松の内もとうに過ぎたと言うのに…今回もまた昨年のネタです。
          
私は二度目ましての・・・谷田便利軒さん。
夫はもう5~6回は行っていると思われます。でも~~、なんで?遠い那珂川町まで出かけて、このお店って思いますでしょう?
ホントの事言ってたぶん年内最後のランチだから、お気に入りの「クローバーボヌール」と思ったのだけれど、向こうまで行っている時間がなくて。。
でも便利軒さんも訪問をしたかったから・・・勿論、良いのだ#59126;


平日のランチタイムだから?、この日は私達だけの貸切状態でした。それにしても珍しい!
オーナーと奥さん、または娘さんとの二人で営んでいるお店です。
陽の光がこぼれる、窓際の席に落ち着きました。椅子に敷かれたお座布団代わりのニットが、手編み風で可愛い。

          
壁を埋め尽くすポスターや写真、様々なグッツの中に、若かりし頃のマスターの写真を発見。
群馬時代の職場の仲間とのライブ中の一枚だそうです。
ベースを演奏する姿は中々のもの、「イケメンだったんですね」と言いましたら・・・「あれ、見つかっちゃいましたか」って#59120;

ランチメニューは、メインにサラダ&前菜・ドリンク・デザが付いて900円とリーズナブルなお値段です。
          
まずはサラダ、キッシュ、丸パンがのった前菜。
娘さんが焼くと言う丸いパンは、素朴な味わい・・・口にしたら・・・ホンノリした甘さが感じられます。前菜からガッツりで、嬉しいわん!
カップに入ったピリ辛のビルマ汁にも、お野菜がタップリ入っていました。
なぜにビルマ汁か伺ったものの、マスターのお声が小さ過ぎてよくわからかったのだけれど#59142;そのレシピは知り合いになったから伝授されたとか。

メインに選んだのは、五穀米が添えられたハンバーグ。
夫はワンプレートにカレー・タコライス・グラタン・ナポリタン・・・がのったプレート。クリスマスヴァージョンだそうです、「無理やりのせちゃいました」・・・と。

ハンバーグも、タコライスもビジュアルは地味目ながら・・・。どちらもここのは初めて食べたのだけれど、ひとつひとつキチンと手作りしているのが実感できる味でした。
タコライスのレタスが細かく刻んであるのも食べやすくて良いです。これ、真似しようっと!

それから900円のランチでも、使われているのはどれもiittala(イッタラ)の器。フィンランドから取り寄せたログハウスに合わせ取り揃えたとの事。
iittalaは1881年に森と湖の国フィンランドの大自然を背景に、ガラス製品製造メーカーとして誕生。。しかしその後はフィンランドを代表する食器ブランドへと成長をしました。
フィンランドのヘルシンキを舞台にした映画「かもめ食堂」。←地味なキャスト、ストーリーなのに、多くの人々に愛されている映画ですね。
「 かもめ食堂」で使われた食器も当然、「イッタラ」や「アラビア」などの北欧メーカーのものでした。
飾りのないハイセンスな白やカラフルなストライプ模様の・・・シンプルでシャープなラインが特徴かも。

                                 
お邪魔したのが昨年だった為、デザートプレートにのっていたクッキーも、ちっちゃなクリスマスツリーに、右はテリヤ?そしてカットオレンジ。
柚子ピール入りのシフォンケーキの優しい甘さ、フンワリした柔らかさに・・・心までほっこり#59126;

帰り際お会計を済ませたら・・・ミニスコーンとラスクを小袋に入れて、サッと手渡してくれました。
さり気ない心遣いが嬉しい。また私達、きっと食べに行きますからね。
 
          
すでに田んぼビューではなくなってしまっていたけど、ロケーションの良さは相変わらずでした。

    
愛猫のとらちゃんに見送られて、店を後にします。
穏やかな、穏やか過ぎるくらいのオーナーさんの人柄も併せて…日々の忙しさ、喧噪とは無縁の、生活音すらない静かで優しい時間が流れる店内。
素朴さの感じられるリーズナブルで美味しいランチ。年の瀬の慌ただしさに反して、良い時間が過ごせました。