCDではなくて、レコードプレーヤーにアナログなレコード盤でした。



並んでいるのは、陶芸家である奥さんの焼きあげた作品たち。沢山の木工製品。
蜜蝋から作るロウソク等…の工芸品も並ぶ。そして勿論パンも、手作りの木製ケースの中にありました#59130;
色々あって迷ってしまうものの…並べられた十数種類の中から選んだのはフリュイ・セック。

おっとりとしたムードのご主人は中々お話上手な方。
陶芸家の奥さんが、お子さんのお昼ご飯をもってやってきました。
アケビのツルをドアの上に絡ませたり、活けてあるお花の水を代えたりしていて…その様子は絵に描いたようなカントリーライフそのものです。
奥さんの方も、子供連れで遊びに行くことのできる地図を持ってきてくれました。お二人とも温厚な方で、地元のこと、お仕事のことなどお話下さって楽しい時間が過ごせました。

店主の田村さんは益子に移り住んだのを機に、二人で物作りをして販売するための [WORK SHOP 770] を立ち上げました。
陶器・木工・みつろうキャンドル・牛乳パックハガキ・アクセサリーなどを夫婦で製作・販売しながらの生活を営んでいるご様子です。


Fruits secとは、ドライフルーツと木の実のパンの事らしいです。中には胡桃・レーズン・リンゴ入りとの店内のボードには書かれていました。
そして左端の、ラヴェンダー。パンでラヴェンダーって???
どちらも美味しいと思いましたが、私はラヴェンダーの方が気に入りました!
形もとても綺麗ですよね。まず最初にプンとラヴェンダーの良い香りがします。外皮はパリッとした薄い皮に包まれ中身はフンワリとしていて、ほんのりとした甘味も。
皆さんが想像されるような…芳香剤を食べているといったものではなかったですよ。
フリュイも具がギッシリと入れられていて、とても丁寧な仕事ぶりが伺える出来です。
特にラヴェンダーの方は、香りと食感の良さではまってしまいそう#59125;

これはまた是非、買いに行かなくては#59144;
益子では、毎年GWと11月の初めに「益子陶器市」が開催されます。テントが建ち並ぶ楽しいお祭りです。
また益子駅のある下館⇔茂木間は、SLも走っているのです。
色々な楽しみ方が味わえる町へ、あなたも遊びに行ってみませんか。