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猛暑続きで参ったね北海道・・・⑱神の子池と、さくらの滝 [2023・7~8月三年ぶりの北海道]

北海道斜里郡清里町。
「清里」の地名から一般的には、山梨県北杜市高根町清里がイメージされるでしょうけれど、北海道オホーツク総合振興局管内の斜里郡にも、清里町はあります。
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深田久弥による「日本百名山」に選定された「斜里岳(しゃりだけ)」が、清里町観光のひとつながら、山の形状についてはよくわからないのでその辺りは省略します[あせあせ(飛び散る汗)]
それ程メジャーと言えない場所ながら、「神の子池」に立ち寄ってみました。
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周囲は深い森に囲まれた大自然の中、知名度は低くとも駐車場はありました。

摩周湖からの地下水が湧き出ている…山奥にある神秘的な池は、摩周湖(カムイトー=神の湖)の伏流水からとの言い伝えから、「神の子池」と呼ばれるそう。
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湖は流れ込む川、流れ出す川もない不思議さがありますけれど。春の摩周湖へ大量の雪解け水が流れ込む時期になっても変わらぬ水位は、 湖周辺に点在する神の子池等へ湧き出させているから。

周囲220m、水深5mの小さな神の子池ですが、その水量は1日に12,000tもあると言われています。
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水温が年間通して8℃と低い為に、倒木も青い水中で腐らないで化石のように沈んでいます。 その隙間を朱色の斑点を持つ魚「オショロコマ」が泳ぐ不思議な美しさ[ぴかぴか(新しい)]
池の周囲には歩ける木道が整備されて、様々な角度から見えるようになっているから、カメラマンさん達も光の加減など、綺麗に見える場所を確保して撮っているのでしょう。
歩いても10分かからない大きさなので、立ち寄り時間は20分でじゅうぶんに思います。

観光地としては美瑛町白金の「青い池」がよく知られる、有名観光地ですが…。比べたら駐車する車、人の姿もけた違いに少ない為、静かに観賞もできて・・・。
規模は小さいけれど、その神秘性、美しさは負けてないとさえ感じました[グッド(上向き矢印)]

「青い池」に「白ひげの滝」があるように、次はこちらも「さくらの滝」。春には桜が咲く様子からの命名でしょうか。
この滝は高さ2.5mの滝ながら、6月から8月にかけてはサクラマスが滝越えする様を見せてくれます。
神池-.jpg
サクラマスとは渓流の女王と言われている(北海道ではヤマベといいます)海に下り大きく成長をし、産卵のため再び川にもどってくる。サケ科の魚の遡上は国内では日本海側と北日本の河川に見られる訳ながら、これだけ大きな滝をジャンプする様子は世界的に見ても珍しいとか。
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自身のもつ力強さとタイミング、そこに場所や運を味方にして、滝越えに成功する魚はわずかであっても・・・、一生懸命ジャンプする姿を目の前にしたら、つい応援をしたくなるもの。
またジャンプし始めの6月の魚体は銀色に輝き、産卵が近付く8月には徐々に桜色に変わっていくと言います。 そして9月には産卵を終える、他のサケ同様に次の世代へと命をつないでいくのですね。
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気温が高くなる午後には数えきれないほどのマスが豪快なジャンプを見せてくれる、ここも必見のスポットでした[目]
しかしジャンプが楽しめる時期も、秋には終了との事でした。
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