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栃木市の金魚湯と、こうしんの店 [ドライブ・栃木県南]

訪問してから随分経ってしまっているネタながら。。今さらのアップ[あせあせ(飛び散る汗)]
蔵の街としとして知られる栃木市。その歴史を活かした街造りとして電線の地中化、通りに面した空き店舗を改装した店々が続々オープンしました。
蔵造りの建造物、風情溢れるレトロな街並みが人気となって・・・数年前から休日ともなれば、都会から来る観光客がそぞろ歩く様子が目立ちます。
中心を流れる巴波川(うずまがわ)を利用した交易によって栄えた街は、江戸、明治、大正とその時代を語り継ぐ歴史的な建造物が数多く残されています。
北関東有数の「商都」として発展した町の魅力は、そうした歴史と文化が調和して日常生活の中に息づいていると感じられる事。
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駅からはじまるメインストリートに限らず、横道へ入った周辺を散策するのも、意外なところで意外な出会いが。それはそれで地味に楽しいです[るんるん]
散策は適当にして・・・。軽めにお昼を食べよう・・・と思った時お勧めなのはこちら。
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栃木市名物となった「ジャガイモ入り焼きそば」の作りたてが食べられる「こうしんの店」。
昔ながらの駄菓子、手作り風菓子が並ぶ中、焼きそば、イモフライなどのテイクアウト販売も。
店内のテーブル、カウンターで実際に食している方もいらっしゃいました。
子供だった頃、こうした駄菓子屋の奥に設置された鉄板コーナーで食べた「もんじ焼き=もんじゃ焼き」。小麦粉を卵入りの汁と混ぜて焼いただけなのに美味しかったな。
それは今でも、お好み焼き屋さんへ夫と出かけた時もそう。お好み焼き、焼きそばだけでは納得できず、もんじ焼きもオーダーしてしまうのでした。

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注文を済ませたら、店内のベンチに腰掛けのんびり待とう。
初めてに関わらず、フレンドリーなお店の方とコミュニケーションする一時も嬉しい。距離がグッと縮まりました。
店は巴波川沿い「うずま公園」のすぐそば、店の正面には由緒正しい「庚申さま」を祭ったお宮があります。そこからきた店名が「こうしんの店」。
全国各地に数多くの庚申塔がある中、塩が付く庚申様は珍しいと研究者も調査に訪れるという。
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かつては歓楽街。今は昭和の香り漂う街並みはどこか懐かしく、居心地も良い。奥に赤く塗られた鳥居が立っているのわかりますか?

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こうしんの店とほぼ同じ敷地内。金魚湯の愛称で呼ばれているものの、正式名は「玉川の湯」。
創業明治22年、昭和28年に改築以来ずっとそのままの形であり続けている町の銭湯です。

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一枚目の画像にあるとおり、建物裏に高くそびえる煙突、お風呂は現在も昔と変わらず薪で湯を沸かしていると言います。
銭湯だけに料金は控えめ、それでいてこれだけの建物を維持、営業を続けているのはとても立派であると思いました。

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男女別に左右にわかれたガラス戸の入り口、入ってすぐの玄関入り口脇には、木で出来た昔ながらの下駄箱があり‥‥。
重厚な木彫りが施された壁のむこうは、銭湯にかかせない番台があるはず。
浴室の洗い場には、黄色いケロリン桶も並んでいることだろう!?
う~~ん!想像しただけでたまらない、入ってみたかった。


ところで、こうしんの店で買ってきたジャガイモ入り焼きそば、お好み焼き、どちらも300円台~400円台程度。他にイモフライ、ハムカツも購入しました。
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時間が経って焼きたてではなくなってしまったものの、ホクホクとした食感のおイモにタップリのキャベツ。気取りのない濃いめの味付けと・・・懐かしくも心穏かにさせてくれる、リーズナブルな休日のお昼。

※焼きそばもそうだけど、栃木の町を歩いてみる。「金魚湯」のお風呂へも入ってみたくなったでしょう?
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