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私達の初釜、そして新年会♪ [徒然]

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※茶道とは、伝統的な様式にのっとって客人に抹茶をふるまう事と言います。 茶を入れて親しむ楽しさだけでなく、生活していく上の目的・考え方、宗教。そして茶道具や茶室に飾る美術品など、広い分野の総合芸術として発展してきた「茶の湯」。
ただし私達の会(子供たちに絵本をはじめとした児童書を読み聞かせる会)。入会時期だけは今から40年近く前。息子はまだ2歳、子連れで参加をしたのがはじまりでした。
その後パート勤務、病気の発症と家から出られない時期を経て、5~6年前でしょうか。代表の方にスーパーアピタで偶々会った事から、自動的に再入会へ。…と言っても、私の事だから月々の会費の納入、年に一度の読書会を計画&準備するお当番・・・程度の協力ながら、それでも会に席をおく=社会との接点であるのは確かだから。。
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前置きが長くなってしまったけれど、そうした気楽な仲間の会だけに、いわゆる新年の「初釜」も、気軽なお茶会として楽しんでいるのでした[るんるん]
終えてから撮ったので、お抹茶がこぼれたのも撮れています[あせあせ(飛び散る汗)]

床の間に、椿の一枝と共に飾られた、掛け軸の書「閑座聴松風」、(かんざしてしょうふうをきく)…とは、一切の雑念を捨て、静かに座ってただ松風の音を聴く…という意味だそうです。茶道で「松風」といえば釜の湯の煮える音。
ここでの「聴く」は、自然の趣は単に、眼・耳・鼻・舌・身の五感のみではない。心で聞き、心の眼で見ることがなければ、本当のところまで心に響く事はないと言った事なのであろう。

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本来なら「花びら餅」であるけれど、こちらも省略した市販の練り切りで簡素に。干支である「鼠」季節の「椿」「水仙」を模した三種類の和菓子。
懐紙の上の菓子を頂いてから、先生の点ててくれたお茶を、順に頂いていきます。
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伝統的な様式にのっとって客人に抹茶をふるまう、そのもてなしの心まで含めていただく。皆でかしこまって、釜の煮える音、松風の音を聴く、道具を眺め、お茶を味わいますと・・・。
心が落ち着いて、迎春に相応しい境地です。…の言葉で、閉めたいところながら・・・何分にも発足してから40年以上、参加者の平均年齢の高さ(/ω\)
身体がボロボロの私は例外としても、先生も「集中力が続かない、次は〇〇さんが代わって」と途中降板(・o・)
足が疲れて、急に立ち上がるとよろけそう。
膝の痛みで正座はもう無理と、体操座りになってしまったり、最後の頃は無礼講もいいところ[バッド(下向き矢印)]
こうなってしまったら・・・ここだけの話[たらーっ(汗)]
私達がお抹茶を楽しむのも、あと何年でもないような気がしてきました(@_@;)
準備だけでも、お道具を自宅から運ぶ、必要と思われるものを出して並べる。終了後の片づけ、撤収をする。年に一度と言え、大きな労力を伴う作業にほかなりませんもの。身体ひとつで行って、いただいている私とは訳が違います。


さてお茶会のあと、午後のお楽しみランチです♪
予約をしておいて下さった先は、住宅街に佇むログハウスカフェ「EGOGE(エゴ)」さん。
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こちら、「はじめまして!」のお店でした。
元は小山市を拠点にした洋服のオーダーメイドのお店であったと言います。デザインショップに併設されたカフェだけに、ワンルームの店内でも、小物・アクセサリーの販売コーナーは見入ってしまうものですね[かわいい]
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ランチメニューは、グラタン 、クリームスパゲティ タコライスなど数種類あったものの、人数が多かったから、揃ってワンプレートランチをオーダー。
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色々な野菜が楽しめるサラダはドレッシングも美味しく、チリペッパーもかかってエスニックな味わい、程よい辛さと甘さが美味しかったです。
ジャーマンポテト風、細麺を使ったトマトのジェノベーゼパスタ、白菜&豚肉の重ね煮と・・・他はどれも普通のカフェご飯だったかな。ライスが一緒にのっている時点で、好みじゃありません[バッド(下向き矢印)]
食後のコーヒー、デザートのチーズケーキは勿論付けます。ケーキの下のポロポ生地ロはクッキーの「オレオ」だった模様。

階段を上がった二階は洋服のオーダー制作&販売するアトリエスペースとなっていて、そこには当然「EGOGE(エゴ)」のロゴマークが。それぞれの服のクオリティは高くて、見応えあり。全体的には雰囲気のある面白いお店に思いました。
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thanks 59

コメント 14

とまと

初釜&新年会いいですね~
ランチもおもしろいおみせですね
by とまと (2020-01-24 23:51) 

英ちゃん

茶道は良く判りませんが、抹茶とお菓子は好きです(゚□゚)
by 英ちゃん (2020-01-25 01:15) 

末尾ルコ(アルベール)

わたしは茶の湯も華道も未経験ですが(フラワーデザインは長いことやっていましたが)、とても興味はあります。特に茶の湯と一期一会の思想、そして禅思想との繋がりにも強い興味があります。禅思想に関しては必ずしもそのすべてに共感しているわけではありませんが、観照的生活はとても魅力的に映ります。何だかんだ言って、豪奢よりもストイックに惹かれる部分は大いにあるのです。
そして「5感以外の感覚」にもとりわけ大きな関心が。5感以外の感覚も、あったらいいですよね。「心で見る」などと言うと「古臭い精神論」とか言い出す人もいるのでしょうが、本当に「心で見る」ことができれば素晴らしいし、たとえできなくても、(できるかもしれない)と想うだけでも人生がふくよかになります。 RUKO

by 末尾ルコ(アルベール) (2020-01-25 01:34) 

獏

茶の湯は家内がたしなみますので
獏もかしこまっていただくことがあります^^
作法に気を使いますが不思議と気持ちが落ち着いて
静かな気分になり浮世の様々なしがらみが
きにならない時間が過ごせます(^w^)

by (2020-01-25 07:47) 

hana2020

とまとさんへ
私も楽しみで・・・リハビリを休んで行ってしまいました♪

英ちゃんさんへ
生け花は習ったけれど、茶道は全くです。
それでも甘い和菓子、その後のお抹茶は美味しいですよね。

末尾ルコ(アルベール)さんへ
わかったようなことを書いているものの、掛け軸の「閑座聴松風」。
書の「閑」の字が読めなくて、箱書きされた文字を読んでようやく納得した次第でした^^
上記しましたように、参加者はかしこまって座っているだけでもうよれよれ(笑)
そこまで高尚な心境とは程遠い私達でございます。
古来から伝わる思想の数々、現在とは合わないものもある中、今に伝わってくるものもあると感じます。

獏さんへ
時間や雑事に追われる日々の暮らしとは、一変した空間、時間の中に身を置くひと時。良いものです。
サスガ獏夫人、お茶も点てられるのですね。ご実家の侘助を床の間に置きたいです。
by hana2020 (2020-01-25 10:13) 

song4u

いいですね、こういう集まり。
足腰ほか諸々が次第に厳しくなるのも分かるけど、
背筋がピンと伸びるような瞬間を持つことは貴重です。
精神も鍛錬され、副次的に寿命も延びるものと思われます!
ま、百歩譲って、そんなことはどうでもいいとしても、
長く続いているご縁というのは何物にも代え難い。
本当にそう思います。大切にされて下さい(^^♪
by song4u (2020-01-25 10:30) 

まつき

私は謎の足痛以降、正座が出来なくなりました( ;∀;)
最後は無礼講が許されるお仲間たちと、お茶にランチに
楽しい時間が過ごせるのは素敵な事ですね!(^^)!
人数が多いと気を使ってしまうから仕方ないとは言え、
ワンプレートランチは少々残念な感じでしたねぇ(^^;
by まつき (2020-01-25 10:37) 

ゲンさんおかさん

正座。
もう出来ません。
ランチだけ参加したいです。
お友達と会って食事するだけで
気分が上がりますね。
by ゲンさんおかさん (2020-01-25 10:48) 

hana2020

song様へ
知り合いの方に誘われて入ったこの会、これだけ長く続いているのも、代表者さんのお陰としか言いようがありません。
はじめは皆さんのほとんどが子供連れで行っていたものが、何時しか子供は成長をし、今口から出るのは孫の話へ。
もはや成長など望めない私達だけれど、皆揃って歳を重ねているだけに・・・、ま、こんなものか!で済ましてしまう事も度々^^
私など読書会の時のお当番をする時くらい、その他は何かと気遣いをされる一方ながら、それでも今の状態が続く限りは脱会は考えてはおりません。大切にしてまいります♪

まつきさんへ
途中から足をくずしたり、最後はなげだす様子から・・・私だけでなく皆が歳をとったなぁって(笑)
木曜はリハビリの時間と被ってしまうから、年に数回しか出られないのですけれど。この歳になったら、もう新しい友人など出来そうもない。これから先もずっとお付き合いを願いたいと思っています。
カフェ飯ってどこで食べても新鮮味がない。自分で作るのと変わらない気分になってしまうのです(^^;)

ゲンさんおかさん様へ
旅館の食事処が、次々テーブル&椅子に変わっていくのも、同じような理由からなのでしょう^^
若干若いお母さん方は働いている関係から、ランチだけの参加も、勿論OK!
そうそう、中の一人に・・・花の写真の美しい「アルソワ」のカレンダーも頂いちゃいました♪
by hana2020 (2020-01-25 11:44) 

サンダーソニア

私も正座は危ういです。
立礼式にするのも手ですが 準備が大変かしら?
って 茶道の心得は全くないのですけど。
by サンダーソニア (2020-01-25 12:29) 

hana2020

サンダーソニアさんへ
立礼式・・・と言うのでしょうか。
私が初めて参加した時には、和室の確保が出来ず…仕方なくテーブルと椅子で行いましたが。。
その時に・・・「お茶は畳の上でやるもの」と思っていたので、机上は驚きました。とコメント頂き、そういうのはいけないのかな?と感じた次第です。
この分では、次回から立礼式もありえそうです。
by hana2020 (2020-01-25 13:02) 

hana2020

サンダーソニアさんへ
オマケしてくださって、ありがとうございます。
それにしても・・・色々な答え、アボカド、海ぶどう、昆虫食・・・とは自分の想像力の貧弱さを思い知らされましたww
楽しい企画でしたね♪
by hana2020 (2020-01-25 13:21) 

taekozue

お茶会は、何度か体験したことがありますが、
和菓子のほうにワクワクしてしまう私です。
閑座聴松風の心にはまだまだ程遠そうです。
長時間の正座、きつそうですね。
この頃は椅子でもずっと座っていると
立ち上がる時に足が痛くなってよろけます^^
by taekozue (2020-01-26 16:37) 

hana2020

taekozueさんへ
おはようございます。
正式とは言えない、練りきりでの代用ながら、甘さが残る口にお抹茶のほろ苦さはたまりません。
掛け軸に表された「閑座聴松風」・・・私達皆で読めなかったくらいですもの、意味が分かるはずもなく困りました(笑)
足の悪い私は丸椅子に座らせてもらっていたのですけれど、それでも最後の頃には身体が固まりましたww
この歳になったら、頭も身体も衰えるばかり!逆らいようがないと諦めております。
taekozueさんはまだまだ・・と想像しておりまするが。。
生きていたら、自分だけはと思っていた以上の現実に向き合わねばならない時があります。私も十数年前にありました。しかしそんな時こそ家族のありがたみを感じつつ、また自身の信念でもって乗り切って参りましょう。人生ってそれ程悪い事ばかりではないはずです。
by hana2020 (2020-01-27 08:55) 

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