島々のほぼ中央に位置するから、八重山の「へそ」とも言われる・・・小浜島。
島の中央に位置する大岳からは、与那国島をのぞく8つの島々が見渡せるロケーション。朝ドラ「ちゅらさん」の舞台として全国的に有名になったところです。
石垣港から高速船で25分あまり、定期船に合わせて小浜港ターミナルでは、ホテルの送迎バスのお迎えがありました。
小浜港ターミナルからはバスに乗る事5分。
車窓から眺める小浜島は、見事になにもありません。サトウキビ畑と牧場が広がり・・・サトウキビの製糖所の大きな建物が一軒だけポツンと建つ。
そして道路脇で何時も遊ぶ、白いヤギと出会っただけ。

「はいむるぶし」に到着です。敷地に隣り合って、もうひとつの大型ホテル「星野リゾート」があります。


「はいむるぶし」の由来は・・・沖縄地方の方言で「は・い・む・る・ぶ・し」漢字で南群星、南十字星を代表とした南に群れている星のことを指す名称。

東京ドーム8.5個分のアイランドリゾーでは南国の花々が咲き誇り、ハンモックやブランコが木に設けられた。・・・楽しげに遊ぶ親子連れの光景が見られました。
園内にある池の水面には蓮の花が咲き、水牛ののんびりと寛ぐ姿も#59126;こちらの水牛さん達は、由布島の観光の目玉である牛車を引くお仕事をしていた。この場所で余生をおくっているのだそう。
ガーガー、アヒルさん?餌欲しさに人の姿を見る度、すぐ寄ってきます。
数羽がお尻をふりながら行列・・・餌をねだるのです。他にウサギもヤギもいて、小さな動物園みたいだって思いました。
      
          
「お客様を招く」の意味を込めて、ホテルマークに使われているのは・・・「リュウキュウシオマネキ」。
エントランス前では、シーサーがお出迎え、これもお約束です!
近づいてみたら、シーサー君の歯と、爪は貝殻#59120;
シーサーはライオンに似た伝説上の生き物。沖縄では「まよけ」の意味を込め、シーサーの焼き物を屋根などに置いているのですね。
大きなシャコガイに浮かんだ、色とりどりのハイビスカスの花は可愛い。

ホテルはいむるぶしは北緯24度線・・・と、ハワイ諸島と同緯度なのだそう。
亜熱帯動植物とサンゴ礁に囲まれた、約40万㎡の敷地全てを国立公園内に有する日本最南端のビーチリゾート。

八重山上布をイメージした天蓋で覆われた照明の下、多くのソファ、椅子が置かれていて・・・奥にはインターネットコーナー、ライブラリーも設けられたロビー。
特別なゴージャスさはないものの、ハイセンスで落ち着きます。滞在中、何度も寛いでしまいました。


ウェルカムドリンクとして置かれていたレモン&ライムウォーターは、セルフで頂きました。動いていると喉が渇くのです。
ロビーのあるセンター棟には、レストラン、ショップもあります。
                
                                   
チェックインの手続き、説明を受けた後は、園内散策用のカートで「ぱびる棟」のお部屋までご案内#59144;
4日間で利用料金が約1万円かかるレンタルカートも付いたプランだから、園内の移動も楽々なんです。

芝生の中に点在するヴィラスタイルの宿泊施設、・・・って、まぁ、長屋ですけどね。琉球赤瓦とサンゴ石を基にした宿泊棟たち。
お隣の物音も聞こえず、静かに過ごせました。勿論カート用の駐車場だって・・・。
          

客室は広々、館内全域での無料Wi-Fiを提供…と言う事でアダプターの接続がありましたが使いません。だって、使い方がわからないのですもの。
部屋にはCDプレーヤー、DVDプレーヤー付きテレビ。でもCDソフトの貸出はなし。この規模のホテルではそれも仕方がないかなと思います。
冷蔵庫、電気ポットに、緑茶&フレーバーティーの用意が。この辺りはチョッと寂しいものの、それは翌朝の朝食会場で納得しました。
持ち帰り用のカップと、コーヒー・紅茶類がセットされて置いてありましたので・・・。


泊まったのはカテゴリー的には一番下、スタンダードタイプの部屋でした。時代を感じる内装・・・解放感はあるものの、身を乗り出さないと海が眺められないガーデンビューの客室。
                

開設当初は高級ホテルであったものの・・・。年数を経て、古さを感じてしまうのは否めません。それでもお掃除がされていたので不快感はありませんでした。


ベッドも広々大きい。心配していた・・・夜中に「ヤモリ!」が出没する事件も起きず、無事によく眠れました。

バスルームにいたってはホントに普通のホテル。当然、独立したシャワールームなどありませんが…通常は浴室棟のサウナを併設した大浴場を利用するから、これも問題とはならないのでしょう。その為にお風呂用の籠バッグが用意されているくらいでした。
私はそちらへ行っていないのでわからないのですが、バスルームに置かれたアメニティー類も普通。
目立ったのは髪留めのシュシュ、泡立てネットくらいだったかしら?

何年か前に泊まった、宮古島の東急リゾートのシースルーバスルームの方がリゾート感が高く感じました。
アメニティの中に洗濯用の洗剤があるのは珍しいなって。
各コテージの端に、無料の洗濯機が設置された洗濯スペースがあるのです。

気に入ったのが、部屋着のパジャマ。柔らかな綿素材で肌触りが抜群なのです#59125;
男性用は青ボタン、女性用は赤いボタンと色分けされていて、それぞれサイズも大小と違っていました。
                             

テラスにデッキチェアとか、ビューバスとか・・・綺麗にリノベーションされた、もっと上のクラスのお部屋が良かった~~!なんちゃって。我ながら、図々しいわぁ#59142;

入浴用の高イス、滑り止めマット、好みの枕…と無料貸し出しがあったのは嬉しい配慮でした。
お子さん連れのファミリーには、ベビーカー、ベビーベッド、子供用寝間着やゆかた、踏み台&便座の無料貸し出しもある模様。
もう至れりつくせりって感じで、お部屋の古さもカバー出来ています。

各部屋の玄関に、メイン棟の出入り口にも沢山用意された傘。
雨が降り出したら、バスタオルが用意されるなど全てが大サービスなので・・・。
ホスピタリティも良くて、満足のいくステイになりました。http://www.haimurubushi.co.jp/

※連泊される方へ、ここは重要!なーんて。部屋の清掃&タオル交換なしにすると、レストラン&ショップ等で使える館内券が一回に付き1000~2000円。
3泊の場合、この時は特別期間であった為か2000円×2で、4000円分頂けました。