長野・群馬早春温泉旅･･･④八ッ場ダムだ

山中だけに、3月末とは思えぬ積雪。降雪の厚さからも、冬の厳しさが想像されました。
　　　　　　　
この辺りは、半分寝ていたのかも　草津方面へ抜けて、群馬県入りをしたはずです。

長野、群馬の県境付近でした。
この日も好天　･･･相変わらずの晴れ女ぶりを発揮しております。

道の駅「八ッ場ふるさと館」で、一休憩ちう(*´ω｀*)
黒くて大型の豆＝花豆と、舞茸、シメジ、なめこ、椎茸と言ったキノコ類が名産コーナーに並ぶ、吾妻観光の途中立ち寄る道の駅でした。
群馬県北部ならでは山の特産品、新鮮野菜も揃っているのですけれど。こちらの道の駅、一番人気メニューはダムを模した盛り付けが特徴「ダムカレー」だそう

利根川の主要な支流のひとつである吾妻川中流部に位置する、群馬県吾妻郡長野原町川原湯に建設をされた八ッ場（やんば)ダム。
洪水調節、流水の正常な機能維持、首都圏の人々への生活用水、工業用水の確保を目的に、昭和27年に国土交通省が長野原町と東吾妻町の町境に計画。昭和45年度建設事業に着手をし、令和2年3月末完成。

旧民主党が政権を獲った際には、前原国土交通大臣が中止宣言を出した。地元住民や地元自治体が中止宣言に猛反対の声を上げた事により、国土交通省の検証の結果、結局八ッ場ダムは建設する事となる。そうした経緯からも様々な物議を醸したのは、まだ記憶に新しいところです。
　　　　
ダムに水を貯める事で通常、安全・安心を得られる。しかしその分だけリスクの発生があるのは否めません。
難航した土地売買、莫大な時間、労力、資金と言った問題も含めて。
自分自身が洪水の怖さを経験していないから、無責任に言えることなのかもしれないけれど。
また治水、土木の問題点とわからない事だらけ。民意がどうである･･･かも不明なままの考えであるが･･･50年以上の計画に沿って、それを実行する。一般家庭であれば、ありえない事態では？
高台に移転して営業再開を始めた、800年以上の歴史をもつ「川原湯温泉」の宿の建物を目にし、思い浮かんだのは県内の湯西川温泉でした。

湯西川温泉手前のまっすぐに伸びた新しい道路を中心にして、平地に建ち並んだ新しい家々、新築の市営住宅(現在は日光市となりました)を見て、初めての方は皆さん驚かれたり、疑問をもたれます。
それはダム建設に際して、川底に沈んだ土地の所有者たちの家々。
広く大きな道路、幾つものトンネルを通した事で、「秘境」湯西川温泉は秘境でなく日帰りも可能な温泉地となりました、地元の方にしたら、どちらが良かったのでしょうね。

そして次に向かった四万温泉でも、私達の知らぬ間に、巨大なダム建設により山奥・四万温泉の景観が「あ～～」とため息をつく変貌をしていたのでした。
ダム建設についての知識は全くのゼロ地帯！
浅すぎる考えについて自信がある訳でもなく、様々な見解があるのもわかっています。だからコメントもご無理のない範囲で願いますね。

タグ：八ッ場ダム　（やんばダム） 利根川水系の八ッ場（やんば）ダム

コメント 9

夕方のニュース番組で八ッ場ダム紹介してたよ。
なんか水陸両用バスもあるらしいね(￣▽￣;)
by 英ちゃん (2022-04-22 23:35) 

ダム建設は難しい問題ですね。ダムを見学自体は壮絶な建築物としての見応えがあります。映画で思い出すのはやはり『ドクトル・ジバゴ』のダムシーン。ソ連の工業発展の象徴的存在としてのダムでしたが、その発展の影でどれだけの恐ろしい事態があったのかが暗喩もされていました。

『チェンジリング』のお記事、拝読させていただきました。簡潔に展開を紹介してくださっていて素敵です。わたしどちらかと言えばストーリーを軽視して、映像や演出を重視する傾向がありまして、それだけにhana様の
お記事、とても心地よく読ませていただけます。
『チェンジリング』は素晴らしい映画でしたが、この当時はアンジェリーナ・ジョリーに対して肯定的だったとお見受けいたしました。監督がイーストウッドでは彼女もアクの強さを発揮できなかったのでしょうね。
以前知り合いの女性で、宝石店に勤めてい方でしたが、やたらジョリーの大ファンでして、常に「アンジー」と呼ぶときにうっとりとした表情を浮かべておりました。洋画好きな女性で話が合う部分は多々ありましたが、「アンジー」に関しては軽く受け流すことにしておりました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　RUKO

by 末尾ルコ（アルベール） (2022-04-23 05:18) 

随分と長い期間の計画ダムでしたね。
当時の民主党の政策は節約を主にしていたから税金を大量につぎ込む事業に目を向けたのでしょうね。
国が節約を謳うと経済が回らなくなるで国民の生活が苦しくなるのを経験した象徴のダムかもしれないですね。
by ヤマカゼ (2022-04-23 07:15) 

八ッ場ダムは台風19号の時に大喝采だったような？？
我が家は荒川が決壊すると2階まで余裕でチャプチャプになるので、
上流のダムは有難く感謝してしまいます。
by まつき (2022-04-23 10:27) 

こんにちは。
「長野、群馬の県境付近」良い眺めですね。
お買い物の「花豆」懐かしく、珍しい食材です。甘煮にするのかな？
八ッ場ダム、民主党政権で一悶着ありましたが・・・
結果的には治水効果が発揮され、建設出来て良かったダムですね。
「50年以上の計画」は掛かり過ぎですが・・・
民間では出来ない国の事業、未来に残せる投資であって欲しいです。
四万温泉の景観が大変残念みたいですが、難しい問題です。
地球温暖化で集中豪雨雨ある為、都心部は恩恵を受けている状態。
また、発電能力あるダム、エネルギーなど再重要視されると思います。
小生田舎にもダムが沢山ありますが・・・
それも景観の一部として見る傾向になっています！？(=^･ｪ･^=)

by Boss365 (2022-04-23 11:06) 

昨日から出かけており、コメレスも出来ずにおりました。
コメント欄を閉じる事も考えましたけれど、持論のみを展開。閉じたままと言うのも無責任でありますから、ご意見を受ける事と致しました。
by hana2022 (2022-04-24 20:24) 

英ちゃんさんへ
安易な発想で大きなダムを作ってしまう、土木業界は安泰ですね。そこを走らせる水陸両用バス、結構なお値段がします。

末尾ルコ（アルベール）さんへ
アンジェリーナ・ジョリーの女優としての出演作は好きとも、嫌いともなんにも思わずにおりましたが、ここ数年余りの活動には疑問が。沢山の養子を迎えたり、自身の身体にメスを入れたり、目立ちたいだけで、これではまるで、日本の〇老蔵氏と同じ。
「ドクトル・ジバゴ」の巨大ダムのシーンは、圧巻の迫力でした。ラストシーンにラーラの娘がバリバリの共産主義に染まった少女として登場してきたところ、デイヴィッド・リーン監督からのメッセージ、皮肉も効いていると感じました。

ヤマカゼさんへ
スーパーコンピューター開発に「二位ではダメなんでしょうか」の台詞は名台詞でしたけれど、日本の科学力が国際競争で後れを取ってしまった、象徴でした。「二位でも･･･」は、私達素人と同じ発想です。

まつきさんへ
＞台風19号の時に大喝采だったような？
それは確かに、しかしそれにたいしては他の見方もありますので。
自分がそうした経験をしていないから、無責任の事が言えるのは本当ですね。

Boss365さんへ
こんばんは。
花豆は煮豆です。群馬と言ったら花豆製品となりますから。
＞未来に残せる投資であって欲しいです。
仰る通りであってほしいですけれど。。
政治家と土建屋さんの癒着、地元民の思いを無視した政策が、我が県でもあちこちに目立ちます。なんでもいいから作ってしまう、どれも先の計画ありきな、問題点としか思えません。
我が県にもダムがいくつも存在をしていて、そこまで必要なのか私には納得のいく答えが必要と感じられてなりません。
by hana2022 (2022-04-24 20:56) 

ダム湖が満水になり綺麗ですね、工事中の時に
訪れたことが有ります。ダムの底、今は見ることが
出来ませんね。
https://webtarou.blog.ss-blog.jp/2019-06-16-1
by tarou (2022-04-25 08:05) 

tarouさんへ
こちらへもありがとうございました。
ダム工事は大規模事業です。そして一度壊した自然は、もう元には戻ってはくれません。
by hana2022 (2022-04-26 12:01)