緑濃き、清流を泳ぐ・・・いきなりのアヒルちゃん。
ここはどこ?って思われました?
周囲から湧いた湧き水がひとつの流れとなった小川。この奥の方へ進んで行くとわさび田まであります。
そう言っても周りには普通に人家もある。日光の手前に位置する、そう山奥でもない場所。


先週末はチョッと用事があり、ブィーンと日光まで。

          
県内でも北の寒いところだけに、ソメイヨシノがまだ残っています。
ソメイヨシノに山桜、八重桜・・・と。紫がかったミツバツツジの花がアクセントとなって彩る日光街道を走る。


淡い新緑、黄色い菜の花畑があちこちで目に入ってきます。

家から日光へはそう遠くない。
最初のお店「Tomozo Bagel(トモゾーベーグル)」は、50分ほどで到着。
ちびまる子のお爺ちゃんを思わせる店名のベーグル屋さんは、これまでも度々登場しているお気に入り店。
日光の杉並木をバックにしたお店は、道路側からは見えない隠れ家なムードが漂っています。
          
道路側から見えるのはこの後ろ側、手描きの看板だけなのです。
それなのに店の脇には、開店時刻の20分前と言うのにすでに行列が出来ている。
店頭だけでなく季節ごとのマルシェやマーケットへも出店しているのも、関係しているみたいです。


自宅の離れである物置を改装した店舗。こんな辺鄙なところにあるとは思えないセンスの良さが魅力かな。。
こちらはスラリとした美人姉妹が働くお店です。
ロケーションそのものは素敵なんだけど、よくこんなところでお店をする気になったものだ!?って、変なところで毎回感心してしまうのでした。
         
店内は撮れなかったものだから、↑は、過去記事からの使い回しです。
思えば・・・オープン直後である、5年くらい前からずっと訪れているのだった。
ベーグルは無事ゲット!




清流と水草、綺麗な流れでしょう?

日光の例幣使街道には数多く、大小様々な蕎麦店が点在しています。
地元産そば粉100%を使用して、日光連山からの湧水を 利用した・・・情緒溢れるお蕎麦屋さん「水無湧水庵」さんへお邪魔しました。
私は勝手に、アヒルのお蕎麦屋さんと呼んでいるのです。
でもアヒルさん、何時の間にか一羽に減ってしまっていました。前はもっといたのに。。

          
お店の造りには情緒なんてありませんけれど。この店も地元・水無原地区の有志が運営する農村組合方式店だから、働くのはスタッフさん達。
開店時刻すぐの到着と言うのに、すでに店内は満席でした。

お店の脇に「水無の湧水」がチョロチョロ流れてます。
店名と言い「水無なのに湧き水?」と気になりますね。
地名である、水無の由来は・・・
「水利の便がなく平地のみを耕作していたことに因んだ。」
その昔、村に周囲一丈もある古木の梨の木があり、甘く水分の多い実をつけるので村人が
 「水梨」と呼んでいたのが村名になり、いつしか「水無」という漢字が使われるようになった。
・・・と言った有力説はありますが、定かではないとの事。


敷地内には日光連山から湧き出る水。清流には季節の花が咲き、大きな鯉がゆったり泳ぐ。

先に散歩してきた夫、一番奥に山葵があるんだ。山の斜面では、地元のおばあちゃんが山菜取りをしていただって。
そうと聞いては行かねばなるまい。


二面ある、鯉が泳ぐ大きな池です。
池の水面をよくよく眺めたら、池底からポコポコと水が湧きだす様子が見えました。


杉に取り囲まれて・・・緑が眩しい程です。ホント綺麗~~!

          
奥に広がるわさび田では、当然ながら清く美しい水の流れが。他に自生したのかクレソンが育っている様子が見えました。

人気があるゆえに常に混んでいるお店だから、注文から提供までがスムーズ、手早いです。
それぞれが着席をしたら、サッと注文を。店の方でも手際よく調理をし、素早い提供をしている。
当然食べるのも早いのである。。
待つ間にそんな一連の流れを目のあたりにし、日本人にとってお蕎麦は手早くお腹を満たすファーストフードなんだと改めて思ってしまった次第です。


お茶を飲んで、小鉢を食べている間に、登場してきた手打ち蕎麦。
シンプルに「もり」でお願いしましたが・・・。沢山食べたい方、またグループ客には、三合、五合、一升蕎麦と言った選択肢もあります。
一枚100円なりのかき揚げも、お願いしますね。
                     
細切りながらコシのある麺、甘めでアッサリした蕎麦つゆも好みの味。
打ちたて茹でたての・・・冷たく美味しい水でキュッとしめたお蕎麦は格別の美味しさ#59126;
ほとんどタマネギばかりのかき揚げも、揚げたてだから美味しく食べられました。
そうする内にも日曜日だからでしょう。次々に入ってくる車、バイクと。。食べ終えたら、次の方のために席をたつ。・・・こういうところもまさに日本人なんですね~~

長くなってしまうので、次回へ続く。