先週末は、どこかへお出かけされましたか。
紅葉シーズン最後とあり、私は日光までお散歩に行ってきました。
今年の秋も本当に短くて、すでに落葉が始まっていると聞く・・・いろは坂や奥日光。しかし県内一の紅葉スポットである事には変わらず。。。


行ってみたら、やはり紅葉の見頃は過ぎていた#59143;そしてこの真ん中のカラマツ?この木が毎年、私の邪魔をするのです#59136;
それでも、男体山にかかった白い雲、澄み切った碧い湖・・・ピークは終わっていても、名残りはまだありました。これでもじゅうぶん素敵な風景に思えます。

当日の朝、起きたのはなんと早朝4時。そして5時ジャストには家を出て、いざ日光へ。
頭上で煌めく星を眺めては、この時間に起きたら綺麗な星も見えるのねと・・・変なところで感心。

先週末に紅葉の見ごろは東照宮等のある日光山内、神橋辺りまで下りてきているとの事ながら・・・。
時間が早いので、いろは坂を上って上まで行くことにします。


途中からは上る朝日との競争みたいな、ドライブになってしまいました。
スピーディに上る朝日、遠くに雲海も見えました。


途中の明智平からの眺め。山肌をぬう曲がりくねった「いろは」28文字のカーブも、景色のひとつです。


山肌に当たる上る朝日がキラキラ光って、落葉しかかっていてもやっぱり綺麗。上の線は電線ではなくて、ケーブルカー用のケーブルです。

今月初めの3連休頃が紅葉も、行楽の人出もピークだったのでしょう。思っていたほど渋滞もなく快調な走りで中禅寺湖に到着。

                      
まずは我が家の紅葉スポットのひとつである半月峠へ。
奥日光の入口では、、竜頭ノ滝や戦場ヶ原、湯ノ湖といった主要観光地が連なる国道120号線と分岐します。
7時にゲートが開くのを待って、以前は有料道路であった・・・中禅寺湖スカイライン=県道中宮祠足尾線を突き当たりまで進むと大きな駐車場があり。。
半月山が壁となって居るので、この場所からは中禅寺湖は見えませんが、足尾方向の山々を望むことが出来るのです。


足尾銅山の鉱毒により成された足尾荒廃地、むきだしの茶色い山の姿が目の前に広がります。
駐車場の一角に治山事業に関する案内板が設置されていて、銅の精錬に伴う有毒ガスや、大規模な山火事などで草木のない山へと変わってしまったとの内容が書かれています。
現在は様々な試みにより、森林再生のための施策が行われている。その様子は、以前何度か目にしました。
あと数週間早かったら半月山駐車場からも、すぐそばに斑模様に紅葉した山々が見えたはず。。


        
いろは坂を上りきって見える・・・周囲約25キロ、水深163メートルの中禅寺湖。そして秀麗な姿の男体山。
男体山の噴火で流出した溶岩が大谷川の渓谷をせき止めて、湖が生まれました。

湖畔に並ぶのは土産物店や、温泉旅館&ホテル。男体山の左奥には・・・何時もでしたら行く、戦場ヶ原があるのです。
更にそのずっと奥には白根山などの日光連山の姿も見えました。
標高1,269mにある中禅寺湖、その周辺にはカエデ・ウルシ・ブナ・ミズナラ・カツラなど。最盛期の赤や黄に色付いた葉が湖面に映える景色は何度見ても美しい#59130;
真紅、赤、橙、黄色の紅葉のグラディーションに、湖の青。針葉樹の緑が彩る、中禅寺湖。
湖に突き出す形の八丁出島。すでに紅葉は終盤でしたが、ピークであれば色合いは数倍鮮やかです。

中禅寺湖展望台から、このようにして風景を眺めるのも良し、湖畔をゆっくり散策して楽しむのも・・・寒ささえ我慢したら素敵だと思います。
落ち葉の上が、朝方降りた霜で真っ白になっていました。

歌が浜駐車場では、湖沿いを歩く観光客の姿も入れて撮ってみました。
         
もっと沢山撮った中から、いくつかご覧いただきましたが・・・毎回の事ながら・・・私の撮り方、カメラでは実際に観たスケールの大きさが伝わりません#59136;

中禅寺湖を終えたら、また山を下って。錦秋に彩られた日光山内辺りへ。続きます。