新緑シーズン頃。
今回もまだ5月初めに出かたところの記事になります。
以下、どの画像も季節感の外れは否めずにおりまするが。。。


実家へ出かけて行った帰り道。


「道の駅 たぬま」で買い物をすませてから・・・。
道の駅としては、県内でも上位に位置する道の駅だけに、広い園内には直売所、レストラン、遊戯施設に足湯の建物まで揃っているのでした。


赤見にある佐野弁天池は「名水百選」にも選ばれる、名水が湧くところ。


しかしこれから私達が向かうのは、この場所よりも綺麗な水の流れを望むところなのです。


快晴の休日。 
ただの田舎道ながら、スカッと晴れた空と、緑に覆われた山々と・・・。
しかし、私が撮った写真では実際の素晴らしさを伝えきれません#59136;

佐野市彦駒町でググったら、鹿焼き定食とか、またぎとか・・・がヒットしてしまう、そんな地区。
佐野市内から彦馬川沿いに、県道66号線を飛駒方面に北上、手打ち蕎麦で有名な佐野市仙波地区をパスし・・・。
そう、最初はお蕎麦を食べる予定でした。

彦馬小学校を右手に見ながら、更に山奥、民家ももうそろそろ終わろうかという場所。
途中からは舗装もない林道となる。田舎~な感じです。
本当にこんなところに食堂なんてあるのかと思いつつ、周囲を見回していたら・・・青いのぼり幟があった。

        
彦間川の渓流沿いにあるお食事処、「つくし」さんです。
こちらのお店、夫の後輩さんに以前からお勧めはされていたものの・・・なぜに、彦駒の山奥へ?
それも、お勧めが海鮮丼とは?物好きだなぁ~~などと思っていたのでしたが。。ものは試し、一度くらいは食べに行きましょうって事に。
山をバックにポツンと一軒建ってはいるけれど、入店してみたらどこにでもある普通の食堂って感じ。
勿論、店内からのロケーションは抜群でしたけど。


広い店内、奥のお座敷ではこれからと思える家族連れの姿、またすでに食べ終えて帰った後もあり。。
これ程の山奥でも、やってくるお客さんがいるんだ。

なんにしましょうか?
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…と言いつつ、決まってるの。

はい、きた#59125;

私のオーダーは、1日限定6食の海鮮丼。やっぱり、これ食べなきゃダメでしょう。
夫はヒレカツ定食、ランチとしては王道のメニューながら、美味しくない訳がありません。
母の選んだお刺身定食。驚くことにこの定、食確か1000円前後だったかと?・・・それなのに船盛りで提供されるのでした#59125;
それぞれに小鉢も付いています。

        
しつこくも…アップで!
かなりの「盛り」と種類#59125;スゴイと思いませんか?
海沿いのお店で出てくるような新鮮さ!切り身も分厚く、ご飯よりネタの方が多いくらい。
非常にバラエティに富んだラインナップは・・・13くらいまでは数えてみたものの。。
鮮度も質も抜群のお刺し身の、味も勿論文句なし。

1500円と言う価格からも、期待していなかったものの・・・
デザートのメロンも食べ頃で甘く、満足のランチとなりました。

私達の後から入ってきたお客さんは、「もう終わりなんです」と断られていました。
この海鮮丼が人気!それは、納得のお値打ち丼です#59126;

年配のご夫婦2人で営むお店、「ホント良いところですね」と言ったら。
「今が一番良い時期ですから。冬になったら、陽が当たるのはお昼くらいまで。雪は降らないけど、底冷えがして寒いのなんの!?・・・」だそうです。
山間にあるだけに…確かになのでしょうね。
それから、鹿などの野生動物の被害も。チューリップや水仙の芽も皆食べてしまうんだそう。


沢へ下りていく階段があり、そこを歩いて行ったら・・・清らかな清流。
彦馬川の源流になるのかしら?
近くには山葵田らしきものもあり、山葵にクレソン、山蕗といったものが出ていました。
山奥だけに広大な敷地、渓流を眺めながら涼やかな時間をもてました。


車窓からは新緑。
この時期は新緑、深緑が清々しいから。
しつこいけど、新緑はいいよね。

水鏡のようになった水田に写る山影と、緑の木々と。。

何時の間にか…麦も刈取りの時期がきています。
見慣れた風景を助手席で眺めながら、それでもこんな山奥に食事処あるとは誰も思わない。そんな珍しいお店へ出かけてきました。