新車で？潮風ドライブ♪

昨年末の事。夫の通勤用の車･･･今では入手困難な珍しい車種の為、塗装は勿論、エンジン内部、車内シートも取り寄せるなど、費用をかけて乗り続けてきたセカンドカーながら…経年により車の方がギブアップ！新車を購入する運びとなりました。
せっかくの新車です。お隣の茨城の海辺へ出かけましょう
　　　　　　　　
下の赤い車両がそう！？なんちゃって。ﾎﾝﾄは違うの^^　購入車のナビ取り付けに際しての代車にすぎないけど、こんな目立つ色の車に今さら乗る気はないから　そこで、チャンスとばかりにドライブしてしまうのだ。

冬の茨城と言えば、もうおわかりかな

下関などの「西のふぐ」、「東のあんこう」と並び称される･･･代表的な冬の味覚　茨城名物の「あんこう鍋」。漁獲高の多い茨城においては、この時期多くの人々が舌つつみをうつ･･･「茨城のケンミン食」とも呼ばれる季節の味。
北茨城市五浦のあんこう鍋店で、あん肝を溶かしたスープ＝「あんこうのどぶ汁」はかつて経験済みでした。
また福島のいわきへ泊りに行った折も、真冬の2月とあってあんこう鍋は経験済みながら・・・シーズン真っ盛りにつき、久しぶりにあんこう鍋ツアーの企画をした訳です。


水戸の手前にある千波湖では、白鳥の群れを見っけ　そしてひたちなか海浜鉄道湊線の最終駅「阿字ヶ浦駅」を通り過ぎたら、太平洋に面した「那珂湊魚港」。


この寒さの中で並んで待つのは避けたい、食べるお店は決めてありました。

到着後席に通されてテーブルに鍋をセット、煮たつまでに少々待つ。緑茶を呑み終えてしまったら、お姉さんが気を効かせて烏龍茶を淹れてくださった。


置いてあったプレートを読みつつ、あんこう鍋について、お勉強ちう。

つぶれたような平たい魚体、大きな頭、巨大な口には鋭い歯が並ぶグロテスクな魚です。しかしその姿に合わず、身は淡白でコラーゲンたっぷり、脂肪も少ない為低カロリーで味も良い

身体が柔らかく、その上ヌメヌメして、まな板の上ではさばきにくいところから考え出された「あんこうのつるし切り」。

大皿に野菜と共に盛り付けられて、あんこう登場！

※珍味　あんこうの七つ道具とは･･･
１キモ・アンキモは･･･「海のフォアグラ」と呼ばれるキモを楽しむ魚、身肉より珍重されます。
２皮･･･アンコウの皮は食感が「通」に好まれる部分。
３尾びれ･･･「とも」といわれます。
４えら･･･コラーゲンが豊富で鍋には欠かせません。
５身肉･･･は「だい身」「柳身（やなぎみ）」とも呼ばれるそう。
６胃袋･･･「水袋」ともいわれ、牛や豚同様弾力があります。
７卵巣･･･別名「ぬの」。産卵を控えた冬場は卵で満たされる為、さらに栄養価が高まるそうです。
　　　　　　　　　　　　　　　
店特製の「だし」が煮立ったら、七つ道具を入れて、そこへ大量の野菜も投入。野菜が蓋となって、蒸し煮された状態となったら、食べ時との事。
あん肝を煎ったどぶ汁は経験していましたが、こちらの醤油仕立ての寄せ鍋風の方が私達には好ましく感じられました。あん肝、身も美味しいが、かつおだしから出たスープがアッサリして美味しい

お鍋を食べつくした頃合いで、ご飯・玉子・三つ葉がセットをされ、目の前で手早く雑炊にもしてもらえます。
　　　　　　　　
七種類ほど盛り合わせたお漬物といただく、お雑炊の味わいも言う事なし！お腹が満たされただけでなく、身体までホカホカになりました

あんこう鍋ドライブへ行くキッカケとなったのは、これまた頂き物「茨城のGoToイートチケット」です。

当然これだけでは足りませんが･･･。それでも会計の時お店特製の「鯛みそ」「海苔の佃煮」まで頂いて、気分も上々　味良し！接客良し！で満足…の「すみよし」さん。

ところで地元の方々が揃ってオーダーをし、または持ち帰り用に頼む焼きそばが気になってしまいしかたがない。

那珂湊焼きそば（醤油味）なのでしょうか。ソースと青海苔が別添えとなっていました。「小」ひとパックでもじゅうぶんな量で、夕ご飯に間にあったのは言うまでもありません。

この日も「那珂湊おさかな市場」は、入口から他県ナンバーの車で渋滞をしていましたが、どちらかと言ったら「すみよし」さんは地元の方向けのお店と感じました。
もういっこだけ続きますね。

タグ：茨城の冬の贅沢鍋 喰い道楽すみよし 茨城県ひたちなか市 あんこうの珍味　七つ道具 あんこうのつるし切り 那珂湊焼きそば

コメント 9

地元に愛されるお店って魅力的ですね。
by サンダーソニア (2021-01-11 00:50) 

これは台車なのですね。あれは一昨年の１２月、車検の時に借りた台車をいきなり傷つけてしまい、実費で修理費を払った思い出が今わたしの胸に（笑）。台車乗る時って、緊張します。まあわたしの場合は運転が下手ですから。
あんこうという魚はひょっとしたら食べたことないかもしれません。たまにスーパーで切り身を見かけますが、よくグロテスクな魚ほど味がいいといいますよね。あんこうはその代表格なのでしょうね。
また、「つるし切り」という独特のさばき方も日本人の素晴らし文化の一つだと感じます。マグロの解体ショーなどはそれだけでイベントになってますものね。雑炊も本当に美味しそう。
このところの大寒波がこたえている我が身ですが、拝見しているだけでポッポと温もってきました。 RUKO

by 末尾ルコ（アルベール） (2021-01-11 03:03) 

今年もよろしくお願いいたします＾＾
by 獏 (2021-01-11 10:07) 

漬物と雑炊だけで良いから食べたい・・・(^^;
肝を溶くスープよりかつお出汁だけの方が断然食べてみたいです♪
まな板の上では確かにさばきにくいと思うけど、吊るすと言う
発想にたどり着くのが日本人の食への執念を感じます（笑）
日本は美味しいモノばかりでホントに良かった!(^^)!
by まつき (2021-01-11 10:17) 

あんこう鍋
身体が暖まり、この時期には最適の食べ物ですね。
by 八犬伝 (2021-01-11 10:39) 

先日スーパーで買ったのは
冷凍のアンコウでしたが、
美味しかったです。
でも、生のアンコウは一味も二味も
違うにきまってます。
そして、〆の雑炊！
これが最高ですよね。
ああ、また食べたくなってきた～。
by ゲンさんおかさん (2021-01-11 10:52) 

サンダーソニアさんへ
体調も思わしくない中でのコメント、大変に恐れ入ります。

末尾ルコ（アルベール）さんへ
RUKOさんには代車にまつわる、そのように忌まわしい経験、出費までおありでしたか。
普段とは違った車、家では喜んで乗り回してしまいます。もう一度くらい遠出しておいたらよかったかも^^
この前の週だったかしら？ふぐ鍋も食べたばかりであった私。
ふぐにしろ、あんこうにしろ、こうしたものはお店で食べるとなぜか決めている我が家です。
息子夫婦が那珂湊の訪問時には偶々出会えたとの、あんこうの「つるし切り」。彼らより回数出かけているのに、私は目の前では一度も目にしておりません。和食を提供している職人さんによる技の的確さ、繊細さは素晴らしいものと感じずにはいられません。

獏さんへ
こちらからも、よろしくお願い致します。

まつきさんへ
肝の分量の多いどぶ汁よりも、ずっと食べやすくてあんこう初心者向けの味わいと感じました。だから最後のお雑炊も食べやすくて･･･。
二度目のいわきではなぜか〆がおうどんで、チョッと違うなぁとも思いましたし。
＞吊るすと言う
発想にたどり着くのが日本人の食への執念
こんなの…独自のものがない、我が国の真似ばかりのK国、C国人からは決して出てこない、柔軟な発想、食への拘りではないでしょうか。

八犬伝さんへ
あんこう鍋は、どちらで召し上がられたのかしら？

ゲンさんおかさん様へ
息子が送ってきたおせちに付いてきたふぐ刺しも、まだ食べてはいない我が家でした。
年末に出かけた宿で出た、ふぐ刺し＆お鍋を食べてきてしまったばかりなので(^^ゞ
これだけの身や皮、肝から出たお出汁ですもの、雑炊の味わいの良さ、ﾎﾝﾄ美味しかった‼！
by hana2021 (2021-01-11 11:42) 

新車をキャッシュで購入？凄いなー(^▽^;)
あんこうの吊るし切りは、テレビで見た事あるけど生々しいよね(;'∀')
by 英ちゃん (2021-01-11 16:48) 

英ちゃんさんへ
＞新車をキャッシュで購入？
マイホーム以外キャッシュが基本の我が家でしたが･･･
今回は、車両価格をすべて支払うのに対し、リースに近い残価設定プラン…と言う便利な制度を利用する事にしました。
動物の解体はどれも皆そう思えます。一番はやはり人体かも。ｿﾞｫｰ‼
by hana2021 (2021-01-11 21:21)