先月は夫の仕事が春休みであったため、那須で温泉に浸かったばかりであったが、近県の長野、群馬へと出かけて参りました。
長野と言っても北軽井沢だから、昨年夏の草津温泉はすぐお隣り、群馬県とは県境なのです。
3月27日。

朝の内母のいる施設に立ち寄りをして、オヤツの差し入れ、本人の近況を確認してから向かう事としました。
3月も終わり、車窓から眺める光景は山も野も、春の気配に満ち始めていた。
距離的に遠くはないから、途中である群馬県の南端、太田市内で軽くお腹を満たした後高速で行きましょう。
群馬県民のソウルフード、郷土料理の「焼きまんじゅう」は、全国的にあまり知られていない模様。

小麦粉をもとにふわふわに蒸した平べったいパンのようなまんじゅうを作ります。それを竹串に刺した団子みたいなまんじゅうに、身近な調味料である甘辛の味噌ダレをつけてじっくりと焼く、その焼きたてをフーフーしながら頬張るのです。

急遽決めた為、検索したら近場で「岩崎屋」さんがヒット! 多分行った事のないお店と食べに行きました。
地元でも人気店であるのは、あとで知った訳ながら・・・時間的に早い11時半頃、待たずにすぐ入れて良かったです。

メニューはこれだけ、価格もオヤツ感覚でお財布にも優しい。

店の奥からは盛んに調理をしている気配がして、私達のところへもすぐに提供されました。

こちらは焼きまんじゅうと太田焼きそばの有名店らしく、O川さんも食べに入ったと話していました。
太めの平打ち麺を蒸し焼きにし、キャベツのみの具に独自の真っ黒なソースをからめた・・・真っ黒焼きそばには、目が点に(@_@)
焼きまんじゅうは、ふかふかでみたらし風の餡が甘過ぎずまあまあと感じたが、、、
しかしこう見えても、元太田市民であった私達。焼きまんじゅうの焼きはもっと強くが好み。こんがりと焼いて欲しい。
タレ自体が好みである、ガツンとした甘辛味噌ダレでなかったのも不満!大きく残念だった#59136;

太田市が「焼きそば」の街だなんて、我々が住人であった40年近く前は聞いていません。
静岡県富士宮市、秋田県横手市に続いて、平成14年に名乗りを上げて、「上州太田焼そばのれん会」を中心に「焼そばの街・太田」を発信してそうなったらしい。
ご当地グルメって、作り上げるものなのですね(`_`)ノ゛
        
お持ち帰り&おみやげ用包みがレジのところに次々と置かれて、それを持ち帰るお客さんの姿が絶える時もありませんでした。

群馬は昔から小麦の生産がさかんであったため、焼きまんじゅう以外にも、ソースかつ丼や焼きそば、粉ものである=うどん文化の歴史が根強い地域である。
そして国内でも有数の工業の街「太田市」で、上州太田焼そばが愛されたのもその土地柄ゆえと考えられます。


太田藪塚ICから北関東自動車道路へと上がり、長野を目指します。
上信越自動車の途中、夫が間違えて先の佐久ICまで行ってしまったものの、戻る形で軽井沢町へ。
    
三笠通りは平日だけに空いているのねと思いましたら、万平ホテルへ続く旧軽銀座は、春休みならではの賑わいに驚かされました#59025;


別荘地区、旧三笠ホテルを通り過ぎて、白糸の滝へ抜ける白糸ハイランドウェイへ。白糸の滝は以前にも見たからこの時はパス。
有料道路で料金の支払いはしたものの、この日泊まった「小瀬温泉(こせおんせん)ホテル」が目的地である場合は無料と、ホテルフロントで返金をしてくれました。

国有林に佇む一軒宿、侘びた雰囲気で佇む建物。
まだ緑が芽吹く前の寒さが残る空気が、静けさを際立たせてくれます。
一面を覆っていた雪が溶けて、沢の水が音を立て流れ始めていた早春の時期。
宿の前を流れる川では…雪解けの清冽な水が岩肌を洗い、クレソンも自生していたが、
      

駐車場脇はあちこちに残雪と、まだ育つ前のクレソン畑がありました。

春ではあるが木々の芽はまだ固く、肌に感じる風は、冬の冷たさを伴っていた。
続きますね。