今月の3日、スイーツパスを持って出かけてきたのは日光。・・・それは朝から感じた自宅のあまりの暑さ。そこから逃げ出したい!の思いからでした。
那須か日光のどちらかへと思ったけど・・・夏休みに入った今、那須高原はきっと渋滞で大変な事になっているはず。


・・・と言う事で、行ってみました。日光は、中禅寺湖です。

週末は必ずどこかへお出かけ。これ、お約束ですね。
涼を求めて、少しでも涼しいところへ参りましょう!
          

しかしその前に、まずはお昼。
いろは坂を上がる前に、旧今市市内で済ませていきましょう。
「店は汚いけど、蕎麦は旨いよ」と…夫お勧めの「桝田屋」さんへ#58974;

                      
めんつゆと薬味 それとお蕎麦屋さんないのに、お通し。
毎朝挽くと言う、県内産の蕎麦粉を使ったシンプルな盛り。ツルツルと言うより、ぬめっこさのあるお蕎麦でした。
お汁は濃いめ、私にはしょっぱめに感じられますが・・・ホンの少しつけて頬張れば・・・良い喉ごしです#59125;
店内の厨房にいたのは、皆さん見事に後期高齢者?
それだけに、昔ながらの製法をこれまで長く続けてきたのでしょうね。
店内にいる間中、続けて入って来ていたのが・・・今時珍しい、出前の注文。
面倒なのと手間がかかるので止めてしまっているところがほとんどですもの。それだけ地域に根ざした、地元で愛され続けている…お蕎麦屋さんだって感じました#59125;
私達のすぐ後に入店してきたのは、他県ナンバーの一人客。日光へ遊びに来たのでしょうか。物珍しげに店内を眺めていた様子が印象的でした。


日光山内へと入る、入り口に佇む赤い橋「神橋」も、真夏の日差しの中で揺らいでいるような。。


くねくね道が続く・・・いろは坂を上って・・・到着です。
          
ここまで来たら、やはり涼しい#59130;
下界とは何度くらい、気温差があるのかしら?




足尾方面へとぬける半月峠途中の、展望台から中禅寺湖を眺める。




周囲約25キロ、最大水深163メートルの中禅寺湖は、日光を代表する湖である。水面の海抜高度1269メートルは、日本一の高さを誇る。
約2万年もの昔、男体山の噴火による溶岩で渓谷がせき止められ、原形ができたといわれる。
発見されたのは天応2年=782年。日光開山の祖、勝道上人(しょうどうしょうにん)が男体山の登頂に成功した時に、男体山から見つけた湖だそうです。


中禅寺湖周辺をリゾート地として育てていったのは外国人である。
欧米各国の外交官たちが避暑に訪れるようになり、湖畔には次々と別荘が建ちました。現在でも湖畔には、フランスやベルギーなど4か国の大使館別荘が佇んでいます。

          
第2次世界大戦の影響で、一時失速してしまうも・・・。戦後の観光地としての復活は、昭和29年(1954年)のいろは坂有料道路の開通。道路網の整備によるところが大きい。
風光明媚、かつ手軽にアプローチできる観光地として、ここ中禅寺湖は現在に至っているのだ。

濃淡の緑のグラデーションが光る。。。
新緑がいろは坂を駆け上ってくるかのように木々を彩る初夏、そしてこの深緑。絵葉書の世界そのものとなる紅葉まで・・・一年中で、日光が最も美しい季節かと思います。

その後は湖畔近くまで戻って散策。


そう言えば、むかーし。子供の頃、両親と弟と家族4人で、男体山の山頂を目指したことがあったっけ。
深夜の12時から登山を開始して、上る朝日「ご来光」を望むと言うもの。
男体山は決して楽な山ではありません、それなりの体力と装備も必要です。それなのに全くの初心者4人でよく登ったものです。 
岩だらけの急斜面も含めて、5時間近く登らなくてはなりませんでした。これも家族の想い出、懐かしくも切ない想い出のひとつ。

冷涼な空気。山と湖の光景、その中に身を置くだけでも・・・素晴らさを感じた日光でした。
続きます。