環境庁の「 日本名水百選」のひとつに選定された、出流原弁天池(いずるはらべんてんいけ)。
市街地から北西の位置にあり、古生層石灰岩の割れ目より湧きだした・・・水は、隣接するホテル・料亭、養魚場、磯山公園の池以外にも灌漑用水として利用されている。

ラーメンの街として今や広いファン層に支持されている佐野ラーメン。味の秘密は出流原弁天池の湧き水に代表される良質な水。

名水百選から歩いてすぐ、その天然水を工場敷地の井戸からくみ上げて・・・ 名水仕込みの手造り豆腐、さしみ湯葉の製造、販売をしている「ヨシコシ食品」さん。
工場敷地奥にある、店頭販売の売り場が「丁庵」。
実家へ行く途中、ここに立ち寄りしてお豆腐&お揚げ、湯葉を買って行くのが定番となりつつある我が家です。
濃厚なすくい豆腐が特にお気に入り。

商品を買ったら、店先での水汲みもOK!容器を忘れてしまう事も多いんですけど#59142;
夫がポリタンクに水を汲んでいる間。私は近所をお散歩#59126;

工場の幟が邪魔ながら・・・磯山の山腹に位置する、佐野七福神のひとつ。弁財天を祀る…「磯山弁財天」の赤い建物が見えます。

          
脇を流れる小川では、清水でしか見られない水草「梅花藻」がゆらゆら流れる。
その時自宅から出てきた方が、花瓶の水を捨てて川の水に取り替えているところでした。その様子を見て「この水の方が花持ちが良いのでしょうか?」と訪ねましたら・・・。
「ええ、家は市の水道なんですけど、こっちの水の方が良いです。」
「水草が生えているくらいだから、ここは蛍も飛びますか?」と訪ねましたら・・・「ええ、今年もたくさん見られましたよ♪」ですって。
わぁ~~!それ程山奥でもないのに、素敵#59130;


・・・そこへ、お豆腐を買いに来たお婆ちゃんの乗ったバイク。
付いているナンバーに、注目#59025;
さのまるグッズならぬ、さのまるナンバープレートです!原付きバイク向けに「さのまる」をあしらった「ご当地プレート」が出来たのは知っていたものの・・・実際、目にしたのは初めてでした。

佐野ブランドキャラクター「さのまる」とは・・・
※佐野らーめんのお椀の笠をかぶり、同じく佐野市名物「いもフライ」の剣を腰に差した、佐野の城下町に住む侍キャラ。
額にハラリとかかった、ラーメンの前髪がキュートな事から・・・「ゆるキャラグランプリ 2013」で、見事一位に#59125;

名水つながり、「さのまる」つながり・・・ときたら、ここいくしかない#59144;
行列のできるラーメン屋さんとして知られる「おぐら屋」さんの駐車場には、なんと黄色い「はとバス」まで停まっているではありませんか。
都内からのツアーで来たのかしら?
しかし並んでまでラーメン、食べたくありません。行列のお店は避けたいって思ってしまいます。



今回は新店開拓!住宅街の中に佇む「おお竹」さんです。…と言っても、この付近も目立つのはラーメン店ばかり、車を走らせていたら、次々現れるラーメン屋さん。
どこへ入ったら良いのか、迷ってしまいます。。
しかし接客に問題のある、〇里さんとかは間違っても行かない。

メニューを見たら、ラーメン各種。そこに餃子、ライス、チャーシュー丼と言った・・・オーソドックスなランナップ!
                        


ラーメン600円の価格設定も、ごく平均的な感じがします。
モチモチした皮の大ぶりな餃子。
透きとおった透明スープの鶏ガラのさっぱりラーメン。手打ち麺は不揃いな感じながら、柔らかく煮込まれた大きなチャーシューが分厚くカットされていて、食べごたえあり!メンマも食べ応えを感じます。
麺打ち場は見られなかったけれど、この店も「青竹手打ちラーメン」を提供しているみたい。
太い青竹を使って職人さんが「トントントン・・・・」と麺を打つ、伸ばすといった手打ちの麺の為、コシは強くて・・・太さは中太から細麺、平打ちなど、店によって異なるのが佐野ラーメンの特徴。

佐野でラーメンが発展した理由は、空っ風の吹く湿度の低い冬。夏場は蒸し暑い内陸特有の気候。米作りよりも、小麦の生産に適した土地。
日本名水百選に数えられる出流原弁天池の湧き水に代表される良質の水に加えて・・・・青竹打ちによる製麺技法が、独自の味とコクを引き出しているのです。

色々続いてしまって、未だ未着手であった・・・丹後半島への旅。次回から書いていく事にします。。

青竹手打ちラーメン おお竹ラーメン / 佐野市駅

昼総合点★★★☆☆ 3.0