二日目は一日観光です。申し込みしたプランに付いてきた・・・「西表島・由布島2島周遊観光コース」と言うもの。
朝8時台のフェリーで小浜島を出発し、夕方に帰島する・・・所要時間6時間半の、ほぼ一日かかるものでした。


沖縄県先島諸島沖にかかる虹です。小さいけど遮るものがなにもないから、こうして見えるのね#59130;

観光ツアーに合わせて8時15分発の送迎バスで出なくては。・・・って、忙しいわぁ#59142;
小浜島から他の島へは一度、石垣島へ戻ってから・・・それが離島に泊まる大きなハンディよね。…と言いつつ、虹に送られて行って来ま~す。


石垣港からまた船に乗る事40分、小浜島の南側を周って・・・西表島が見えてきました。


大原港~仲間川河口からクルーズ船に乗り換えます。仲間川天然保護区域への、遊覧船観光です#59144;
むかーし石垣島を社員旅行で訪れた夫は、二度目。コテージタイプのホテルの部屋に入った時から、「ここ、来た事があるかも?」・・・って、オイオイ。でもこの地域のホテルは国立公園内の場合、景観保持の為にも高さ制限があり・・・一戸建て型式が多いみたいですけど。。
…と言った面倒な事はさておき、マングローブクルーズが二度目であるのは確かだそう。。


行くまで知らなかったのですが・・・沖縄県で西表島は、本島に次いで大きな島。
90%が亜熱帯ジャングルに覆われた島では、国の特別天然記念物「イリオモテヤマネコ」をはじめとした珍しい動植物が生息する。若者向けには、海山川滝など大自然を活かしたアクティビティーが楽しめるところとして知られています。

          
私達は団体ツアーとして無駄なく、効率的に観光出来ると言う訳。八重山離島めぐりでは、定番中の定番コースなり。


マングローブ面積は日本最大規模、「東洋のガラパゴス」とも言われる国立公園の仲間川流域を巡る船。

              
西表の大原港で待っていたガイドさんと、右側にいるブルーのウィンドブレーカー着用しているのは船長さん。こちらも年若い女性でした。船の操縦をしながら、マングローブ林のガイドをしてくれます。

        
大自然の雄大さを感じつつ眺める、マングローブ林が広がるこの川は、西表島で2番目に大きな川とか。

海水の濃度が高い、マングローブ地帯の端辺りになるそうです。


ガイドさんの説明によりますと・・・
「マングローブ」という名前がついた植物があるわけではありません。熱帯、亜熱帯地域の河口、満潮になると海水が満ちてくるところ、潮間帯(ちょうかんたい))に生えている植物をまとめてマングローブと呼びます。・・との事。

          
日本ではオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギダマシ、ヒルギモドキ、マヤプシキ、サキシマスオウノキなど・・・のマングローブを見ること可能。
しかし日本産のマングローブ植物全7種が見られるのは西表島のみ、独特な生態系を構築している様子がこうしてかいま見られる訳ですね。

          
中流へ近づいて行くと、巨大な「サキシマスオウノキ」が見られる。

平たく突き出た不思議な板根(ばんこん)が特徴的な、マングローブ林の湿地内に生育する常緑性高木。
この根はその昔、海人が乗る舟・サバニの櫂の材料にされたという。更に奥では群生が見られ、国の天然記念物に指定されているそうです。
・・・遊覧船で川をさかのぼり・・・見学は可能ながら、生育敷地内には入れないため遊歩道からの見学となり、潮の干満によって時刻も異なるとの事。


マングローブ林の鮮やかな赤が美しい花。しかし赤っぽく見えるのはガクで、この赤いガクの中に花弁が入っているそうです。
マングローブは陸から流れ込む泥や土、栄養分を沢山含んだ水を受け止めるフイルターのような役割を持つなど…知らないでいた事だらけでした。詳しくはhttp://www.takemori-inn.net/mangrove/index.htm


途中、アダンの木も川にせり出して生えています。アダンの実はヤシガニが大好物だそう。

   
手のひらにのった大きな貝「ヒルギシジミ」、このサイズでもシジミ貝との事。


白いサギは数羽、そして右の・・ムラサキサギは、木とほぼ同化してしまって見えにくかと思いますが・・・中々遭遇出来ない希少なサギだそうです。

続く。。