地元の方が地元を愛している・・・地元LOVEな街、那珂川町…そこは本当に小さな町だけど、本当に良い町なんです。
私自身これまで何度出かけているかわからないくらいながら、それでも行く度に何かしら新しい発見と出会いが必ずある。

今回も偶々、知り合いの息子さんのお嫁さん=彼女は京都出身ながら、10数年前ご夫婦で那珂川町に移住した・・・地元・小砂の土を使う焼きもの作家さん。展示会のお知らせを「無理じゃないけど、よかったら行ってみて」と頂いた。
また夫も勤務先の同僚さんから、81歳になるお母さんの作品展へのお誘いを受けるなど。・・・これはもう行くっきゃない・・・と先週の金曜日、またお出かけしてきたと言う訳です。

早朝の薄暗い駐車場で、車のライトをつけたまま待っていてくれた、夫の同僚さんでした。
そしてその手には、真っ赤に熟した見事な栃おとめがひと箱#59130;

          
わーん、嬉しい#59126;
先日も頂いたのだけれど、昨年末から我が家はイチゴを頂きっぱなし。。自分で買わずに食べられるのは嬉しい・・・その上こんなに立派な甘いイチゴが食べられるって、最高だわ#59125;ヘタの部分まで真っ赤に完熟しています。こんなのスーパーでは売っていませんから!

会場である「道の駅ばとう」がオープンするのは9時。ではその前にモーニングでも食べましょうか。
今は廃校となってしまっている・・・小川南小学校のすぐ南側に位置する谷田便利軒さん。
これまで我がブログでも何度か登場している、小さなカフェです。


初めての方であれば、ビックリしてしまうくらいに田園地帯・・・と言うか、周囲は田畑のみのロケーションをバックに建つ小ぢんまりとしたログハウス。


「マスター、おはようございます」…その前に、にゃんずの中のトラちゃんのお出迎えを受けて。このスタイル「香箱座り」って言うんですって。ゲンさんおかさん様のブログで知りました。
          
ランチしには私も数回来ているものの、モーニングは初めて。
店の中で流れるBGMは、当然ジャズ#59126;
                                       
ドアにかかっていたキーケースもギター型のレザークラフトでした。

ストーブで温められたウッディーな店内、私達だけの貸切です。
          

オーディオに様々なポスターに、手作り小物、他にも色々なものが沢山並べられています。

  

          
先ずはスープと・・・毎回頂く「益子のビルマ汁」は、見た目に反して意外に具沢山ですよ。
60年以上前から益子の「もおかや」さんで作りつづけられてきた、この家庭料理は・・・もおかやさんの店主の父である潤一さんが、出征したビルマ=現ミャンマーで食べたスープの味が忘れられなくて再現したものだそう。真冬の朝だったから、ピリッとしたビルマ汁が優しく身体に染み渡る感じがしました。

ヘルシーかつ、シッカリとしたモーニングプレートが到着。
   
ラブリーサイズながらトーストは2枚、1枚はチーズ、もう1枚はホンノリ甘みのあるバタートーストです。
一口食べると、パン自体の甘みが際立って美味しい。パンはオーナーの娘さんが焼いたものだそうです。
サラダはレタスにトマト、パプリカ。かかっているフレンチドレッシングは市販のものみたいでしたけど#59142;

イチゴ、バナナのヨーグルト和えに冷凍ぶどう、ブルーベリー、ザラメ砂糖がチョッとしたアクセントとなって、新鮮な食感です。
〆のドリンクには、コーヒーをチョイスして・・・食べ終わる頃にはお腹もいっぱい。
食器は勿論、Iittalaで統一されていました。

何時も穏やかでとても優しい雰囲気をもつオーナーさんは、意外にもお話好きなのです。地域の事、ご家族の事、週末の夜開催するライブの予定など、今回も話が弾んでしまいました。

この時もお土産に2種類の焼き菓子、ラスクとスコーンを頂いちゃいましたしね。

外へ出て辺りを見回す。
まだ霜で真っ白ながら・・・季節ごとに変化してゆくこの光景。今回も気持ちの良い、ひと時を楽しむことができました。
マイペースながら…一生懸命なオーナーさん。ご一家の為に、もう少しだけ人気店になって欲しいなと思います#59125;


さて、本命である…こちらの会場へ参りましょう。
「母娘孫三代で行う 和ドールと書道とイラストレーション」。
2月6日(土)~13日(日)まで開催されました。http://sobraniepinks.hatenadiary.jp/

「ばとう道の駅」観光センターロビーにおいて、那珂川町の藤澤元子さん製作の和ドールを中心に娘さん、お孫さん・・・三代による絵画、書道、和小物の展示がされました。
2月3日付の地元紙=下野新聞にも、催しの様子は掲載されたそうです。
ポスターは孫娘さん製作とか、レトロモダンな色調、ロゴの書体を含めて全体的にカッコイイデザインだと思います#59130;
          
贈られた立派な生花がとても華やか#59130;ほんわり甘いお花の、春の香りが漂っていました。

元子さん=ちかこさんは農家に嫁いだ後も、農閑期には裁縫をして過ごしていた。その当時身につけた技術が、今回の作品制作につながったと言います。
介護認定を受けていたものの・・・和ドール製作が新しい生きがいとなって、作り始めてからお身体の調子も回復されたとの事。


お人形が着ているお着物は、元々子供用のものだったり、本物の着物の生地を使っています。
この人形の着物は、ちか子さんの娘さん、孫娘さんが成人式のときに着たお着物だそう。
          
ちか子さんの元気の源となった・・・艶やかな和ドールの数々。お着物も簪などの小物類も細部までとてもよく出来ていました。一体作るのに10日はかかるのだそうです。

会場には息子さん=夫の同僚の方、孫娘さんなどご家族が来場者さん達をお出迎えし、説明をされていました。
残念ながら、ちか子さんに会ってご挨拶はできませんでしたが・・・家族の皆さんに愛されるおばあちゃんであるのが想像されます#59117;
家族が一丸となってこのような催しをされる様子、感慨深いものを感じて会場を後にして参りました。。