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ドラマ「重版出来!」 [徒然]

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日頃テレビを頻繁に見ているとか、ましてドラマを見る習慣は少ないものの・・・今は4月、この時期一斉に出揃った新ドラマたち。
・・・その中で、火曜の夜10時から放送の「重版出来!(じゅうはんしゅったい)」が楽しめたので、その話をしたいと思います。
ドラマ原作は、現在も連載中である松田奈緒子氏の人気コミックだそう。
コミック、マンガは手にする機会がなくて、読んだ経験もないから、完成作品のレベルの断定は不可能ながら。。ドラマに限らず、映画、演劇の分野まで、コミックが元になっている作品は数多くあります。
よって私の様に古い人間は、そう聞くだけで拒否反応がおきて見る気がしなくなってしまうものであるが…。

本作は主役となるヒロインに、いわゆる今風の美女ではなく・・・脇役級の地味顔(・・・なんて、人の事を言える顔じゃないけどね)黒木華(くろきはる)をもってきた。
オダギリジョー、松重豊、安田顕…と言った実力を兼ね備えた、個性派俳優陣が脇を固めている点などに興味をもった次第です。

大手出版社「興都館」の新人社員・黒沢心=黒木華は、オリンピック出場を夢見て柔道一筋できたものの、怪我により選手生命を絶たれる。
体育会系の思考、思いのまま真っ直ぐに突き進む彼女が入社、配属をされたのは週刊コミック誌の編集部。その場を舞台に・・・編集部員、漫画家、書店スタッフたちと関わりながら…持前の明るさ、素直さ、勝負強さで奮闘していく様が描かれていく。

※「重版出来」とは、「業界用語」で重版は初版と同じ版を使い、同じ判型・装幀にて刷り直すこと。
重版が出来上がってその書籍が販売されることを「重版出来」とよぶのだそう。

新人編集者・黒沢心のパワフルさが周囲に与える影響。その生き方は全ての社会人へのエール!・・・となるか否か?見続けていきたいものと思いました。
おっとりとしたムードをもつ日本人顔の彼女が活発に動き、走る。でもそれが嫌味に見えないって不思議だ。
着ているファッションがまたとにかく可愛い[かわいい]エンドロールに登場する子供時代の心=子役の子もスゴク可愛らしくて、だれだれ?と何度も見返してしまった程。

次期編集長候補・五百旗頭敬(いおきべけい)役、メガネ・ヒゲ・ロングヘアーのオダギリジョーの抑えた演技が良いんだなぁ。
すでにご存じの通り、以前からのファンです。原作は知らないものの、こんな役もハマっていると感じられました[グッド(上向き矢印)]
彼の出演作品は、デビュー後すぐの「プラトニック・セックス」「この世の外へ クラブ進駐軍」「血と骨」。
「オペレッタ狸御殿」=ミュージカルだってOKなのよ!。「ゆれる」「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」「マイウェイ 12,000キロの真実」…と観てきました。
「舟を編む」では本人曰く軽めのキャラ、西岡役。
でも原作を読んだ限り、営業部に配属されてはしまうものの、ただのチャラ男じゃない。辞書「大渡海」の完成後は大活躍するのでした。
また昨年は画家のレオナール・フジタ藤田嗣治を演じた、日仏合作映画「FOUJITA」の主演もつとめていますし。。
大河ドラマ「八重の桜」の 新島襄役も良かった。
少し前に紹介した深夜ドラマ「おかしの家」はまだ記憶に新しいところ。「さくらや」に何時も遊びに来ていた剛君役の人、今回のドラマにも登場していた、途中で気がつきました。
常にボーダーマンの安田顕さん演じる編集部員、次のボーダーTシャツのヴァージョンが気になります。荒川良々の着ているヘンテコなTシャツも楽しみだ。

話が逸れてしまいましたが…。
たとえそれが平凡すぎる程普通であっても、日々ごく普通にでも生きていくのって難しい。
夢とか、満足のいく暮らしなんて、曖昧な概念の上に成り立つものでありながら・・・。それでも流されてゆくだけでは、満足な生き方とは言えないはず。
自分を主人公として時にはドラマチックに、人生をエンジョイするのだってありだ!
しかしそれは容易ではないから・・・誰もが試行錯誤を繰り返していくものなのだけれど・・・。
夢見る事はカッコ悪くない、目標に立ち向かうパワーは幾つになっても持ち続けたい[るんるん]
そんな事を考えてしまう内容のドラマでした。
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