鳴子温泉へ湯治旅･･･⑥「阿部旅館」ﾁｪｯｸｱｳﾄまで

二日目夜の食事ですが、メニューはお膳にのるだけ、基本変わりません。

宮城の魚料理を中心とした地産地消を目指した料理が並びました。どれも野菜中心の家庭料理ながら、ウルイの味噌合え、山菜？のお浸しと･･･一工夫されているのが素敵、柚子の効いた大根の浅漬けまで、どれも味付けが良い。

鰆でいいのかな？焼魚にハジカミ・金柑甘煮、里芋の蟹あんかけ、揚げ出し豆腐には牡蠣が沢山、新鮮な刺身！お刺身が前夜より少し豪華に見えたのは気のせい？？
頼まないと悪いとオーダーしたアルコールも、翌朝自炊用ゴミコーナーに、空き缶・空き瓶がそれぞれ置かれていたから。
持参したアルコールで済ませます、グラスは炊事場からお借りしてきました。

連泊したら、炊き込みご飯になるみたいです、素朴だけど、丁寧に作られた料理を食べる。
素朴な田舎料理の方が、連泊には合っているなぁと感じました。
夕食後のデザートは月替わりなので、前日と同じです。同じく杏仁豆腐と、いちごを一種ずつ。
その夜も何もせず、何も考えずに寝てしまいます

帰る前にもまたお風呂。これお約束ですから！
内湯とは言え朝日が当たった浴室の、湯の香りに包まれながら、雪景色をボーっと眺めた時間。


7時キッカリに運ばれる朝食は特徴もなく、ＴＨＥ朝ご飯といった感じ。

定番の焼き鮭&胡桃入りの佃煮、小鉢の中身はキノコのおろし合えだったかしら？焼き海苔に、ぜんまい・さつま揚げ・糸コンの煮物、切り干し大根の漬物風、しじみのお味噌汁の朝食。
おかずの種類が前日とは異なって、工夫も感じられます。卵料理が甘い卵焼きに、これはお母さんの味♪　ふわふわで美味しかった＼(^o^)／
優しい味わいの朝食は、量も充分で朝からお酒が欲しくなりました。帰る日だから呑みませんが、朝から食べ過ぎましたね。

少しくたびれた部分はあるけど、どこも清掃されていた。
泊まる人を選ぶお宿ながら、この時は6名と少なくて、静寂さが保たれている点も旅情を誘う･･･身も心もほぐれていく、時間の経過はこの季節にぴったりと実感した。こうして書いているだけで、泊まりに行きたくなってしまう
元々は湯治宿ゆえ炊事場をリニューアルしたり、三代目女将さとみさんになってから二食付きの宿泊が可能と、日々進化をしている宿です。
11時チェックアウトとゆっくりめながら、そろそろ帰りましょうか。
自炊用食料を大量に持参してきたボッチお爺さんは、間を開けず同月中の予約を済ませていくなど。常連さんの熱意には目を見張る思いがします。
　
自家製温泉たまごLLサイズ・10個入り500円を、O川さんの分とふたパック購入。昔懐かしいデザインの、阿部旅館さんのマッチも頂き･･･。
10時過ぎに出発。

病気でダウンする前もカメラは持って歩いていたけれど、改めて見たら自分の写っているものが極端に少なすぎ…だから今は、出かけた時には一枚撮ってもらい、記念にしてます(^^ゞ

(平成30年4月より値上げして)一泊二食付きで＠8520円、素泊まりであれば@3850円は年間通して均一料金です。冬場だから一室/500円の暖房費。一晩目のアルコール、温泉卵と入れても二人で38000円と少し、これで文句があろうはずもない。
我が採点は･･･。
　　　　　部屋　☆☆☆
　　　　　設備　☆☆☆　　
　　　　　風呂　☆☆☆☆☆　硫黄泉・重曹泉の二種の温泉の素晴らしさ
　　　　　料理　☆☆☆☆☆　食事の内容＆味付けも好み
　　　　　接客　☆☆☆☆
　　　　　全体としては　☆☆☆☆と半くらいかな
どうでもいい事かもしれないが、60代の女将が(若女将がどうであるかは知らないが)常連の皆さんの名前も特徴も覚えていないのって、接客業としてどうなんだろう。つかず離れずの適度な距離は必要です。
何度も利用するのに、特別なサービスや特別扱いをして欲しい訳ではないと思いますけれど。彼女は顔や名前を覚えるのが苦手なのかなぁ
また面白いところを見つけてしまいました。ふたりして気にいって、湯治宿も選択肢に入れようと考えた良い経験。
雪の季節、真冬の鳴子温泉は風情があり、雪景色も素敵でした　季節を変えてまたうかがいたい(*^_^*)

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コメント 13

小鉢が多いと後片付けも大変だろうなと思っちゃいます(^_^;)
常連客の名前を覚えてないのは駄目女将だね（^∇^;）
by 英ちゃん (2022-03-01 01:50) 

こうして並んでいるようなお料理、現在わたしなかなか食べる機会がありませんので、それだけにより美味しそうに見えます。家での献立担当はわたしですけれど、それだけに（笑）大雑把な料理がメインになりますので、少しずつでもこうしたお料理を身につっけていきたいです。
ハジカミ金柑甘煮というのはお味が想像ができませんが、現在スーパーへ行くと金柑よく売られてますが、あれはそのまま食べても美味しいものでしょうか。
卵に甘い味付けは父がよくやってました。ちょっと甘くし過ぎるきらいがあって批判したこともありますが、適度な甘さなら美味しいですよね。
『女殺油地獄』は、あれだけ男性の臀部が強調される映画は洋の東西を問わずあまり観た記憶がなく、監督も堤真一もよくやったなあと（笑）。実はテレビドラマも、昨今放送中のお粗末なものでも日本の場合気になる俳優が出演していたりするので目を通すことが多いのですが、まさにほとんどお粗末です（笑）。
それとよくあることなんですが、テレビドラマで（ああ、何だこの酷い俳優は！）と不愉快にさせ感じる人でも、映画に出てるの観たらけっこうよかったりするんです。それだけ昨今のテレビドラマ、俳優に対して極めて失礼な演技を要求しているという側面もあります。
市川雷蔵の『眠狂四郎』は他の俳優たちとは比較にならないですよね。まさに雲の上の存在。そして当時の雷蔵主演の時代劇など、プログラムピクチャー的に短期間で製作されていても、そのクオリティは芸術性を帯びるまでの高度なものになっている作品多々ありと、これはまさに驚異であると、わたしも思いますし、ある本で批評家も同様なことを書いておりました。 RUKO

by 末尾ルコ（アルベール） (2022-03-01 06:14) 

連泊したら炊き込みご飯に変化する。心遣いが嬉しいです。
甘い卵焼きは昔、お弁当のおかず交換の時の懐かしの味。家はだし巻き卵でしたので、甘い卵焼きにびっくりしました。
私は人のお名前が全く覚えられなくて。今は待合室でお声掛けしたいことも多々あって、失礼を気付かれないよう頑張ってますw
脳回路の問題かもしれませんが、接客業でお金を頂いてるのでしたら、補う方法は沢山あるはずです。
こんなに素敵だからこその常連客さま方でもありますもんね。残念です。
それでもすっごく素敵なお時間だったようで、私までもが楽しく嬉しかったです。
温泉たまごのお土産の心遣いもさすがです。
by そら (2022-03-01 08:14) 

英ちゃんさんへ
そう言ってしまうとお終いだけれど、作るのも、おかたずけモどちらも仕事の内ですから^^
三代目女将がシッカリしているようで、今後この宿は安泰ですね。

末尾ルコ（アルベール）さんへ
高級宿の見せる要素の入る凝った料理とは一線を画す、素材そのものの味わいを食べているがごとくな家庭の味。どれも素朴でそれでいて味付けも絶妙な感じで、私の口には合いました。
ハジカミ・金柑･･･ｽｲﾏｾﾝ、続けて書いてしまいました。少し茎をつけたままの若いしょうがを軽くゆでて塩を振り、甘酢に漬けたものがハジカミです。金柑甘煮は正月料理にも付きもの。
金柑を生食した事はないけれど、ものによってはとっても甘く美味しいとも言われてます。
売り場の方に聞いてみるのはいかがでしょう。
甘い卵焼きは子供の頃の母の味、家の母は東京の方の人でしたから、卵焼き=甘いと思い込んでいて、親戚の家で甘くない卵焼きが出ると食べるに気が進みませんでした。
「女殺油地獄」は、人間の生と性、少し歯車が狂ってしまう事で思わぬ惨事を招く。
性のカッコ悪さ、人間のみっともなさがリアルに描かれていました。
五社監督はすでに鬼籍に入り、若き日の堤真一もよく演じたと感じました。
市川雷蔵の後年は「眠狂四郎」シリーズをはじめとして、月に数本の映画のかけもち出演をしていた計算になります。その間に役作りをし、台詞や殺陣を覚えて役作りをする。
演ずる作品によっては全く違う役柄を違和感を抱かせずに見せる、雷蔵こそ俳優の中の俳優。短い生涯の中でするべきことをしきった人生であったのでは、「徹子の部屋」の出演シーンもかすかに記憶していますけど、スターぶったところのない、ましてプライドの高さなど微塵も見せる事もない普通のおじさん、…と言っても今の私からしたら本当に若かった。早すぎる死でした。

by hana2022 (2022-03-01 08:58) 

そら様へ
家はだし巻き卵でしたので、甘い卵焼きにビックリ！とは、お出汁を入れた関西風の上品な薄味の卵焼きでしたのね。
病気による後遺症の脳の萎縮と、加齢と共に大分弱ってきている私の頭ですが、人の顔、名前はすぐに覚えられます！だから会いたくない方の出会いそうになったら、すぐに別方向へ。そう言った事は得意なのですけれど。それでもカタカナ名はすぐに出なくなってきていますね~~
夫が言うには、田舎の商売で、田舎の接客だから、あれで済んでいるんだろうって。
それでもこれまで訪れた東北のペンションのママさん達、そのどなたもキチンと記憶をし、特別扱いはしないものの、さり気ない気づかいを感じさせてくれました。
それがですね、昨日もO川さんが福島のお出かけの帰りに立ち寄って下さって、大量のお土産を置いていってくれたのでした。
特におかまいをする訳でもないのに、夫婦二人の我が家は来やすいようです♪　ﾎﾝﾄ申し訳なくて、心苦しい。だからお話しだけはキチンと聞いております^^
by hana2022 (2022-03-01 09:13) 

こんにちは。
「ウルイの味噌合え」食べた記憶ない料理です。
牡蠣の下は揚げ出し豆腐だったのですね。この組合せ大変美味しそうです。
炊き込みご飯もいいですね。余ったら「おにぎり」にしたい感じです（爆）。
朝食の手作り感ある「甘い卵焼き」ナイスです。
昔お弁当に入っていたのを思い出しました。
昔の湯治宿から色々と進化、良い事ですね。「二食付きの宿泊が可能」も有難いですね。
阿部旅館さんのマッチ？最近では珍しい販促モノです。
「一泊二食付きで＠8520円」で二種の温泉三昧・・・
カジュアルに宿泊出来る感じで良いですね！？(=^･ｪ･^=)
by Boss365 (2022-03-01 09:32) 

里芋の蟹あんかけがむちゃんこ美味しそうです～！！
せっかく温泉に入るのだから、やっぱり自炊は面倒ですよね。
日々進化する努力の湯治宿、屋上まで上がれる季節にリピですね♪
私は人の顔を覚えるのが超苦手で、自分の右脳のポンコツぶりには
ガッカリなのですが、接客業には致命的だけど女将さんも
私のようなポンコツ右脳の持ち主なのかもしれませんよ～(^^;
by まつき (2022-03-01 10:27) 

Boss365さんへ
ウルイは春を告げる山菜のひとつ、ほろ苦さがやみつきに。ユリ科の花「オオバギボウシ」の若い芽の葉が開く前のものを食す…とあります。
先のぬるいラーメンが名物となった「あ・ら・伊達な道の駅」もGW前後に行くと、知らない山菜だらけ、その数は驚く程多いのです。今ほど生で新鮮な野菜の流通がなかった頃、古から続く北国の人々の知恵なのでしょうね。
揚げ出し豆腐同様に牡蠣も周りが衣でおおわれていて、甘じょっぱい味付けで美味しかった♪
＞余ったら「おにぎり」にしたい感じです（爆）
それはもう、急いで自炊場に置いてあったサランラップを取りに行き、残りは自分達でおにぎりに、その辺りぬかりなし(笑）の私達ですので^^
そうです。お弁当に入る卵焼き、見た目通り懐かしさを感じる味わいが良く感じられました。
阿部旅館さんのマッチは、色が褪せ始めてきている大箱タイプ、お声がけくださいとあったので、頂きました。
気どりのない、余計なものも一切ない8520円。もうそれ程食べられなくなってきている今、この程度で十分と考えてしまうのです。

まつきさんへ
自炊を楽しみたい男の人とかは別だけれど、普段食事作りをしている私。ご馳走はいらないものの、食事付きでお泊りがしたいです。
そう、出来たらGW以降の･･･果たして予約が取れますか？　屋上で湯上りのビール吞みながら、陸羽東線が走る風景を楽しみたいものです。
人間は顔と名前は別々の場所で覚えているとのこと。人の顔を覚えるのは右脳にある側頭葉の最深部だそうで、左脳の側頭葉は、名前に限らず“言葉”全てを記憶する部分にあたると言います。
大丈夫です！近頃チョッと油断をすると物忘れが多くて、特に漢字については本当に小学生からやり直さないとってくらい書けずにいる私ですから‼！
by hana2022 (2022-03-01 12:49) 

見ているだけでも楽しいですね。
楽しいお食事ですね。
by ヤマカゼ (2022-03-01 15:37) 

美味しそう!!
そろそろ旅行も考えたいです。
三浦海岸の河津桜はTake-Zeeぬさんに
よると8分咲だとか・・・
今週末が満開と言ってました。

by yoko-minato (2022-03-01 17:08) 

ヤマカゼさんへ
初めてであった湯治体験は、楽しかったです。ご飯も評判通りに美味しかったですよ♪

yoko-minatoさんへ
そうですよね。
早咲きの河津桜ですもの、今週中に咲いてしまいますね。
この後の今の私はずっと、母の体調の心配から旅行は控え中なのです。



by hana2022 (2022-03-01 23:45) 

朝食、色々と小鉢がついてきて、ほんとに呑みたくなっちゃいそうでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2022-03-02 08:24) 

ぼんぼちぼちぼちさんへ
家の今朝など、ベーグルにコーヒー、ヨーグルトとキャベツのサラダしかないくらいでしたから。これだけあったら、呑めますよね^^
by hana2022 (2022-03-03 11:14)