まだ6月なのに、梅雨時期とは到底思えぬ連日の猛暑日!
どうした、この夏? どうなっている、日本列島!?
これからは、ひと月前の日記へと戻りますね#59142;

栃木から白河を経て会津若松へと続く奥州街道。その裏街道として知られるのが、会津西街道(国道121号線)です。
遠い昔から会津地方との人や物の行き来を支えてきた。・・・この道筋には今なお歴史の足跡を残した趣が感じられます。
    
日光市から北上、幾つもの山を越えて五十里湖、五十里ダム、湯西川温泉駅も過ぎたら・・・。
県内最後の集落となるのが旧藤原町の三依地区です。
先日夫が乗車してきた「会津鬼怒川線」と並行する「会津西街道」、その日光市独鈷沢のロードサイドにポツンと一軒佇む蕎麦店が「お休み処 もくりん」。

ここでは耳を澄ますと、鬼怒川温泉~会津田島間を走行するローカル鉄道の音が聞こえてくる程の静けさ。
お昼はもくりんさんのお蕎麦と決めていたから、、、でも何分にも高齢で一度体調を崩されているおじちゃん、シッカリものの女将さんはとにかくお元気そのものながら、「今日はやってますか?」と連絡確認をした上でうかがいました。
食べるのは、もり蕎麦と決めてありましたけど、こちらでは天ぷらを頼まなくても、女将さんがサービスして下さるから、必ずオーダーをします。現に入店をしたら即、天ぷらコーナーで点火をしてしまう女将さんでした#59117;
この訪問日の前日は、道路が冠水してしまう大雨とあり、予約も断って店は閉めた。そして午後は山へ山菜採りに行ってきたからと、天ぷらコーナーに大量に並ぶ、見た事も、名前を聞いてもわからない山菜たち。


そして待ってました#59138;
何時もながらの手際の良さ、接客しつつも、次々揚げていく天ぷらたち。

提供された大盛りの山菜天ぷら、価格は小ながら、大サイズと同じ量の私達の天ぷらでした。女将さん、何時もありがとう#59125;
5月の山の上はまだ雪が残っていたからと。ふきのとうでさえまだ蕾の状態のものをサービスして下さった♪


        
蕎麦の実を干すところからはじまる、店主の打つ蕎麦の美味しさ、見た目の美しさも言う事なし!

気づいたら、ほぼ満席の店内。
お二人の優しく明るいキャラ、ほぼ趣味でやっているような店は常連客に支えられています。
ご自宅は少し南の温泉街の中で、雪の多い冬の期間はお店も閉めてしまうのでした。
ご夫婦共に気さくで、家庭的な温かい雰囲気は、久しく訪問しなくなっても変わらず#59117; 私達が店開け後すぐ客であったせいもあり、おじちゃん、女将さんと顔を見るなりとても喜んで下さった#59125;
       
ここ最近は、年に一度くらいしか立ち寄れなくなっているのだけれど。お蕎麦も、店内も変わる事のない「お休み処 もくりん」さんでした。


この土地では水不足なんて言葉は見当たりません。
ドンドコドンドコ流れてくる、山からの湧き水。店先には、鮮やかにクリンソウが咲いていた。

日光市上三依水生植物園の敷地内に咲く「ヒマラヤの青いケシ」さんにも会いたいけど、この後道草をしてしまいました。