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暑くても、涼しくてもスッキリと♪ [食]

一年で最も暑い、8月です。
しかし雨降りや台風の影響から低めの気温が続いた8月初頭。
その後数日は、普通の暑さが戻ってきたものの・・・またも曇りがちの日が多く。最高気温も30度になるか、ならないかくらいの状態が続いて・・・。
日本列島全体では「猛暑」「酷暑」が続いているようながら・・・。そう聞いても、連日のこの陽気、これから夏本番だなんてピンときません。
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陽が落ちると涼しいくらいであったり、ジメジメとした湿っぽさも感じる。…今年はホントにおかしな夏ですね。

今時の季節に飲む日本茶はあまり美味しくありません。コーヒーは好き、それでも一日に二杯くらい飲めばじゅうぶんかも。
「551逢莱」の肉まんは特に関係ないのですけれど・・・。今代りに飲むのは中国茶なのです。
中国茶は薬ではないものの・・・古くから「薬効」が伝えられていて、元々本来は薬として扱われていたと言います。

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糸を固めたような黒っぽい固まり・・・これ、何?って思われました?
一般的には「茉莉花茶」と呼ばれる茶葉のひとつです。
茉莉花茶はジャスミン茶のこと。ベースとなる緑茶にジャスミン花の香りをつけたお茶は・・・花茶の中では最もポピュラーなもの。
中に菊の花が仕込んであり、お湯を注いでから待つと花のように開く。どちらかと言えば味より見た目で楽しむお茶、 工芸茶です。

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中国ではこのジャスミンの花=茉莉花は切花とし市販され、人々はそれを部屋に飾って香りを楽しむのだそう。。
台湾や中国大陸で広く生産される花茶、ジャスミン茶はそうしたジャスミンの花のエネルギーとの相乗効果から・・・心を癒したり、心身のバランスを整えて安らげる。身も心も健やかにするのでしょう。

台湾の香片茶(かへんちゃ)も、ジャスミンティーのこと。
私などはつい茉莉花茶(まつりかちゃ)と呼んでしまいますが、日本へ渡ってきて「ジャスミンティー」、そして沖縄では「さんぴん茶」と呼ばれているのでした。

中国茶の淹れ方は‥。
1.「置茶」、茶葉を取り出して茶器に移します。
2.「衝泡」、湯を注ぎます。
3.「聞香」、香りを味わいます。
4.「品飲」、飲んで味わいます。
その前にするべき、「熱盞」、熱湯で茶器を温める。…をすると一段と香りがたつのはわかっているものの、面倒だからつい省略してしまう。

中国茶を飲むときに使う器、湯呑みは・・・飲杯(いんはい)と呼ばれるもの。
そして茶壺(チャフー)=専用の急須です。
中国茶は何煎も繰り返すため、飲杯同様に小ぶりのものが多い模様。それは陶器、磁器、ガラスと様々な素材で作られ個性豊かな形状や見た目の良さも魅力[ぴかぴか(新しい)]
私がもっているのは、土から焼いた上の廉価なものだけ。ガラス製の方は普通のティポットなのです。
飲杯も二種類しかありませんが・・・。
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左は、陶器の素地を透かし彫りにして釉を熔塡し半透明の文様を現した「蛍手」。それから土色そのものはご覧のごとく普段使い専用。
中華圏へ旅した経験はないから、どちらも横浜中華街で購入してきたものと思います。それも思い出せないくらいに、むかーしに。
蓋付きの美しい模様の入った茶碗は、茶葉を入れて蓋をずらして直接飲む手法のものです。
台湾、中国を訪問する度毎買い求めて、コレクションをされている方は沢山いらっしゃる事でしょう。


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世界中で愛されているお茶「白桃烏龍極品」は、上質の台湾産烏龍茶に、みずみずしい白桃の香りをつけた・・・人気のあるアイテムです。
やわらかな桃の香りが、烏龍茶本来のさわやかな味わいを引きたてるような気が。それは気分だけのものかもしれないけど[あせあせ(飛び散る汗)] 一煎でも頂くと落ち着きます。


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庭の隅に咲いた芙蓉の花、毎日一輪ずつ咲いて、夕方に落花します。
桜草の鉢から一輪顔を出しているのは、マツバボタン。どちらも目立たない、しかし夏休みに相応しい花ですものね。
個人的には中国も中国人も好みませんけれど・・・お茶は日本人の味覚にも合うように感じられます。
日々の暮らしの中でも、工夫をして・・・蒸し暑さ、日差しの強さからも、疲れた心身がを癒されますように。
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