江戸時代日光例幣使街道の宿場町として、また後期は巴波川の舟運により商人町として賑わい栄えた、その歴史や面影が蔵の街並に残されている栃木市。

県南部にあって、東に筑波山、西に太平山、北は日光連山に囲まれ…「昭和の雰囲気」も感じられる落ち着いた街並み。

見世蔵や土蔵が軒を連ねる…政治、経済、文化の中心として栄えた商都は、今なおその面影を残しています。それは江戸から明治にかけて建造された蔵造りの家が、戦災を免れ・・・多く残された為。
     
母の好きな最中をお土産にと思い立ち寄りました。嘉永六年創業の「菓子舗 古里家(こざとや)」さん。
入店をしますと、奥から綺麗な奥さんが「いらっしゃいませ」と。
「こちらへ来たのは二度目なんです。前回は水害の後で「店内消毒中」の張り紙がありました」
・・・すると、「それは申し訳ありませんでした。4年前にも水は来たものの、中へまでは入ってこなかったのですけれど。10月の時は10センチ近い浸水があって、後片付けで二週間ほどお店を閉めていたのです」って。

街の中心部を流れる巴波川(うずまがわ)では、5月ともなれば色鮮やかな1000匹もの鯉のぼりが川面の上を泳ぐ・・・、また観光の目玉としはて、小舟に乗り遊覧することも出来るのでした。
そんな人気の「うずまの鯉のぼり」の泳ぐ長閑な町の光景が、10月の台風19号による水害で一変。思いもよらぬ惨状を、私も目の辺りにした訳ながら。
未だ集積場にはゴミは残っていたものの、二月近く経って生活も落ち着いてきたようです。


小江戸の粋を感じさせる栃木市最大のお祭り、絢爛豪華な人形山車が描かれた・・・パッケージ、紫色の丸缶。
口に入れたら、かなりのサクサク食感!味わいはとってもシンプル、そこが懐かしさを醸し出す。
天然礦泉水を使用、厳選の材料で焼いた礦泉煎餅。この煎餅は香料、卵は使用せず・・・それなのに、サクッ、そしてフワァ!ほんのり甘い匂い#59126;
鑛泉煎餅は進物・お見舞いの他、法事やお葬式などのお供え物として、栃木市独特の習慣の一品との事です。
      
包みには巴波川の鯉、中身は餡と栗の入ったどら焼きは粒あんと、白小豆。
そして、これ、これσ(´∀`)
茅葺屋根の家をモチーフにした可愛い、、、古里家「大平山ふるさと」最中が買いたかったのだ。
     
藁葺の民家を模した皮のパリパリした食感、北海道産の小豆を使い練り上げた餡・・・素朴でいて、上品でもあるふるさと最中。
ふるさと最中の白はきんとん。手亡(てぼう)豆と呼ばれる、小粒のいんげん豆は明治時代に北海道の十勝地方で栽培されたのが始まりだそうです。白きんとん餡がぎっしり詰まっていて重みを感じる程でした。
ショーケースに上で、輝いて見えた#59130; お干菓子とゼリー菓子♪
「こちらは、お茶席でいただくお菓子でしょうか」と尋ねたら、「おひとつ、どうぞ」と奥さんが入れてくれました(*^_^*)
工場生産でなく、小さな店の奥で毎日手作りされる・・・出来たてが美味しさの秘訣だと思います。

実家の母は、まぁまぁの元気さで・・・お昼ご飯のおかずを買いに行って来たばかりであった様子、私はそこにお味噌汁を作っただけ、3人でご飯にしました。


                       
実家への道中、あちこちで見かけたものの、他所のお家のだから写真には撮れません。
それでも皇帝ダリアは好きな花だから、数年前に撮ったもののアップ!
二階の屋根を超す程の高さで、晩秋の空に高々と咲き誇る。色の乏しくなる時期だけ、淡いピンクの大輪の花を咲かせる事で、「ダリア界の王様」とも呼ばれます。
周囲の植物を見下ろすように直立する姿は、威風堂々、圧倒的でダイナミックな存在感をもつものと感じます#59125;