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1月奥多摩&箱根へ・・・⑤青梅市「吉川英治記念館」 [2023・1月奥多摩&箱根]

一般住宅の様な造りをしたJR「鳩ノ巣駅」。
ホームにはちょうど青梅線の車両が停車中でした。
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その後は、「吉川英治記念館」へ行ってみます。
吉川英治は「宮本武蔵」「三国志」「新・平家物語」「私本太平記」等、歴史をテーマにした大衆小説を執筆。戦前戦後を通じて幅広いファンから人気を博した小説家です。
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明治初期に建てられた養蚕農家を、吉川英治は主屋「草思堂」として改造。同じく明治中期に建てられた洋風の書斎と共に、近代和風建築としても記念館の見どころのひとつとなります。
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吉川英治は、明治25(1892)年8月11日、神奈川県久良岐郡中村根岸(現在の横浜市)に生まれ、昭和37(1962)年9月7日、70歳でこの世を去るまで、数多くの小説を残した国民文学作家のひとり。

小学校を中退。印章店の住み込み店員を皮切りに、様々な職に就いたのち、作家活動を行うようになりました。
東京毎夕新聞社の社命により、初めての新聞小説「親鸞記」を無署名で連載。
その後、「鳴門秘帖」「宮本武蔵」などで人気作家となります。
「三国志」「新・平家物語」「私本太平記」等を執筆、昭和28(1953)年には菊池寛賞、昭和35(1960)年には文化勲章を受章。
吉川英治の書く小説は大衆小説とも言われて、多くの人々を魅了、現在まで永く読み続けられています。


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間口の広い土間のある玄関、執筆にも使われた書斎、築山もある立派な庭。庭園の散策以外にも屋内から眺めてみた、山々が連なる光景も良い。
他に訪れる人の姿もなく、思いもよらぬ長閑なひと時が過ごせました。
母屋の裏側となる、展示館の見学後。
最後に長屋門奥のショップ内を覗いて、特に欲しいものがなかった事から、書棚に並ぶ文庫本を一冊。
吉川作品はどれも長くて、文庫本にしたら10冊近いものが珍しくはないのですから。
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入館に際して頂いたポストカード2枚、レンゲショウマとツユクサ。どちらも地味な存在ながら、自然の中でキラリとした存在感を放つ山野草です。
購入したのは「平の将門」。それが近頃とみに老眼が進んでしまい、これまでベッドに入ってから本を広げるのは至福のひと時であったと言うのに・・・文字が二重になって、思う様に本が読みすすめられない。それは実情となってしまっているのでした。
右は特別にと、敷地内で実った柚子の実のプレゼント♪


日本画家の川合玉堂の、個人美術館である「玉堂美術館」。
江戸から昭和までの櫛とかんざしをはじめとする装飾品や小道具、着物を多数展示している「澤乃井櫛かんざし美術館」。
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行きつけの美容室内にポストカードがセンス良く飾られていた事より、こちらの存在は、前から知っておりました。
・・・ところが、ガーン!まさかの休館日とは!! こんな事でしたら、昨日の内に観ておくのでした。

続きますね。

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