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2021年早春おやき隊・・・⑦松本市「アルプス公園」 [2021・3月~4月奥飛騨~軽井沢]

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松本市街地北西部の丘陵にあり、城山公園北の尾根続きに位置しています…「アルプス公園」へとやって来ました。
奈良井川と並行して走っているのは、JR篠ノ井線です。
街中から公園まで上って行く訳ながら・・・その前にお昼。
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スーパー「TSURUYA」なぎさ店のフードコート内で簡単に、これも長野県民の食生活の探求、それから宿の夕食を美味しく食べる為。なんちゃって、ただケチケチなだけでした[あせあせ(飛び散る汗)]
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アルプス公園園内でも、また桜♪ ソメイヨシノの古木です♪

何度か訪れている松本、なのに市内の中心部からそう遠くないところにある、アルプス公園へ来たのは初めて。こんな素敵なスポットがあるなんて知りませんでしたものね(^^ゞ
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「山と自然博物館」への通路&家族広場を囲む周囲に植えられていた…全国から、また遠くはアメリカ、ヨーロッパから贈られた桜が植樹されています。
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平成19年5月に開館した砂防無線中継所との複合施設である「自然博物館」。館内一階展示室には、明治から昭和までの登山道具、昆虫標本と展示されています。

展示品の数々、当時の写真パネルを観ての感想・・・現代の私達からしたら、あのペラペラの薄い木綿の着物に草鞋で?どうやって登る?と考えてしまうものながら。。
山岳小説の分野を拓いた、作家・新田次郎の小説を原作とした、映画「劒岳 点の記」が思い出されます。
原作にも書かれていましたけど、洋式のメリヤスの下着一枚にしても当時は大変貴重なものであったと。テントやそのほかの装備は当然、現在のものと比較にならないレベルながら、これまた特殊であり、大そう高価であったのは想像されました。
「劒岳 点の記」で描かれたのは…北アルプス北部の立山連峰にある標高2,999 mの槍ヶ岳への登頂。それは日本地図の完成を目的とする、山岳計測の為の登山を描いたストーリー・・・作中の主人公と同じような状況を再現しての登山様式。自然の大きな力を前にした人間の無力さ、無理を承知で命令を追行せんとするも・・・内心の葛藤然り、誇りと勇気、信念により取り組む姿が描かれていました。
撮影された数々のシーン。長野、岐阜、富山にまたがる絶景の山岳風景も素晴らしく美しいものでした[ぴかぴか(新しい)]
映画の感想はhttps://hana2009-5.blog.ss-blog.jp/2010-08-09 同作者の著書では、他に「八甲田山死の彷徨」「聖職の碑」と映画化されています。

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5階の無料展望室からは、北アルプスをはじめとした周囲360度のすばらしい眺望が目の前に。

これだけ眺めているのに、わかりません、わかりません…と言っていたら、長野の人に怒られてしまうから[ちっ(怒った顔)] そんな事はないけど・・・「山と自然博物館」見学後、ポストカードを購入。

◦蝶ケ岳(2677m)
◦前穂高岳(3090m)
◦常念岳(2857m、日本百名山に選定)
◦奥穂高岳(3190m、穂高連峰の主峰で日本第3位の高峰、日本百名山に選定)
◦北穂高岳(3106m)
◦槍ヶ岳(3180m、日本第5位の高峰、日本百名山と花の百名山に選定)
◦大天井岳(2922m)
◦燕岳(2763m)
かつては長野県内の中学校登山の筆頭だったが、引率教師たちが”北アルプス急登御三家”のひとつといわれる急な登りを嫌ったせいもあり、今では容易に登れる山となっている。
私も高校生の頃、「尾瀬の「燧ケ岳」登山はしたけれど、二年生夏休み登山の「燕岳」はパスしてしまった。登れる若い時に行くべきでしたね。
◦餓鬼岳(2647m)
◦野口五郎岳(2924m)
かつてのアイドル某歌手は、この山の名前をそっくり取った。
◦三ツ岳(2845m)
◦烏帽子岳(2628m)
◦不動岳(2601m)
◦北葛岳(2551m)
◦蓮華岳(2799m)
◦針ノ木岳(2821m)
◦スバリ岳(2752m)
◦赤沢岳(2678m)
◦爺ヶ岳(2670m)
◦鹿島槍ヶ岳(2889m、日本百名山と花の百名山に選定)
◦五竜岳(五龍岳)(2814m、日本百名山選定)
◦唐松岳(2696m)
東に延びる尾根「八方尾根」で長野オリンピックの会場となった。
◦(白馬)鑓ヶ岳(2903m)
◦杓子岳(2812m)
◦白馬岳(2932m、日本百名山と花の百名山に選定)
◦小蓮華山(2769m)
・・・日本百名山・日本二百名山・三百名山と花の百名山に選定されている・・・北アルプスの見事な山並みです[ぴかぴか(新しい)]

[ぴかぴか(新しい)]松本はマチ全体が博物館( ^ω^)・・・ですって、良い事言うわぁ[グッド(上向き矢印)]
これまで数々の映画、ドラマのロケ地ともなっているだけに、風光明媚なだけでなく。住人たちの暮らし全般が豊かな自然の上に営まれていると理解をしました。
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北アルプスの山並みや松本市西部地域の街並みが一望の「展望広場」近くから[カメラ]
「昨日は黄砂がひどくて全く見えなかったから。今日は綺麗にハッキリ眺められて良かったですね」と、地元の方がお話ししてくださいました。
お花見続きで気分も上がり、満足[グッド(上向き矢印)]
松本9.jpg 時間的もチェックインにジャスト!な感じです。この日泊まる、松本市の美ケ原温泉へと参りましょう。
続きますね。
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末尾ルコ(アルベール)

野口五郎岳っていうのがあるんですね。新御三家の一人。この名前を目にすると、子どもの頃に知り合いの女の子たちが持っていた『明星』や『平凡』を思い出します。『平凡』って、思えばおかしな雑誌名でした。

『劒岳 点の記』の過去記事、拝読いたしました。これは映画館で鑑賞しまして、観応えたっぷりでした。木村大作渾身の一本でしたよね。松田龍平が「この映画を作る過程だけでも映画になる」と言ってた記憶がありますが、人間である俳優、そしてスタッフたちがわざわざ山岳地帯へ出向いて困難な撮影する…これぞ映画ならではの贅沢で、昨今日本で圧倒的動員を続けているアニメ映画ではあり得ないですね。若い人たちにももっと実写映画を観てほしい。「人間の営み」を鑑賞する贅沢な時間を知ってほしいです。

『東海道四谷怪談』を初めて観たときは、正視しかねるほど怖かったです。ただ最近観てないので、今観るとどうかという興味はあります。わたし、「怖い映画」に対する耐性ができてしまっているような。いまどき(怖い!)と大評判の、アリ・アスター監督『ヘレディタリー』も『ミッドサマー』もぜんぜん怖くなかったですし(笑)。以前観てすごく怖かった、ポランスキーの『テナント』も、最近観たらさほどでもなかったんです。(これでいいのかなあ~)とも思うのですが(笑)。                  RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2021-04-26 04:46) 

hana2021

末尾ルコ(アルベール)さんへ
あの当時のアイドルって男女を問わず、現在と比較したら相当レベルが低い(笑)人の容姿について、あれこれ言える私ではございませんけれど。
「劒岳 点の記」、これは私も大スクリーン、サウンドで鑑賞すべき一本に思えます。
長年カメラマンとして多くのすぐれた映画監督と共に作品を撮り続けてきた木村大作。その彼が自らの一作と選び、撮り上げただけに、見ごたえ充分な渾身の一作!同感に思いました。
それだけに出演者の皆さんも同じご苦労をされたのでしょう。
作家・新田次郎はそれ程読んでいる訳ではありませんけれど、一貫して描き続けたのは、人の力ではどうにもならない自然がもつ威力、大きさの前では、無力な存在となる人間。
この一作から、「八甲田山」でもそれが大きなテーマであったかと。
>、「怖い映画」に対する耐性ができてしまっているような。
それ、わかる気がします。かつて観たホラー映画が、年齢を重ねる事で別の面が見えてしまったり、どうやって撮ったのか余計な事を考えてしまうのです(笑)
「ヘレディタリー」はヒットしたハリウッド映画「シックス・センス」にてアカデミー助演女優賞にノミネートされたトニ・コレットの出演。「ミッドサマー」もどちらもお気に入りに登録済みながら、まだ観ておりません。えいがは時間も体力も不可欠なものですから。。
by hana2021 (2021-04-26 09:54) 

hana2021

末尾ルコ(アルベール)さんへ
ポランスキーの「テナント」ですが、元々変態っぽいポランスキーですから、彼の撮った映画には密やかな笑いが、それは人間ならもつ覗き趣味、孤独、疎外感と言った感情よりの。
「反撥」「ローズマリーの赤ちゃん」、後年になっての「赤い航路」「死と乙女」。
恐怖と、シュールな笑いは紙一重である、それこそロマン・ポランスキー所以であるよう感じられてなりません。

by hana2021 (2021-04-26 10:39) 

まつき

ポストカードと同じ場所で実物を見比べたとしても、
きっとよく分からないで終わりそうです(;^ω^)
富士山以外は名前分からなくても仕方ないって感じです(笑)
前日の黄砂の日じゃなくて良かったですね(^^)v
by まつき (2021-04-26 11:49) 

hana2021

まつきさんへ
>実物を見比べたとしても、
きっとよく分からないで終わりそうです(;^ω^)
それは、同感の思いが強く‼
槍ヶ岳、常念岳、燕岳、野口五郎岳…の名前を聞いているくらいでして。。・・・ちなみに某歌手を含めて、かつてのアイドルご三家は結婚相手、交際相手と共に皆嫌い。かなりのひねくれ者でございます^^
黄砂は北アルプス山脈まで越えてしまうとは、恐るべし‼ ホントC国って怖い国だわぁ~~嫌、嫌!
by hana2021 (2021-04-26 12:39) 

英ちゃん

歌手の野口五郎さんの名前の由来は知ってたよ(^∇^;)

by 英ちゃん (2021-04-26 17:02) 

hana2021

英ちゃんさんへ
これって、かなり有名なエピソードですものね^^ 私たち世代でしたら・・・って!?
by hana2021 (2021-04-26 17:29) 

yoko-minato

松本市のアルプス公園の桜・・・見事ですね~!!
野口五郎さんの名前はこの山の名前からとって
つけたのですか!!
知りませんでした。
長野は夫のふるさとなのに観光はできませんでしたね。
by yoko-minato (2021-04-26 18:27) 

夏炉冬扇

「劒岳 点の記」読んだはずですが。
忘れてしまいました。
飼っていたワンがハナでした。
by 夏炉冬扇 (2021-04-26 18:50) 

SWEET

素晴らしい桜!
桜満開の中のお花見が出来ましたね。
私も長野へ行くとTSURUYAさんには必ず寄ります。
何故か?
お寿司を購入してフードコートみたいな所で食べることが多いです。
by SWEET (2021-04-26 19:06) 

八犬伝

アルプス公園
懐かしいです。
ここからの眺めが良いのですよね。
by 八犬伝 (2021-04-26 20:16) 

hana2021

yoko-minatoさんへ
あの人のファンでもなく、どちらかと言ったら苦手な方ですが、そのように言われていましたよ。
>長野は夫のふるさとなのに観光はできませんでしたね。
・・・でしたら、これからされたらよろしいのではありませんの!
長野や山形、行くとしたら初夏の山菜目当てに♪ それから秋が良いです♪ なぜかと言うと、松茸の季節だからです~~^^

夏炉冬扇さんへ
こんばんは。
あら、あら、それはどうしてでしょう!?
>飼っていたワンがハナでした。
それは嬉しい!…と言うとでも?
そう言うのって、どちらかと言うと失礼なコメントではないかしら!

SWEETさんへ
ありがとうございます。
今はどこのスーパーにも地場産のお土産コーナーがありますから、そこで買って間に合わせられます。楽チンですね(^o^)V
この翌日のお昼、その時も軽井沢のTSURUYAさんで済ませてしまいました。フードコートに付属の屋外テラスもあり、気持ちの良いひと時でしたよ♪
TSURUYAブランドはリーズナブルな上、センスも良いものが多いと感じましたo(^o^)o

八犬伝さんへ
こちら、すでにご存知でしたか! く、悔しい~~、なーんてね。



by hana2021 (2021-04-26 23:27) 

よしころん

富山県になりますが、黒部五郎岳(百名山)という名の山もあります^^
こうして拝見するとまだまだ歩くことが出来ていない山がたくさん!
新田次郎さんの小説は図書館で全集制覇ー!
思いながら読み進めていたのですが、小説の主人公がほぼ亡くなってしまうのが悲しくて途中で頓挫しました^^;
by よしころん (2021-04-27 19:23) 

ぼんぼちぼちぼち

野口五郎さんの芸名はここから頂いたと、聞いてやした。
それにしても、姓と名まんまみたいな山がよくあったものでやすね。
名字だけを出身地から頂く、というのはよくありやすが。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-04-27 19:50) 

hana2021

よしころんさんへ
ありがとうございます。
何分にも私達、山や登山についてはど素人である私たちですから(^_^)
百名山には、黒部五郎岳もあるのですね!
よしころんさんのお考えをお聞きしたかったのです。
>新田次郎さんの小説は図書館で全集制覇ー!
我が予想を超えた、熱い思いと、意志の強さが伺えますo(^o^)o
鉄道好きから「鉄道紀行」を文学の一ジャンルにまで高めた、宮脇俊三氏の著作は、私もほぼ読みつくしました。
しかしご本人曰く、旅をしてそれを文章にして本が出せるなんて羨ましい・・・と人は簡単に言うけれど、書き続けるには血のにじむような努力が必要な作業なのだ。・・・と書かれていたのが印象に残っています。

ぼんぼちぼちぼち さんへ
>名字だけを出身地から頂く、というのはよくありやすが。
それって、タレントやお笑いの人にはよく聞く、・・・あるあるですね^^
by hana2021 (2021-04-27 21:14) 

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