車窓から望む・・・のどかな里山、同じような田園風景。
遠くに見えるのは日光の男体山。右手には霧降高原、赤薙山、高原山・・・更に奥には那須連山…と言った山々が連なる光景。
しかし走っている車の中から撮るは、通りすぎるのがあっと言う間だから難しい。


日光市内から鬼怒川温泉を過ぎて、ここでも電線が邪魔をしています#59142;だったら、チャンと車から降りて撮りなさいって言われてしまいそうですけれど。
川治温泉も毎回通り過ぎるだけ。

会津西街道=国道121号線を福島に向かって、五十里湖を過ぎたら、湯西川温泉入口にある道の駅でおトイレ休憩。
珍しい山岳トンネル内にホームのある、野岩鉄道「湯西川温泉駅」に直結した道の駅です。
      
紅葉シーズンとあって、水陸両用バスが停まっていました。
駅前には五十里湖(いかりこ)が広がる・・・「国産初の水陸両用バスでダム湖をクルージング!」のキャチコピーで知られる・・・・水陸両用バスの乗り場。
夫:「これも一度は、こっちゃんに経験させたいんだ」ですって。
道の駅湯西川を出発し、途中川治ダム見学もある。80分間の「湯西川ダムとダム湖探検ツアー」なのでした。
次々と乗りこんでいく乗客たち、訪れる観光客たちの装いもスッカリ冬仕度となった今、乗車中はかなり涼しそうですね#59136;
          
手前にある足湯、偶々無人になったものだから#59009;
温泉ではカッパアヒルちゃんが以前は泳いでいたのに、そんなサービスもなくなってしまった模様です。


この場所はお気に入りの紅葉スポットながら、紅葉真っ盛りにはまだ一歩と言う感じ。


そして、山の天候は変わりやすい。
晴れているかと思えば、曇って雨がポツポツと。。また少し離れた山の頂は白い雪を被っていたりして・・・。


五十里湖を過ぎた道沿いに、ほつんと佇む蕎麦店「お休み処 もくりん」さん。「三依そば街道」の中の一軒です。
店の外観はおろか店内も変わっていない。また3年ぶりだと言うのに…女将さん、店主であるお父さんも覚えていてくださいました。
女将さんなんて、「hanaさん・・・」とHNまで覚えていてくれたんですよ。相変わらず、頭良いなぁ#59125;
去年、訪問しようと問い合わせた時…日光であった大きな地震の為、「水が出なくて、今のところは休業しているんです」と言われた経緯等お話して・・・。

オープンの11時前ながら、すぐに食べられるそうです。オーダーしたのは何時も通り、一番安い「もり」です。
もりそばと、もりそばの大盛りを注文。
   

お嫁さんが、お茶と何時もの手作りのお漬物を運んで来てくれて・・・天ぷらはどうしますか?
「では、岩魚の唐揚げをお願いします」。
店先にも出ていたけれど、お蕎麦は新そばになったとのこと・・・楽しみに待つこと約10分くらい、天ぷらが揚がるタイミングにあわせて登場。

  

調理場は離れているものの、その辺りの連係プレーの見事さも相変わらずでした。
店のウリである岩魚のから揚げ、一度焼いてから揚げてあるものだから…レモンを絞って頭からシッポまでガッツリ頂いちゃいます。
東北などの温泉地へ行くとお約束!って感じで出る岩魚の塩焼き、それとは違った香ばしさが感じられて、ビールが欲しくなる。。

あれ、天ぷらさんが!?
これは常連さんだけが受けられる特別サービスながら・・・舞茸、インゲン、秋茄子。サツマイモ、そしてフルーツの柿も天ぷらに変身して登場!
だから普通にオーダーされる天ぷらとは、提供されるお皿も変えてあります。

          
以前に駐車場で見かけた事のあった、天日干し中の蕎麦の実。
「もくりん」さんのは蕎麦粉の割合が多い挽きぐるみの蕎麦ですが、見事な細切りです。
少しだけ甘みのある汁も、しっかりと出汁の効いたもの。
サスガ新そば!香りが最高#59125; 細切りでもコシがある!・・・蕎麦粉の割合が多い為にぬめっこさはない、風味とコシの強さがシッカリ伝わってくるお蕎麦です。
こうして茹でるのも職人の技なんでしょうね。

口に入れた途端、二人して「やっぱり、もくりんさんのお蕎麦は美味しいね!」って。
女将さんが手際よく揚げてくれた天ぷらも勿論、揚げたてサクサクで美味しい#59125;
最後に蕎麦湯をいただいてまったり。。「今回も美味しかったです。ごちそうさまでした~~」
各地の手打ち蕎麦を食べ歩いている我が家の中でベストスリーに入る・・・もくりんさんのお蕎麦!

「一期一会」を大切にして、手抜きをしない丁寧な仕事を目指している・・・そうした拘りが実感されました。
ご夫婦共に明るくて気さくで、家庭的な温かいムードの店だから、だれにでも自信をもって勧められる店だと思います。

※なおこちらのお店、山奥にて12月中旬くらい雪が降るまでの営業となりますので、そのところは注意されます様に。
          
お店の前の紅葉も、こんなに見事#59130;