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那珂川町馬頭広重美術館で、お蕎麦 [ドライブ・栃木県東]

巨大だがつつましい・・・。全容が披露された、東京オリンピックの主会場となる「新国立競技場」から伝わってくる印象は・・・そのように書かれていた。
設計を統括した建築家・隈研吾氏の設計手法との符号との表現方法なのでしょうか。そこで主役を演じるのは古くから日本の住居建築に用いられてきた素材である「木」。「庇(ひさし)」が印象的な外観は、運動施設としてはこれまで例にないものであると思えます。

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同じく隈研吾氏設計による「那珂川町馬頭広重美術館」も同様・・・「広重の芸術と伝統を表現する伝統的で落ち着きのある外観」をコンセプトとして、自然豊かな那珂川町の景観に溶け込むよう・・・ゆったりとした平屋建てに切妻の大屋根を採用・・・周辺に調和をした「和」の雰囲気が印象的な美術館であります。
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美術館全体は、地元産の八溝杉による格子(ルーバー)に包まれ、時間とともに移りゆく光によってさまざまな表情を見せてくれると言う。内装も壁は「烏山和紙」、床は「芦野石」といずれも県内産の材料が使われています。
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しかし、当日の目的はこちら。美術館に併設されたCRAFT&CAFE「JOZO CAFÉ 雪月花」の方でした。
入店前の、最初の印象としては・・・まずメニューが少ない[あせあせ(飛び散る汗)]
カフェだけに飲み物は比較的充実しているものの、お蕎麦以外のご飯ものが「いしがきかりー(ビーフ)」「なすとりかりー(チキン)」の二種類だけなんて、それだけで引くわぁ[バッド(下向き矢印)]

お蕎麦を食べるのだから、とにかく入りましょう。
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松本民芸家具のウインザーチェア、北欧デザインチェアーの代表とも言える「ウェグナー チャイニーズチェア」も置かれていました。
あちこち周囲を眺めながら、お蕎麦を待ちます。

舞茸天もりと迷った末、ゴボウ天のせ蕎麦に。
夫は地元八溝産在来種のそばを使用、そば名人が丹精込めて打った手打ちそば…とのもり蕎麦を。
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小奇麗に盛り付けされて運ばれてきた、それぞれのメニュー。
小鉢の青菜の味も上品、カラリと揚がったゴボウ、ハス、春菊の天ぷらは結構なボリュームあり。柚子の香りの効いたお蕎麦は喉をするするっととおってゆく、細切りで喉越しが良く好きなタイプ♪
夫の方も三つ葉・柚子・とろろ昆布をアクセントに、提供の仕方も中々オサレです[るんるん]
それでも価格が、田舎(失礼!)にしては高いと感じました[バッド(下向き矢印)] 地元の方は、まず食べには入らないでしょう。
コンセプトは・・・土地を感じ 季節を味わい 器を楽しむ・・・ギャラリー&カフェだそう。良いご趣味をお持ちです事(=_=;)
漆器、陶器、ガラス工芸、松本民芸家具…と言った、オーナーの趣味である収集品のギャラリーがメインとの印象を強く持ちました。
こちらは、那珂川町町内にある味噌屋「はるこまや」さんがテナントとして入店、営業されている模様ながら・・・なぜお味噌汁が出ない? お味噌を使ったメニューだって作ろうとしたら、いくらでもあるはず。
那珂川町には美味しいお米、野菜、温泉フグに、清流で捕れる鮎の甘露煮や鰻、湯波工場だってあるのだから、それらを組み合わせたら和定食の提供が十分可能であるのは、素人にも容易に想像出来ます。
土曜日のお昼に私達を含めて客はたったの二組だけ。これでは厨房に二人、ホール二人の人件費さえ危ういのでは?・・・余計なお世話と言われてしまいますが…。
また提供される手打ち蕎麦は、私達も何度も食べに入った〇山〇さんから仕入れていると、この後立ち寄りしたとあるところで伺いました。

※JOZOCAFE/ギャルリ雪月花の年内の営業は、飲食につきましては・・・12月22日(日)まで、物販は同じく27日(金)まで。
12月~翌年4月中旬までは土・日・祝日のみの営業だそう。


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展示物は12月なら当然、「忠臣蔵」ですよね(^_-)-☆  (12月中の記事をアップ中なのです)

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広重美術館は交通の便の悪さが問題かな。「那珂川町馬頭広重美術館」http://www.hiroshige.bato.tochigi.jp/
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駐車場脇のミツマタは、固い蕾のまま冬越しをしそうです。
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