鳴子温泉へ湯治旅･･･⑦志波彦神社・鹽竈神社を参拝する [2022・1月宮城・鳴子温泉で湯治]
塩釜神社の正式名称は「鹽竈神社」 ←難しい漢字で書けませんし、読む事さえ難しいです。
2年前の新年訪問したのは、同じ宮城県内にある遠刈田温泉「刈田嶺神社」でした。
※刈田峰神社には刈田岳山頂にある「奥宮」、遠刈田温泉にある「里宮」とあり。祀られたご神体は、夏季は山頂の「奥宮」に。山頂へ行けなくなる冬季は麓となる遠刈田温泉の「里宮」へ、両宮の間で季節により遷座しているとの事。
その「刈田峰神社」の初詣からはじまった、参拝した日付・寺社名・御祭神・御本尊の名前等墨書きを頂く「御朱印帳」への押印拝受。
今回も年の始めであったから「初詣」と、御朱印の拝受をいただき帰路につこうと考えた次第。
しかし雪の多さから山間の地域は避けたい。･･･そこで海沿いへ向かった方が賢明と。ここ塩釜地区にしたのでした。
宮城県塩釜市にある神社「鹽竈神社（しおがまじんじゃ）」は、「志波彦神社（しわひこじんじゃ）」と二社が、同一境内に鎮座しているのです。
志波彦神社は志波彦大神をお祀りしています。
全国に225社しかない「名神大社」と言う格別の崇敬を朝廷より受けていて、農業守護・国土開発・殖産の神として崇敬されているそうです。
塩釜の名前から、塩を炊く釜のある神社…くらいの認識での訪問ながら。それがどうして壮健な佇まいの上、このように訪問者も多く、思いがけない立派さに驚かされました。
鹽竈神社は古くから東北鎮護・陸奥国一之宮として、朝廷をはじめ庶民の崇敬を集めてきました。
別宮に鹽土老翁神（しおつちおじのかみ）、左宮に武甕槌神（たけみかづちのかみ）、右宮に経津主神（ふつぬしのかみ）の3柱を祀り、安産守護、延命長寿、海上安全、家内安全、交通安全などの神として信仰されています。
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地元の方々はどんな祈願もすべて「しおがまさま」へと足を運びます。
※日本三大荒御輿のひとつとして…。
天和2年塩竃が大火に見まわれ、港に出入りする船も減少し地域が衰退した時に火災の鎮圧と景気回復を祈って始められた祭。
現在も厄除けと繁栄を祈願する火伏の祭として続けられています。港町塩竃で行われることにちなんで、「帆手祭」とも呼ばれるそう。
重さ約1トンの大神輿を若者達が担いで、参道・表坂を一気に下り、市内を勢いよく巡行する、勇壮で荒々しい様は祭りの華となっています。
寺社ごとに様々な表情を見せる狛犬は、目にしたらつい写真に撮りたくなる被写体のひとつ。この狛犬さんたちも、中々の面構えで睨みを効かせていました。
神社境内には、開運・商売繁盛を祈願する「撫で牛」もいます。 牛のよだれのように細く長く（ 長く続くように ）とあるように、牛は撫でるとよだれを出すところから祈願奉納されたそうです。
駐車場に戻る途中からは、塩釜港が見えます。「 千賀の浦 」と呼ばれて、平安時代の歌枕として数多く登場…との事ながら。。
間もなく訪れる3月11日で、東日本大震災から11年となります。
午後2時46分に起きた大地震は遠く離れた栃木でさえ、これまで経験した事のない規模と長さがひとりでいたせいもあい大層怖く感じました。被害もなかったけれど、その後続く余震と、停電と。離れた家族との連絡も全く取れなくて、多少の不便と心細かった気持ちは忘れられません。
しかし宮城から岩手、福島と太平洋沿いの地域を襲った、その後の津波の恐ろしさ、自然の驚異を前にした人間の無力さ。
今目にしている海はこれ程静かで穏やかさを見せているものの、この光景を眺める度、真っ暗な海や町を思い出して、複雑すぎる思いをもたれる方は多くいらっしゃると想像致します。
参拝を済ませ、「志波彦神社」「鹽竈神社」両社の御朱印を頂いて参りました。
次回で終わります。
2年前の新年訪問したのは、同じ宮城県内にある遠刈田温泉「刈田嶺神社」でした。
※刈田峰神社には刈田岳山頂にある「奥宮」、遠刈田温泉にある「里宮」とあり。祀られたご神体は、夏季は山頂の「奥宮」に。山頂へ行けなくなる冬季は麓となる遠刈田温泉の「里宮」へ、両宮の間で季節により遷座しているとの事。
その「刈田峰神社」の初詣からはじまった、参拝した日付・寺社名・御祭神・御本尊の名前等墨書きを頂く「御朱印帳」への押印拝受。
今回も年の始めであったから「初詣」と、御朱印の拝受をいただき帰路につこうと考えた次第。
しかし雪の多さから山間の地域は避けたい。･･･そこで海沿いへ向かった方が賢明と。ここ塩釜地区にしたのでした。
宮城県塩釜市にある神社「鹽竈神社（しおがまじんじゃ）」は、「志波彦神社（しわひこじんじゃ）」と二社が、同一境内に鎮座しているのです。
志波彦神社は志波彦大神をお祀りしています。
全国に225社しかない「名神大社」と言う格別の崇敬を朝廷より受けていて、農業守護・国土開発・殖産の神として崇敬されているそうです。
塩釜の名前から、塩を炊く釜のある神社…くらいの認識での訪問ながら。それがどうして壮健な佇まいの上、このように訪問者も多く、思いがけない立派さに驚かされました。
鹽竈神社は古くから東北鎮護・陸奥国一之宮として、朝廷をはじめ庶民の崇敬を集めてきました。
別宮に鹽土老翁神（しおつちおじのかみ）、左宮に武甕槌神（たけみかづちのかみ）、右宮に経津主神（ふつぬしのかみ）の3柱を祀り、安産守護、延命長寿、海上安全、家内安全、交通安全などの神として信仰されています。
地元の方々はどんな祈願もすべて「しおがまさま」へと足を運びます。※日本三大荒御輿のひとつとして…。
天和2年塩竃が大火に見まわれ、港に出入りする船も減少し地域が衰退した時に火災の鎮圧と景気回復を祈って始められた祭。
現在も厄除けと繁栄を祈願する火伏の祭として続けられています。港町塩竃で行われることにちなんで、「帆手祭」とも呼ばれるそう。
重さ約1トンの大神輿を若者達が担いで、参道・表坂を一気に下り、市内を勢いよく巡行する、勇壮で荒々しい様は祭りの華となっています。
寺社ごとに様々な表情を見せる狛犬は、目にしたらつい写真に撮りたくなる被写体のひとつ。この狛犬さんたちも、中々の面構えで睨みを効かせていました。
神社境内には、開運・商売繁盛を祈願する「撫で牛」もいます。 牛のよだれのように細く長く（ 長く続くように ）とあるように、牛は撫でるとよだれを出すところから祈願奉納されたそうです。
駐車場に戻る途中からは、塩釜港が見えます。「 千賀の浦 」と呼ばれて、平安時代の歌枕として数多く登場…との事ながら。。
間もなく訪れる3月11日で、東日本大震災から11年となります。
午後2時46分に起きた大地震は遠く離れた栃木でさえ、これまで経験した事のない規模と長さがひとりでいたせいもあい大層怖く感じました。被害もなかったけれど、その後続く余震と、停電と。離れた家族との連絡も全く取れなくて、多少の不便と心細かった気持ちは忘れられません。
しかし宮城から岩手、福島と太平洋沿いの地域を襲った、その後の津波の恐ろしさ、自然の驚異を前にした人間の無力さ。
今目にしている海はこれ程静かで穏やかさを見せているものの、この光景を眺める度、真っ暗な海や町を思い出して、複雑すぎる思いをもたれる方は多くいらっしゃると想像致します。
参拝を済ませ、「志波彦神社」「鹽竈神社」両社の御朱印を頂いて参りました。
次回で終わります。
こんにちは。
塩釜神社は知っていますが・・・
正式名称の「鹽竈神社」は、想像も出来ない？確実にスルーの文字列です。
鹽竈神社と志波彦神社の「二社が、同一境内に鎮座」なる程です。
鹽竈神社は、万能な祈願・ご利益がある感じですね。
「撫で牛」は学問の神様の菅原道真関連と思ってましたが、開運・商売繁盛は意外でした。
また「牛のよだれのように細く長く」は、洒落がきいてますね。
参拝と「１粒で２度おいしい」感じの御朱印ゲット、お疲れ様でした。
3月11日、都内仕事場で横揺れに耐えていました。
その後の津波と原発事故、現実とは思えない悲惨な光景は怖かったです。
あれから11年ですが、まだまだ復興が道半ばなのが、大変残念です！？(=^･ｪ･^=)
by Boss365 (2022-03-03 00:30)
鮮やかな御朱印ですね。
コロナが収まってまた行けるといいですね。
by ヤマカゼ (2022-03-03 07:40)
Boss365さんへ
おはようございます。
年度末ゆえに面倒な案件、モヤモヤ状態の悩ましさの中を、この様なお時間に大変恐れ入ります。
訪問した「鹽竈神社」の万能なご利益が、私にもありますように^^なんちゃって、塩を炊く釜のある神社…くらいの認識で訪問しておいて、よく言うわ！でした。
道真公と牛とのかかわりは深い模様、「牛に引かせて牛の行くままに任せ、牛の止まった所に葬って欲しい」との遺言に従って定められた、墓所（大宰府天満宮）。
地震、津波で多くの命が奪われ、そこには漁場や地場産業も。原発事故まであり、一時これで東日本は終りではないかとまでまで思われた大惨事でした。ここまでの復興を遂げたとはいえ、未だ多くの問題を抱えたままであるのが現実なのですね。
by hana2022 (2022-03-03 07:46)
ヤマカゼさんへ
コロナ感染ですか。近頃の私達は少々その問題については麻痺気味ながら、まだ油断するのは早過ぎですね。
by hana2022 (2022-03-03 07:50)
鹽竈神社…書くのはもちろん、読めもしません（笑）。感じは難しいですね。特に地名。でも地名でなくても読めないの多いです。それ以上にワープロで文章作成するようになってから書けてた感じも書けなくなってます。だからちょいちょい書けない漢字を練習し、書けるようになったら少し頭よくなって気分になります。
それにしても立派な神社ですね。そして狛犬や牛。母方の田舎に普段はさほど人が訪れない神社がありまして、もうずうっと行ってませんが、子どもの頃そこが大好きでした。そこにも牛の石像があって、独特の雰囲気を醸成してました。最寄りの神社には牛、ないんですよね。
高橋判明監督の『TATOOあり』また観てみたいです。高橋監督、まだ７０代前半なのですね。どのようなご体調かは知りませんが、もっと精力的に映画撮り続けてほしかったところ。
宇崎竜童はYouTubeでアコースティックギター一本で歌う動画多くありますが、これが何とも滲みる歌声です。人間ほんと、歳を経ないと出てこない艶がありますね。
一昨夜は溝口健二監督の『祇園囃子』を久々観ました。小暮実千代と若尾文子。90分足らずの映画ですが、もう格違いの充実感。何もかも凄いです。 RUKO
by 末尾ルコ（アルベール） (2022-03-03 08:28)
末尾ルコ（アルベール)さんへ
私など到底比較にならない難しい本を何時も読まれているRUKO様程の方がそうなのでしょうか。
文字を書かない生活期間の長い私などは、特に恥ずかしいほど漢字が書けなくなっています。今では小学生以下のレベルかと。
一時は精力的に作品を撮ってきた高橋判明監督も、近頃はサッパリ名前を聞く事さえなくなってしまって、奥さんの高橋惠子が仕事をし続けているのは、彼の映画製作の為と思っておりましたけれど。。現実は子供向け映画全盛の邦画の世界、制作費や観客の見込みが立たないなど、様々な事情があるのでしょう。
あの映画のチープな役どころが似合っていた宇崎竜童も、歳を重ねて味のある顔つき、雰囲気をもち合わせてきていると感じられます。
溝口健二監督作品「祇園囃子」は、少し前に鑑賞しておりました。
祇園に生きる為の定めやしきたり、男たちのお金に支配されながらも、不条理の中凛と自己の生き方を貫く女たち。
晩年のテレビドラマではアクの強い役柄が多かった小暮実千代のいなせな姉ぶり、若き日のﾋﾟﾁﾋﾟﾁした若尾文子。そこに演出が溝口健二ですもの。観るべき一作に私も感じました。
by hana2022 (2022-03-03 09:59)
鹽竈神社、どんな字なのか全く見えません(^^;
最近老眼が進んだのか、PC画面までの距離に全くピントが合わず、
誤字脱字も増えています(>_<)
「撫で牛」、むちゃんこ可愛らしい顔付きですね～！
開運ですか、これは是非ともナデくり回してみたいです。
せめて画面の上からナデナデと（笑）
まぁでも実際の牛さんに長く細いヨダレを垂らされてら、
ちょっとビビってしまいそうですが(;^ω^)
by まつき (2022-03-03 11:20)
まつきさんへ
目の悪さは、本当に私も相当進んでいる模様。最近は寝る前のベッドでの本も、そう焦点が合わなくて無理になってきているのです。
リアル牛ｸﾝは怖いし、匂いもあるわで、近づくのも勇気が必要ですね。
by hana2022 (2022-03-03 12:47)
こんなに目の大きい狛犬さんを見たのは
初めて、良いお顔しています。
by tarou (2022-03-05 15:55)
tarouさんへ
私が惹かれたのも、この大きなお目目だったのかもしれません(笑）
by hana2022 (2022-03-06 21:26)