夜空の星を眺めるでもなく、洞爺湖名物の湖上に打ちあがる花火は洞爺湖温泉が主体ゆえ、対岸となる本施設ではその音が聞こえるだけと話されて、少しガッカリではあったけれど。

その分早めの就寝であった為、翌朝は湖を望みつつ敷地内の散歩をする。

温泉街から離れた小高い丘に建つ白い一軒宿。木々に囲まれて、当然客室ベランダ全てからレイクビュー。

ホテルだけに彩りを添える花壇も作られていました。

南側から眺めたフェニックス洞爺クラブ 。ぐるっと周るってみたら、建物横にはバーベキュー用のドリンク類が山積みとなっていて、道内で無類の強さを誇る企業としての豊かさが実感されました。時間だけに厨房付近から良い匂いも漂ってきています。
  
南面から見る建物、テラスに囲まれた中央のベストポジションが吹き抜けのあるダイニングルームです。

朝食は8時からだったと思います。
ロビーから館内のどこも朝の柔らかな日差しを浴びて、静けさと穏やかな空気に包まれていた。
朝のダイニングは前夜と微妙な変化を見せて、これまた爽やかな雰囲気#59130;
テーブルの上には道産牛乳に、ジュースが3種類。「お替りの希望は遠慮なくスタッフに声掛けを」と書かれてました。

地元産食材のフレッシュハーブサラダはボールに山盛りで、食べきれないほどのボリュームからもふたり分とは思えません、食べられるか?心配になりつつも豊かな気持ちにはなります。サラダドレッシングは二種類、ソースポットで提供される辺りもチャンとフレンチだわ#59125; 白っぽいのはチキンハムだったかと。

手間のかかった冷製カボチャスープは、ホッとする甘さと、心地良い冷たさを感じつつ口に運ぶ。
手のかけられたメニューはまだ続きます。
食事時間に合わせて焼いてくれる、手作りブレッドは3種類。
卵料理も付くはずながら、この時は(マフィンでない)トーストパンのエッグベネディクトが、卵料理に該当した模様。ホテルの朝食の定番メニューとなったエッグベネディクトですが、こちらでは濃厚なホワイトチーズを使う調理方でした。粒コショウのスパイシーさが効いてました(●^o^●)

クロワッサンともう一種の自家製パン用に人参・ブルーベリーの自家製ジャム、どれも保存を前提とする既製品とは違う美味しさ。食べきれない分は勿論、スタッフが包んでくれます。ランチ用のお土産となる?
        
コーヒー、紅茶を飲んでおしまいです。ザっと見は地味目ながら、全体的には結構なボリュームでした。

実際にこの施設を経験してみたら、季節ごとにどんな料理がでるかも興味も津々。
景色を楽しみ、何もしない贅沢を味わう、ただそれだけ?この宿はそうしたところなのかもしれない。

小じんまりだけど、少しのラグジュアリー感、上品さを兼ね備えたホテルだった。
特別なオシャレ感まではないけど、この小ささは落ち着く。
手抜きなしの美味しい食事は一番の魅力です#59125; 一度だけでなくリピートで宿泊したいホテル。
知る人ぞ知る「フェニックス洞爺クラブ」の宿泊料金は、平日の7月26日から一泊@17500円、そこに消費税が付き、アルコール代は別途。
通年通して安価に宿泊可能な、12室だけの穴場的施設ながら、予約の難しさが問題かも#59142;
オーベルジュだから、ランチの利用を検討されるのも良いかと考えます。